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高田委員 とにかくちゃんと写っておりますし、枚数過多でも何でもありません。たった
一つの
払い下げたという事実だけしか書いてないのです。そういうことでありまして非常に不可解なことである。御答弁でもこれは満足できない。こんなようなことがたくさんあるわけですね。これと関連してさっきの
起訴状のこと、
起訴するときまでそういう配慮をしたのだな、配慮させられたのかなという
感じを持ったから御
質問した。まだそのほかにあるのですよ。ついでだから申し上げるのですが、
住宅公団があの
土地を買ったでしょう。この
公団の監査報告書というものを見ますと、この
土地は適地じゃなかった。住宅政策上不適当だ。不適地ときまったものがわずかの
期間に適地と変わった。たいへん問題のある
土地、こういう
土地は今後は買ってはいけない。ほかに買う
土地がなければしようがないが、十分注意しなければならぬ。今後建設するのに各方面と連絡をとってうまくやらないと、
公団だけではとてもやれないものだというようなことが
指摘されておるのですね。その最後のほうには、これはもうやることがずさんだ、とんでもないことをやったというようなことがあるわけですが、印刷して国会に配付した報告書を半分削除したのです。これはきのう決算で
質問しましたが、国会にまで報告された、公にされた監査報告書を、ぐあいが悪いからといって半分から下、特にぐあいが悪い
部分だけを
あとから消してしまったのです。そういうことまでやるのですから、何としましてもわれわれが疑い、またほかの雑誌なんかでもいろいろなことをいまごろになって問題にされますのも、過去のことだからじゃなくて、現在でも明白にすべきことは明白にしなければ現在の政治が疑われますからね。そういう意味で私はその中の司法に
関係のあることを二つ、いま申し上げたにすぎない。ほかにまだうんとあるのです。似たような、いともふかしぎな、どこかの強力な圧力がなければとてもやれないと思われるようなことがたくさんありますので、あえて法務の専門家の皆さんに二つだけお伺いしたのです。それで押し問答してもしようがありませんから、私が疑惑を持ったという事情を申し上げたわけです。
それからこの機会ですから、これは全然別のことなんでございますが、伺いたいことがございます。それはただいま解散総選挙の前というようなことになっておりまして、各地でいろいろ事前運動めいたこともあるわけですが、私
自身も
関係し、私の選挙区におります荒舩清十郎君、鴨田宗一君も
関係して非常に困っておる問題でございます。これは三年前の衆議院総選挙のときに、その衆議院総選挙の事前六カ月くらいの間並びに告示後選挙の終了するまでの間——これは三年前のことですよ、いまもあるのですが、その前回の選挙の際に、こういう新聞をつくりまして、新聞といってもふだん出ているのではないのですが、新聞に折り込むわけです。こういう新聞大の印刷物を刷りまして、これを日刊紙に折り込むわけです。何十万枚というものを全選挙区に折り込むわけです。これを月に一、二回くらいずつ事前にまき、選挙
期間中も折り込んでまくわけです。前回は主として私に関することが多かったのです。鴨田氏、荒舩氏のこともございました。これはでたらめしごくなんですから連続これを折り込まれた日には何とも処置なしなんです。これはこの間まかれたものです。「荒舩国
会議員自派のため見福汚職をもみ消す」「被害は全市民にかかる」こういう見出しです。こういう見出しをたくさんつけまして、なかなか文章もうまいのです。これは相当なものですよ。この式のものを三年前の選挙のときにはたしか十一回やっております。もう朝、目がさめると、きょうは何か入っていやしないかと思って新聞をあけるのがこわかったですよ。あけてみますと、
高田富之何々を侮辱すとか、
高田富之近日中に自民党にくらがえを決定なんてとんでもないやつを出すのです。それでどうしようもないので、私は出るたびに名誉棄損で告訴に行ったのですが、出るたびにまた出たといって警察に行って調書をとってもらうのでたいへんなんです。それをやったのですが、
検事さんも、犯罪事実は十分あります、
起訴する事実は十分ありますが、
起訴すると選挙が終わって半年もたってから事実じゃなかった事実じゃなかったという反証をあなたはこれから二年も三年もあげながら決着つくまでそんなことばかりやっていなければならぬ。これじゃ
起訴したほうが有利なのか取り下げたほうが有利なのか問題だから、この際、今度やったらやっつけるぞというようなことにしておどかしておいて取り下げたほうがいいだろうということになってしまった。話にならない。ところが、幸か不幸か、彼が三年前に選挙中、これを投票日の四日くらい前に何万枚か何十万枚か印刷したという情報が入ったのです。立ち会い演説のとき、ほかの候補者からどうも君のがたくさん印刷されたらしいぞ、それでたいへんだというので、すぐ県警本部に電話をかけまして、すぐ所轄の本庄署から行ったら、自分のうちに一括して積んであった。
高田富之当選後二年以内に自民党入党を決定すというような、三区選挙民をあざむく破廉恥漢とか何とかというものです。選挙中ですから選挙法違反で逮捕してくれた。二週間入れておいたので選挙が終わりましたから無事助かりましたけれ
ども、不
起訴で釈放された。名誉棄損のほうは半年くらいたって
あとで示談ということになった、こういうわけなんです。今度うんとおどかしてあるからだいじょうぶだということだったんですが、最近また始まりました。最近になりましてからたしか四回くらいだと思います。荒舩氏中心のやつが出たものですから、荒舩氏が名誉棄損でこれを告訴しております。ゆうべ表が鴨田で裏が
高田というやつを熊谷周辺に折り込んで新聞の販売店に一ぱい持ち込んだ。すぐ鴨田さんが警察に電話をかけてくれというので、ゆうべ私は
関係警察署に電話をかけたんですが、鴨田さんももちろん電話をかけた。表が荒舩で裏が
高田というのもある。三代議士をやっつけるというようなのもあるのです。私生活に関すること、それからちょっとしたうわさがあるくらいのやつを、実に文章をうまくつづり合わせまして大悪人のように、たいていいやになるように書いてある。これが出るたびに毎回調書を取りに行って、半年も先にいってまた示談にしなさいでは話にならぬでしょう。こういうものは選挙法上告示後は何か違法文書というので、現行犯ということで逮捕ができるらしいのですが、それでもかまわないでやるのですからどうにもしようがない。これを出しているのは某候補者がふんだんに金を出してくれてやらせているわけなんです。その某候補者にも、呼び出して注意をするからといっておりましたが、その某候補者はまた今度も出ておりまして、盛んにこれをやっている。昨晩も、これが新しいものでまだよく見ていませんけれ
ども、鴨田さんが押えてゆうべ大騒ぎをやったわけですが、こういうのはどうしたらいいものでしょうか。何かうまい方法はないものでしょうか。前にもあったのですが、
起訴事実は十分だといっておったのを取り下げたんですけれ
ども、こういうようなものは何とか考えてもらわなければ困ると思うのです。きょうは
関係の方々がお見えでございますので、皆さんの御見解をぜひ承りたい。