○岩間正男君 とんでもない話ですよ。どういう
議論が行なわれているか、現地をあなたこれはごらんにならないから、そう言っている。狭い範囲ですか。大きくは日本の平和についてこれは論議されているわけですよ。そういう
立場から出られて、しかも、実際はいろいろな圧力が加わっているのは事実です。
自民党の
人たちも、これは最近
国会議員団が
調査されたようですが、これは新聞でも大きな問題になって、きのうも議会で問題になったようでありますけれども、もうあそこの市役所の中庭で集会が持たれた。それが無届けである。市側が警告をしたにもかかわらず、それを無視して、しかもそれには
立川警察の調べによりますと、住吉連合小西組という暴力団員が五十名参加しているそうです。こういう実態、こういう形で市役所の中庭で、一体執務中にこういう何が行なわれていいのかどうか、私はこう
考えますというと、もっと地方自治体というものを尊重して、その
地域住民の意思によってこれを決定しなければならぬでしょう。
理解と信頼によってやるといったって、これじゃ話にならぬ。私は時間の関係からお聞きしますが、こういうやり方をやっておいては、
政治不信というのは、これはもう全くぬぐい去ることはできない。信用しろといったってできないでしょう。
佐藤総理どうですか。こういうことをやっておいて信用しろといったってこれはできないでしょうが。ですから、今後
政府のやることについては、これは国民は非常に不安を持っておる。
立川市民だけじゃありません。こういうような前言をひるがえし、だまし討ちをやるような
政府のやり方、こういうことの中では、たとえばいままで
政府の答弁によりますと、軍国主義の復活はない、それははっきり三つの点から言えるということを
国会でもこれは言ってきました。一つは、徴兵制を復活しない、しかない、海外派兵ばしない、非核三原則、こういうふうに国内外の非難に対して答えてきたわけです。しかし、これは必要があればこういうことを平気でやって、これの撤回もできないでいるような
政府だったら、もう必要があればいつでもこれを、前言をひるがえしてどんどんやっていく、そう言われたってこれは弁解の余地はないと思うんですね。私はそういう点からお聞きしたいんでありますけれども、どうなんですか一体。口先でしないとかするとか、そういうことを言ったって話にならない。問題はそれを実行するかどうかです。いま
政治不信はもうものすごくきわまっている。とてもこれは話にならないと私は思いますが、そういう態勢の中で、何よりも実行によって
——このような不当なやり方でやった
移駐でありますから、私は当然
先遣部隊は撤収する。それからこのような
計画は
市民の
意向に従って、私はこれは廃棄すべきだと、こういうふうに
考えるんですが、この点は
佐藤総理どうお
考えですか。
それから、時間がもうありませんから、もう一つだけ最後に私は申し上げておきたい。
それは、まあ
政治責任の問題です。とにかく四次防の問題、中国の問題、今度の
立川のこのようなだまし討ちの
移駐の問題、そして
沖繩の物資輸送の問題、一つでもほんとうにこれは、
政府が真剣にこの問題と対決して
政治責任を明らかにしたということは、これはあり得ない。何となく中途はんぱな形でうやむやになっているわけです。こういう態勢の中で
佐藤総理は、私ははっきりあなたの
政治責任というものを明確にする必要があると思う。きのうの記者との会談なんかによりますというと、あなたはまあこの
国会が終わるというと退陣されるやにも聞いておるんです。しかしそんなときを言っているんじゃないんです。いまですよ。こんな重大な問題があるときに、せめて最後に野たれ死にみたいな
かっこうで私は退陣すべきでないと思います。