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1972-06-16 第68回国会 衆議院 本会議 第40号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十七年六月十六日(金曜日)     —————————————  議事日程 第三十四号   昭和四十七年六月十六日     午前十時開議  第一 学校教育法等の一部を改正する法律案   (文教委員長提出)     ————————————— ○本日の会議に付した案件  川村継義君の故議員野田武夫君に対する追悼演   説  裁判官訴追委員選挙  公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの   件  公害等調整委員会委員長及び同委員任命につき   同意を求めるの件  公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの   件  日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を   求めるの件  土地鑑定委員会委員任命につき同意を求めるの   件  日程第一 学校教育法等の一部を改正する法律   案(文教委員長提出)  食品衛生法の一部を改正する法律案内閣提   出、参議院送付)  飛鳥地方における歴史的風土及び文化財保存   等に必要な資金に充てるための寄付金つき郵   便葉書等発行特例に関する法律案加藤   常太郎君外十五名提出)  宅地建物取引業法の一部を改正する法律案(建   設委員長提出)  自然環境保全法案内閣提出)  ボリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案  (田中武夫君外十六名提出)  消防法等の一部を改正する法律案内閣提出、   参議院送付)  元満州農産検査所職員に対する恩給法等適用   に関する請願外千四百八十三請願  十六常任委員会懲罰委員会を除く内閣委員会   外十四常任委員会並びに災害対策特別委員会   外七特別委員会において、各委員会から申出   のあった案件について閉会中審査するの件   (議長発議)    午後二時四分開議
  2. 船田中

    議長船田中君) これより会議を開きます。      ————◇—————
  3. 船田中

    議長船田中君) 御報告いたすことがあります。  議員野田武夫君は、去る七日逝去せられました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。  同君に対する弔詞は、議長において去る十二日贈呈いたしました。これを朗読いたします。   〔総員起立〕  衆議院は多年憲法のために尽力しさき外務委員長石炭対策特別委員長の要職につきまた国務大臣の前任にあたられた議員正三位勲一等野田武夫君の長逝を哀悼しつつしんで弔詞をささげます     —————————————  故議員野田武夫君に対する追悼演説
  4. 船田中

    議長船田中君) この際、弔意を表するため、川村継義君から発言を求められております。これを許します。川村継義君。   〔川村継義登壇
  5. 川村継義

    川村継義君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員野田武夫君は、去る六月七日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。  先生は、五月半ば、からだの不調を感じて入院されましたが、病は以外にも重く、治療に専念するのやむなきに至りました。  その後、病状は日を追って快方に向かい、なくなられた当日にも、「もうだいじょうぶだよ」と、お顔に笑みさえ浮かべておられたとのことですが、無情にも病状が急変し、ついに永遠の眠りにつかれたのでありまして、先生の訃報に接した私は、大きな衝撃と深い悲しみに心を打たれたのであります。  私は、ここに諸君の御同意を得まして、議員一同を代表し、つつしんで哀悼ことばを申し述べたいと存じます。(拍手)  野田先生は、明治二十八年二月、熊本県飽託郡天明町にお生まれになり、長じて名門熊本中学を経て早稲田大学法学部に進まれました。在学中、雄弁会新聞学会あるいはアジア学会等学内活動を通じて直接大隈侯の高邁な理想と気概に触れ、若い血を燃やさずにはいなかったのであります。とりわけ、新聞学会発会の際、老侯が、「新聞記者社会の木鐸である。ベンは剣より強し。正義と信念を一堅持して民族の指導者たる自党をもって戦え」と、烈々たる反骨精神を吐露して学生を激励されました。この言に先生は強烈な感銘を受け、そのときすでに新聞記者たらんとする決意を固め、対照十二年、大学卒業とともに、朝日新聞社に入社されました。政治部記者として先生は、持ち前の闘志と俊敏さをもって手腕をふるわれ、気鋭の記者としてつとに名をはせましたが、他面、常に紳士的態度を堅持し、内外の信を集められました。  昭和九年、後の立憲民政党総裁町田忠治氏が商工大臣に就任された際、先生は懇願されてその秘書官となりました。これが、先生が政界に入る契機となったのであります。  昭和十一年二月、第十九回衆議院議員選挙が行なわれるや、当時、「腕の喜三郎」とうたわれた立憲政友会総裁鈴木喜三郎氏の選挙区である神奈川県第二区をあえて選んで立候補されました。選挙民にとって先生は全く未知の存在であり、敗戦を覚悟の上で選挙戦に臨みましたが、言論一筋に訴えるその至情は、選挙民の心をしっかりととらえるところとなり、みごと初当選の栄誉を獲得され、(拍手)ここに青年代議士野田武夫君がはなばなしく登場したのであります。しかしながら、その直後二・二六事件が起こり、以来わが国はかつて見ない変転と多くの困難にあい、議会政治もまたきびしい試練を経てまいりました。  このような困難な情勢の中で、先生予算委員会理事総合計画局参与商工省参与となるなど、議員としての職責をよく果たしてこられました。  わが国に平和が回復するや、先生は大いに志を伸ばそうとされましたが、そのやさき不運にも公職追放の指令を受けて、雌伏を余儀なくされました。しかし、この間にあっても、憂国の至情いよいよ厚く、わが国の過去を顧み、現状を探り、他日を期しておられたのであります。  この長い苦難の時期を経て、昭和三十年には再び本院に復帰されましたが、かねて郷土熊本に対する愛着の人一倍強かった先生は、郷党の熱心なすすめもあって、昭和三十八年の第三十回総選挙からは選挙区を熊本県第一区に移して当選し、今日に及んでおります。  野田先生は、長い風雪に耐え抜いた真の政党政治家であり、気骨の政治家として独自の地歩を築かれ、国政の進展に大きな足跡を残されました。  本院においては、予算外務商工等委員会において活躍され、特に、昭和三十二年及び三十七年には外務委員長にあげられ、また、昭和四十一年には石炭対策特別委員長に就任されましたが、委員長として、党派を越えて公正な立場を堅持し、各党意見を十分に聞き入れ、円満にして充実した審議に心を砕き、よくその重責を果たされたのでありまして、名委員長としてその名を臨めたことは周知のことであります。(拍手)  昭和三十八年には、第二次池田内閣総理府総務長官任命され、引き続き第三次池田内閣にも再任されました。この間、各省庁間における諸問題の調整に当たるとともに、特にオリンピック東京大会の準備に努力され、アジアにおける最初のオリンピックを成功させる上に大きな役割りを果たされました。また、昭和四十三年には、第二次佐藤内閣自治大臣北海道開発庁長官として入閣し、その才幹を遺憾なく発揮されました。  自由民主党においても、総務代議士会長あるいは外交調査会会長となり、党の運営、政策の立案に大きな尽力をいたされました。  特に、野田先生は、中国問題については党内におけるかけがえのない権威者でありました。昭和三十年、超党派からなる中国訪問議員団として訪中し、毛沢東主席周恩来総理会談をして、戦犯釈放、遺骨の送還など諸問題の解決に当たられ、また、昭和三十七年にも、高碕達之助氏を団長とする経済使節団として北京を訪れ、いわゆるLT貿易の開始あるいは新聞記者交換実現に果たされた役割りも特記すべきところであります。(拍手)  そして、昨年七月には、党内に設置された中国問題調査会会長の重職につかれ、わが国の重要な政治課題となった日中国交回復のために日夜奮闘し、十月には日中国交正常化決議野田試案を提示し、党内意見調整に当たるなど、文字どおり生命をかけて尽瘁してこられました。  さきに、北京においてあの歴史的な米中首脳会談が行なわれた面後の二月二十九日、野田先生は、本議場において、自由民主党を代表して質問演説を行ないました。その中で、米中共同声明を高く評価するとともに、日中国交正常化に積極的に取り組むべきことを説き、アジアの平和、ひいては世界の平和のためにぜひともこれが実現を期さなければならないことを、条理を尽くして堂々と述べられましたが、思えば、これが野田代議士の長い政治生活最後を飾る演説となったのであります。  先生が、柔軟な対中姿勢を基調として、ただに党内のみならず、広く国民的合意を得るために献身的な努力を傾注されたことは、高く評価され、いつまでも語り継がれていくものと信ずるのであります。(拍手)  かくて、野田先生は、本院議員に当選すること前後八回、在職二十二年二カ月の長きに及び、その間、国政に尽くされた功績はまことに偉大なものがあります。  思うに、野田先生は体躯こそ小柄でありましたが、豪放らいらくにして、まさに古武士の風格を備えたきっすいの政党政治家でありました。  先生は、小学生時代病弱であったため、御両親は中学への進学を断念させようとされたのでありますが、ついに君のたっての懇願をいれざるを得なくなりました。しかしながら、その君が在学中の五カ年を無欠席で卒業されたのであります。  「天地自から拓く」、これを先生が座右の銘としておられたのは、精神力の偉大さ、とうとさを当時身をもって学び取られたからでありましょう。(拍手)  政治家として、難問に直面するたびに、先生は、「人間は当たって砕けろだよ」と言いながら、敢然として事に当たり、全力を傾注してこれが実現をはかってこられました。しかも、事がなるや、それをみずからの功とせず、謙虚にして、いささかもおごることがなかったのでありまして、これこそ政治家の範とすべきものと信じます。(拍手)  しかし、他面、先生はこまやかな愛情とあたたかい包容力を持った方でありました。子供を集めて柔道大会を開いたり、また野球チームをつくって総監督となるなど、ときに童心に帰り、あるいはまた、好んで若者と談論されていたのでありまして、みずからを「元祖ヤングパワー」と称して、いつまでも衰えぬ若さを誇っておられたのも、この生活実感が言わせたものといえましょう。常に新鮮な感覚と若々しい実行力を持ち続けた野田先生が、永遠青年政治家と評されたのも、けだし当然のことであります。  「中国問題を解決しないで死ねるか」、これは、いままさに生命のともしびの消えようとするその瞬間まで執念を燃やし続けておられた政治家野田武夫先生の悲願でありました。  「日中問題で言いたいことがあるんだ。のどまで出ているんだが出てこない。どうしても出てこない。」これは、病のため意のままにことばにあらわすことができなかった先生が、のどをもどかしそうに押えながらの最後ことばでありました。私は、野田先生政治家としてのきびしさをあらためて思い知らされ、その胸中を察し、痛恨やる方ないものを覚えずにはおられません。七十七歳にしてその生涯を静かに閉じていかれた野田武夫先生最後こそ、真に政治家らしい政治家の終えんであったと申せましょう。  われわれ国会議員は、先生の十分に果たし得なかった志を継いで、必ずや国家国民のために全力を尽くすことをお誓いしたいと存じます。(拍手)  わが国内外の情勢が重大な時期に直面しているこのときにあたり、余人をもってかえることのできない野田武夫先生をいまにわかに失いましたことは、国原国民のため、はかり知れない大きな損失であり、まことに惜しみても余りあるものがあります。(拍手)  ここに、野田君の生前の功績をたたえ、その人となりをしのび、心から御冥福をお祈りして、追悼ことばといたします。(拍手)      ————◇—————  裁判官訴追委員選挙
  6. 船田中

    議長船田中君) 裁判官訴追委員選挙を行ないます。
  7. 藤波孝生

    藤波孝生君 裁判官訴追委員選挙は、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。
  8. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。  議長は、裁判官訴追委員山本弥之助君を指名いたします。      ————◇—————  公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件  公害等調整委員会委員長及び同委員任命につき同意を求めるの件  公安審査委員会委員任命につき同意を求めるの件  日本放送協会経営委員会委員任命につき同意を求めるの件  土地鑑定委員会委員任命につき同意を求めるの件
  10. 船田中

    議長船田中君) おはかりいたします。  内閣から、公正取引委員会委員有賀美和子君を、公害等調整委員会委員長小澤文雄君を、同委員五十嵐義明君、上原達郎君、金津良雄君、田中康民君、藤崎辰夫君及び若林清君を、公安審査委員会委員谷野せつ君を、日本放送協会経営委員会委員伊藤義郎君及び新里善福君を、土地鑑定委員会委員有泉亨君、樺山俊夫君、櫛田光男君、黒澤清君、嶋田久吉君、三澤勝君及び吉野公治君を任命したいので、それぞれ本院の同意を得たいとの申し出があります。  まず、公正取引委員会委員日本放送協会経営委長会委員及び土地鑑定委員会委員任命について申し出のとおり同意を与えるに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも同意を与えるに決しました。  次に、公害等調整委員会委員長及び同委員及び公安審査委員会委員任命について申し出のとおり同意を与えるに賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  12. 船田中

    議長船田中君) 起立多数。よって、いずれも同意を与えるに決しました。      ————◇—————  日程第一 学校教育法等の一部を改正する法   律案文教委員長提出
  13. 船田中

    議長船田中君) 日程第一は、委員長提出の議案でありますから、委員会審査を省略するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。  日程第一、学校教育法等の一部を改正する法律案議題といたします。
  15. 船田中

    議長船田中君) 委員長趣旨弁明を許します。文教委員長丹羽兵助君。   〔丹羽兵助登壇
  16. 丹羽兵助

    丹羽兵助君 ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案について、提案趣旨を御説明申し上げます。  まず第一は、専修学校制度の創設であります。  現行各種学校制度は、その対象内容規模等においてきわめて多様なものを、学校教育に類する教育を行なうものということで、一括して簡略に取り扱っております。  よって、この際、当該教育を行なうもののうち、所定の組織的な教育を行なう施設対象として、新たに専修学校制度を設けようとするものであります。  第二は、私立幼稚園振興であります。  私立幼稚園幼稚園全体の約七割を占め、幼稚園普及発展に大いに貢献しておりますが、そのうち三分の二は宗教法人立個人立であります。これらの中には施設教員組織など教育を行なうための条件が不十分なものがあり、一般財政事情が苦しいために父兄負担が過重になる傾向があります。一方、現行法のたてまえは、公の助成学校法人立のものに限られています。そこでこの際、学校法人以外の者によって設置された私立幼稚園の健全な発達をはかるため、これについても公費による助成措置を講ずることができることとし、あわせて、その学校法人化を促進する必要があります。  次に、法律案内容について申し上げます。  その一は、掌校教育法第一条に掲げる学校以外のもので、職業もしくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上をはかることを目的として所定の組織的な教育を行なう施設は、これを専修学校とし、他の法律に特別の規定があるもの及び外国人学校は除くこととしております。その二は、専修学校には、高等課程専門課程または一般課程を置くこととし、その三は、専修学校の名称、設置等認可設置者等に関する規定を整備しております。その四は、国または地方公共団体助成対象となる学校法人のうちには、当分の間、学校法人立以外の私立幼稚園等設置者を含むものとし、さらに補助金を受ける私立幼稚園等設置者は、補助金を受けた翌年度の四月一日から起算して五年以内に、当該学校が、学校法人立になるように措置するものとしております。その五は、日本私学振興財団貸し付け等対象に、当分の間、学校法人及び民法第三十四条の法人以外の私立幼稚園等設置者を含めることとしております。  最後に、この法律は、公布の日から起算して三カ月を経過した日から施行することとし、この法律施行の際、現に存する各種学校専修学校教育を行なおうとするものは、その設置認可を受けることにより、専修学校となることができることとしております。  本法律案の起草にあたっては、各党意見を十分に尊重しつつ慎重に検討した結果、成案を得ましたので、ここに全会一致をもって文教委員会提案として本法律案提出した次第であります。  何とぞすみやかに御可決くださいますようお願いいたします。(拍手)     —————————————
  17. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。      ————◇—————  食品衛生法の一部を改正する法律案内閣提出参議院送付
  19. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、この際、内閣提出参議院送付食品衛生法の一部を改正する法律案議題となし、委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  20. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  食品衛生法の一部を改正する法律案議題といたします。
  22. 船田中

  23. 森山欽司

    森山欽司君 ただいま議題となりました食品衛生法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、近年、農薬による食品汚染食品添加物安全性等食品に関する多くの問題が提起され、国民の重大な関心事となっている一方、現行食品衛生法によっては、必ずしも十分に対応できない面もあるため、食品安全確保営業者責任の強化、検査制度充実等所要改正を行なおうとするもので、そのおもな内容は、  第一に、安全性に疑念のある食品等につき、販売の禁止等規制を強化し、厚生大臣及び都道府県知事は、それぞれ、営業者が順守すべき措置に関し基準を定める等、営業者責任を強化すること。  第二に、必要に応じ製品検査を受けることを命ずることができる等、検査制度の改善を行なうとともに、新たに指定検査機関制度を設けること。  第三に、食品等に関する表示制度を整備するとともに、広告についても公衆衛生の見地から必要な規制を行ない、かつ、野菜等洗浄剤の規格を定めることのほか、所要規定を整備すること。等であります。  本案は、四月二十八日本委員会に付託となり、本日の委員会において質疑を終了し、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。  なお、本案に対し、附帯決議を付することに決しました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     —————————————
  24. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案委員長報告のとおり可決いたしました。      ————◇—————  飛鳥地方における歴史的風土及び文化財保存等に必要な資金に発てるための寄附金つき郵便葉書等発行特例に関する法律案加藤常太郎君外十五名提出
  26. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、この際、加藤常太郎君外十五名提出飛鳥地方における歴史的風土及び文化財保存等に必要な資金に充てるための寄附金つき郵便葉書等発行特例に関する法律案議題となし、委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  27. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  飛鳥地方における歴史的風土及び文化財保存等に必要な資金に充てるための寄附金つき郵便葉書等発行特例に関する法律案議題といたします。
  29. 船田中

  30. 高橋清一郎

    高橋清一郎君 ただいま議題となりました加藤常太郎君外十五名提出にかかる、飛鳥地方における歴史的風土及び文化財保存等に必要な資金に充てるための寄付金つき郵便葉書等発行特例に関する法律案につきまして、逓信委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案は、飛鳥地方における歴史的風上及び文化財わが国古代の貴重な歴史的文化的遺産であることにかんがみ、その保存等に関する事業の円滑な実施をはかるため、当該事業を行なっている飛鳥保存財団が必要とする資金の一部に充てることを寄附目的として、寄附金つき郵便切手発行することができるようにするものであって、お年玉つき郵便葉書及び寄附金つき郵便葉書等の発売並びに寄附金の処理に関する法律特例を定めるものであります。  なお、この法律は、公布の日から施行することとしております。  本案は、自由民主党日本社会党、公明党及び民社党の四党共同提案にかかるもので、六月十六日当委員会に付託され、同一提出者を代表して小渕恵三君から提案理由説明を聴取した後、水野清君から補足説明があり、質疑、討論もなく、直ちに採決の結果、本案賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     —————————————
  31. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案委員長報告は可決であります。本案委員長報告のとおり決するに賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  32. 船田中

    議長船田中君) 起立多数。よって、本案委員長報告のとおり可決いたしました。      ————◇—————  宅地建物取引業法の一部を改正する法律案建設委員長提出
  33. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、建設委員長提出宅地建物取引業法の一部を改正する法律案は、委員会審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  34. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  宅地建物取引業法の一部を改正する法律案議題といたします。
  36. 船田中

    議長船田中君) 委員長趣旨弁明を許します。建設委員長亀山孝一君。   〔亀山孝一登壇
  37. 亀山孝一

    亀山孝一君 ただいま議題となりました宅地建物取引業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案趣旨を御説明申し上げます。  昨年の第六十五回国会におきまして、宅地建物取引業法の一部改正が行なわれ、マンション分譲等の、いわゆる青田売りに伴う前金の保全措置等が講ぜられたのでありますが、その際、これらの改正規定のみでは複雑な不動産取引における消費者の保護をはかるには不十分であるとして、現行の営業保証金制度等を抜本的に検討し、適切妥当な損害補てん制度のすみやかな確立が強く望まれたのであります。  本案は、以上のような経緯のもとに、できる限り消費者の利益を保護するため、必要な改善措置を講じようとするもので、おもな内容は次のとおりであります。  第一は、営業保証金の額を五倍に引き上げ、主たる事務所については五十万円、その他の事務所については、事務所ごとに二十五万円としております。  第二は、建設大臣が指定する宅地建物取引業保証協会は、消費者の社員に対する苦情の解決、宅地建物取引業の従事者に対する研修及び社員との取引によって生じた消費者の債権に関し、営業保証金相当額の範囲内で弁済する業務を行なうものとし、社員は、改正前の営業保証金相当額の弁済業務保証金分担金を協会に納付することにより、営業保証金の供託を要しないこととしております。  なお、協会は、社員の破産等に備えるための措置として、社員が消費者から受領する支払金、預り金の返還債務について、社員と連帯して保証することができることとしております。  第三は、宅地建物取引業者は、あらかじめ消費者に対し、協会の社員であるかどうか、また支払金、預り金の保証措置等の説明をしなければならないこととしております。  以上が提案趣旨であります。  何とぞすみやかに御可決くださいますようにお願いを申し上げます。(拍手)     —————————————
  38. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。      ————◇—————  自然環境保全法案内閣提出
  40. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、この際、内閣提出、同然環境保全法案を議題となし、委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  41. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  42. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  自然環境保全法案議題といたします。
  43. 船田中

    議長船田中君) 委員長報告を求めます。公害対策並びに環境保全特別委員長田中武夫君。     —————————————   〔報告書本号末尾掲載〕     —————————————   〔田中武夫登壇
  44. 田中武夫

    田中武夫君 ただいま議題となりました内閣提出自然環境保全法案について、公害対策並びに環境保全特別委員会における審査経過並びに結果について御報告申し上げます。  近年における経済の飛躍的拡大等によって、わが国の四季おりおりの良好な環境が、無秩序な開発行為によって随所で破壊され、人間環境の悪化が進行しておりますが、人が健康で文化的な生活を享受するためには、経済や物質的な豊かさのみならず、自然環境を確保することが不可欠であり、本案は、基本理念その他自然環境の保全に関して基本となる事項を定めるとともに、地域の実情に即した自然環境の保全のための措置を講じて、自然環境の適正な保全を総合的に推進しようとするものであります。  その内容について申し上げますと、  第一に、自然環境の保全の基本理念を定めるほか、国、地方公共団体事業者等の責務を明らかにし、さらに、国は、自然環境の保全をはかるための基本方針を定め、総合的な自然環境の保全行政を推進するものといたしております。  第二に、環境庁長官は、人の活動によって影響を受けることなく原生の状態を維持している土地のうち、一定の地域を原生自然環境保全地域として指定するとともに、建築、工作物の設置をはじめ、落枝、落葉の採取行為に至るまで自然環境を破壊するおそれのある行為を原則として禁止し、人為が加えられることによって原生の自然環境が破壊されることのないようきびしく規制するとともに、特に必要のある地域については、その地域への立ち入りについても制限を加えることといたしております。  第三に、環境庁長官は、南山性植生または亜高山性植生やすぐれた天然林が相当部分を占める森林の区域など良好な自然環境を有する地域を自然環境保全地域として指定しますとともに、この地域の自然環境を保全するための規制または施策に関する保全計画を策定し、この保全計画に基づいて、自然環境保全地域内に特別地図または海中特別地区を設け、これらの地区内で行なわれる建築、工作物の設置等一定の行為については、環境庁長官の許可を受けなければならないものとすることといたしております。  第四に、都道府県は、国が指定した自然環境保全地域に準ずる土地の区域で、当該区域の自然環境を保全することが特に必要なものを都道府県自然環境保全地域として指定することができることとし、この地域内においては、国の特別地区、野生動植物保護地区の規制の範囲内で、当該地域の自然環境を保全するために必要な規制を加えることができるものとして、現在多数の道県において制定済みの自然保護条例の法的根拠を明確にすることにより、国及び都道府県が相協力して自然環境の保全を総合的にはかることができるよう措置することといたしております。  次に、本案審査経過について申し上げます。  本案は、去る六月九日本委員会に付討され、同月十三日に大石環境庁長官より提案理由説明を聴取し、以後、慎重に審議を行ないましたが、かくて、本日質疑を終了し、次いで、委員長より、本案に対して、基礎調査の実施、知識の普及及び地方債についての配慮等についての修正案を提出いたしましたが、次いで、採決の結果、本案は修正議決すべきものと決した次第であります。  なお、本案に対し、自由民主党日本社会党、公明党及び民社党の四党共同提案にかかる附帯決議を付するに決しました。  以上、御報告申し上げます。(拍手
  45. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案委員長報告は修正であります。本案委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案委員長報告のとおり決しました。      ————◇—————
  47. 船田中

    議長船田中君) この際、暫時休憩いたします。    午後二時四十三分休憩      ————◇—————    午後十一時四分開議
  48. 船田中

    議長船田中君) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ————◇—————  ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案田中武夫君外十六名提出)           (委員会審査省略要求案件
  49. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、田中武夫君外十六名提出、ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案は、提出者の要求のとおり委員会審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
  50. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  51. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案議題といたします。
  52. 船田中

    議長船田中君) 提出者趣旨弁明を許します。始関伊平君。   〔始関伊平君登壇
  53. 始関伊平

    ○始関伊平君 私は、自由民主党日本社会党、公明党及び民社党を代表しまして、ただいま議題となりましたポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案につき、趣旨弁明を行なわんとするものであります。  まず最初に、決議案の案文を朗読いたします。     ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案   ポリ塩化ビフェニール(PCB)汚染の人体に及ぼす影響は、現在、世界的に重大な問題となっているが、わが国においても政府による諸般の対策にもかかわらず、過去の生産、流通面の実体からみて、さらに被害を受けることが予想されており、国民生活に不安を与えている。   ついては、政府は、次の諸点につき早急に適切な措置を講ずべきである。  一 PCB汚染について実態をは握するとともに汚染機構、人体影響等の解明並びに分析方法、処分方法等の技術開発に努めること。  二 PCBに関する各種基準の設定を行なう必要があるが、その蓄積性等の特性にかんがみ十分な検討をすること。  三 PCBの製造、新規使用を禁止し、例外的使用の際は、完全な回収を義務づけること。  四 使用ずみのPCB及びPCB使用製品は、関係者の責任において極力回収するよう指導するとともに、すでに発生している汚染事態に対し、適切な対策を講ずるよう指導すること。  五 回収されたPCBの処理については、二次公害の防止に十分留意するとともに、専焼炉等の研究、開発、設置に努めること。  六 PCB代替品、PCB類似品、その他人体に影響を及ぼすおそれのある化学物質による製品の使用、販売に際しては、その成分を一般に公開せしめる等その被害の防止を図るための所要措置を講ずること。  七 研究開発にあたっては、プロジェクトチームの設置等広範な分野の研究開発能力の有機的連けいを図るとともに責任体制を明確にし、その総合的な推進を図ること。  八 PCBに類する工業原料に関しても、PCBの人体に対する悪影響が危ぐされている現状にかんがみ、同種被害の発生を未然に防止する等のため、法制化等万全の措置を検討すること。 以上であります。  まず、PCBによる河川、湖沼、海洋及び魚介数等の汚染が進んでいることが各方面から報告されており、PCBの特性にかんがみ、その環境汚染を通じて人の健康に与える影響がいまや重大な問題となってきております。  このような事態に有効に対処するためには、政府が各種の施策を有機的な関連のもとに総合的に実施することが切望され、なかんずく、この決議案に掲げた諸事項については、早急にその具体化を進めることを求めるものであります。  PCBが環境汚染を通じて人体に与える影響については、まだ未解明な点が多いのでありますが、カネミ油症事件の悲惨な事例にかんがみれば、何よりもまず実施すべきことは、その安全性が明らかにならない限り、製造、使用を原則として禁止する措置をとることであり、また、すでに使用されたものにあっても、極力回収の努力が払われるべきであります。政府においては、すでにこれらの措置を逐次とってきたと聞いておりますが、さらにその実施にあたっては万全を期せられんことを要請いたします。  また、PCBが回収されても、これの焼却等処分の段階で大気汚染その他二次的に汚染をもたらすようなことがないよう、処理にあたって適切な措置をとるとともに、PCBを含む故紙の專焼炉の開発とその設置を促進することが必要であり、これらの措置についても格段の努力を求めるものであります。  また、このPCB汚染問題の困難さは、その汚染のメカニズムや人体影響について未解明な点が多く、しかも、汚染の分析方法や処分方法すら未確立であることであり、PCB汚染防止対策を有効に実施するためには、一日も早くこれらの研究開発を進めることが切望されます。  以上の研究開発にあたって、プロジェクトチームの設置等、広範な分野の研究開発の有機的連携をはかるとともに、責任体制を明確にし、その総合的な推進をはかることが必要であります。  そして、これらの総合的な研究開発の成果をも踏まえつつ、排水基準の設定、食品安全基準の設定を進めることにより、汚染による被害を未然に防止することが肝要であり、政府においては早急にその検討を進められることを求めます。  次に、このようなPCB汚染問題は、PCB以外にも、新しい製品の実用化に伴い、このような問題を再び起こすおそれなしとしないという警告として受けとめるべきものと考えます。  したがって、PCBの製造、使用の中止に伴って開発されるPCB代替品、PCB類似品、その他人体に影響を及ぼすおそれのある化学物質については、人体影響について十分な分析を行なうとともに、これらの製品の使用、販売に際しては、その成分を一般に公開せしめる等、その被害の防止をはかるための所要の指貫を講ずることとすべきであります。さらに、PCBに類する残留性、蓄積性の高い工業原料については、同様の問題が生じ得ない保証はないので、PCB問題のような事態を再び引き起こすことのないよう、未然防止措置について、法制化も含め、検討を進めるべきであります。  政府においては、これらの諸点について伊急にその具体化をはかるよう要請いたします。  何とぞ全員の御賛同をお願い申し上げまして、提案趣旨説明にかえます。(拍手)     —————————————
  54. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  55. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。  この際、大石国務大臣から発言を求められております。これを許します。国務大臣大石武一君。   〔国務大臣大石武一君登壇
  56. 大石武一

    ○国務大臣(大石武一君) ただいまPCB汚染対策の決議がございました。政府といたしましても、その決議の御趣旨を十分に尊重して、全力をあげてPCB汚染対策に取り組みまして、早急に成果をあげてまいる決意でございます。(拍手)      ————◇—————  消防法等の一部を改正する法律案内閣提出、   参議院送付
  57. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、この際、内閣提出参議院送付消防法等の一部を改正する法律案議題となし、委員長報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
  58. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  59. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  消防法等の一部を改正する法律案議題といたします。
  60. 船田中

    議長船田中君) 委員長報告を求めます。地方行政委員長大野市郎君。     —————————————   〔報告書本号末尾掲載〕     —————————————   〔大野市郎君登壇
  61. 大野市郎

    ○大野市郎君 ただいま議題となりました消防法等の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審査経過及び結果を御報告申し上げます。  本案は、  第一に、旅館、ホテル等における防炎物品の普及をはかるため、防炎性能を有するカーテンなどを防炎物品として販売する際等には、その旨を表示することを義務づけることとし、もって防火規制のより一そうの徹底を期そうとするものであります。  なお、防炎規制制度の施行の際、すなわち、昭和四十四年四月一日、現に使用されている物品には適用しないこととされておりましたのを、今回改めて、これらの物品に対しても、昭和四十八年七月一日から全面的に防炎規制を適用することとしております。  第二に、公務上の災害を受けた非常勤消防団員等の生活の安定と福祉のより一そうの向上をはかるため、非常勤の消防団員及び水防団員について福祉施設制度を創設し、消防団員等公務災害補償等共済基金が、市町村または水害予防組合にかわって福祉施設を実施することとしております。  本案は、参議院先議でありまして、四月二十四日本委員会に付託され、六月六日渡海自治大臣より提案理由説明を聴取し、以来、本案はもとより、消防行政全般にわたって慎重に審査を行ないました。  本日質疑を終了し、討論の申し出もなく、採決を行ないましたところ、本案全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、本案に対し、自由民主党日本社会党、公明党及び民社党の四党共同提案により、消防体制の近代化と消防力の充実強化を趣旨とする附帯決議を付することに決しました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     —————————————
  62. 船田中

    議長船田中君) 採決いたします。  本案委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  63. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、本案委員長報告のとおり可決いたしました。      ————◇—————  元満州農産物検査所職員に対する恩給法等適用に関する請願外千四百八十三請願
  64. 藤波孝生

    藤波孝生君 議事日程追加緊急動議提出いたします。  すなわち、この際、本日委員会審査を終了した元満州農産物検査所職員に対する恩給法等適用に関する請願外千四百八十三請願を一括して議題となし、その審議を進められんことを望みます。
  65. 船田中

    議長船田中君) 藤波孝生君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  66. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。  元満州農産物検査所職員に対する恩給法等適用に関する請願外千四百八十三請願を一挿して議題といたします。     —————————————   〔報告書会議録追録に掲載〕     —————————————
  67. 船田中

    議長船田中君) これより採決に入ります。  まず、世界連邦建設に関する請願、及び北方領土復帰実現に関する請願の二請願委員長報告を省略して採択するに賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  68. 船田中

    議長船田中君) 起立多数。よって、さよう決定いたしました。  次に、ただいま採択いたしました請願を除く他の千四百八十二請願委員長報告を省略して採択するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  69. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。      ————◇—————  委員会の閉会中審査に関する件
  70. 船田中

    議長船田中君) おはかりいたします。  十六常任委員会中、懲罰委員会を除く内閣委員会外十四常任委員会並びに災害対策特別委員会外七特別委員会から、閉会中審査いたしたいとの申し出があります。
  71. 船田中

    議長船田中君) 各委員会から申し出のあった案件中、まず、内閣委員会申し出に係る行政管理庁設置法等の一部を改正する法律案、労働省設置法の一部を改正する法律案、及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案は、同委員会において閉会中審査するに賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  72. 船田中

    議長船田中君) 起立多数。よって、さよう決定いたしました。  次に、大蔵委員会申し出に係る国際経済環境の改善に資するための乗用自動車に対する物品税の特例に関する法律案は、同委員会において閉会中審査するに賛成諸君起立を求めます。   〔賛成者起立
  73. 船田中

    議長船田中君) 起立多数。よって、さよう決定いたしました。  次に、ただいま閉会中審査するに決定いたしました案件を除く他の案件について、各委員会において申し出のとおり閉会中審査するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  74. 船田中

    議長船田中君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。      ————◇—————
  75. 船田中

    議長船田中君) 諸君、第六十八回国会は本日をもって終了いたします。  今国会が昨年十二月二十九日に召集されて以来の長期間にわたる諸君の御労苦に対して敬意を表するとともに、議長に寄せられた御協力に感謝の意を表する次第であります。  諸君におかれては、御自愛の上、一そう御活躍あらんことを切望してやみません。(拍手)      ————◇—————
  76. 船田中

    議長船田中君) これにて散会いたします。    午後十一時二十一分散会      ————◇—————  出席国務大臣         法 務 大 臣 前尾繁三郎君         文 部 大 臣 高見 三郎君         厚 生 大 臣 斎藤  昇君         郵 政 大 臣 廣瀬 正雄君         建 設 大 臣 西村 英一君         自 治 大 臣 渡海元三郎君         国 務 大 臣 大石 武一君         国 務 大 臣 山中 貞則君      ————◇—————