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越智(伊)
委員 お願いをしておりました時間が縮小されまして、時間がございませんので、まとめて
お尋ねをいたしたいと思いますので、御
答弁を願いたい、かように思います。
まず、先般来いろいろ
議論のございました
電線の問題でございます。この
電線につきましては、五百五十万メートル、五万五千ぱ、これを緊急に放出をしていただいて、六十七円
程度で
末端に渡る、非常にこの英断に
敬意を表するのでございます。
ところが、この百メートルについて二月分あるとかないとかの
議論もありましたが、これは五十ないし六十平米の住宅でございますと、一・六ミリについてはまずまず二月分あるのでございます。ところが、一・六ミリだけでは二月の配線ができない。二ミリであるとか、二・六ミリであるとか、いろいろ大きいも一のを使うのでございます。でございますから、なおこれよりもたくさん要る。したがいまして
電線は、先般のお説にもございましたが、全く焼け石に水でございます。この
電線も、こうした
処置によりまして大体目安の
値段、
相場がきまったのでございます。それまでは百五十円とか二百円とか、いろいろございましたが、まずこの六十五円あるいは七円という
値段がきまったのでございます。これも先ほどの
鋼材と同じで、
メーカーから出ておるものはほぼその
値段で出ておるのでございますけれ
ども、やはり
市中には百円、百五十円というのが出回っておるのでございます。こうした面は、この
ヒヤリングによってぜひひとつ安定した
値段で出回るように御
努力をいただきたい、かように思います。このことについて、
あとでまとめて御
答弁をいただきたい、かように思います。
また
水道の
パイプについてでございます。これも非常に
不足をいたしております。特に十三ミリとか二十ミリ、二十五ミリ、小さいものが
不足をいたしておるのでございます。なぜなれば、このトン数で
価格の建て値をきめておりますので、もちろん
加工賃が小さいほど高いとは思われますけれ
ども、
メーカーではできるだけ大きいものをつくったほうが採算がいいというようなことで、細ものが不自由をいたしておるのでございます。ぜひ今後ともこの
あっせんにつきましては細ものをやる必要がある、かように思うのでございます。
そこで、この
あっせん所の問題でございますけれ
ども、この
あっせんにいささか
実情に即さない面がある、かように私は思うのでございます。と申しますのは、
あっせん要綱を見てみますと、各県で
あっせんをする、こういうことになっておりますが、
県庁所在地の人はいいけれ
ども、遠方の人が
電線一わ、あるいは
水道パイプの百キロを
県庁所在地までいただきにあがる、こういうことになりますと、かえってこのほうが高くなる、かように思うのでございます。私はこうしたものは
工業組合とか
協同組合とか、あるいは
協会とか、そういうところに、県を通じてでけっこうでございますけれ
ども、一括してやる必要があるのでなかろうか、
県庁所在地から百五十キロ、二百キロ離れたところ、ここから
電線一
わ取りに来ますと一日がかり、あるいは離れ島でございますと泊まらないともらえない。こういうことではかえってその
電線が二百円にも二百五十円にもつく、こういうように考えるのでございます。こういった点で、私はぜひ
協同組合、
工業組合、
協会、こういった
団体所属のものには
団体を通じてやらす、まとめて
取引あっせんをする、こういうことにしなければならない、かように思うのでございます。
それから、こうした
資材の
高騰によりまして、特に
公共工事につきましては単価の改定、
スライドというのが行なわれるようになっておるようでございます。この詳しいことにつきましてはまたあらためて
建設委員会でお伺いをいたしたいと思うのでございますが、ただ、こうしたことが行なわれる場合、昨年度のこの
スライドが行なわれたのはほとんどが
直轄工事だけでございます。したがいまして、せっかくの
スライド制がありましても、県、
市町村では行なわれてない。言いかえますと、その恩典に浴したのは
大手業者だけで、
中小業者は行なわれてないというのが
実態でございます。今年度はこういうことをやる場合にはそういうことのないようにひとつ
お願いをいたしたい、かように思うのでございます。
時間がございませんのでまとめて御返事をいただきたいと思いますが、以上申し上げましたように、非常に
物資が
不足をする。そうしていまは金があっても物が買えないという
時代でございます。言いかえますと、金の
時代ではなく物の
時代だ、こういうことでございます。こうしたときに、
最初に申し上げましたように、
けさの
閣僚協議会におきましても、
ピル建築の
繰り延べというようなことを発表いたしておりますが、私は、
ビルももちろんやってもらわなければならないが、それ以前に
官庁の建物あるいは県、
市町村の庁舎、こういったもので、真にやむを得ぬもの以外はこの際
繰り延べすべきではないか、まず
役所からこれをやるべきではないか、
役所をやって、そして民間の
ビル、これも延ばしてもらう、そして
公共工事も、小さいものでなく、新幹線であるとか
高速道路であるとか、こういう大きいものを思い切って
繰り延べをする、こういうことをやるべきでないか、かように思うのでございます。この点につきましては
大臣の御
答弁がいただきたいと思いますが、その他につきましては、各省から来ていただいておりますので、時間がありませんので、それぞれの立場で御
答弁を一括して
お願いいたしたいと思います。