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大出委員 私は、冒頭にいろいろな
意見が錯綜しまして、つまりいろいろな
情報が過多でございまして、私の頭も混乱をいたしまして、したがって、私が調べた調査諸元を井出郵政
大臣なる
コンピューターにお入れいただいて、インプットしていただいて
お答えをいただきたかったわけですけれども、
コンピューターが逆に回りまして、非常に短時日の間にというわけで、どうもえらい答えが出てきたなという感じになったわけであります。ここで出されている
法案というものは、この
委員会で審議をされて結着をつける性格のものでありますから、問題点を指摘するにとどめますけれども、これはいま
大臣自身がその方面にそうごたんのうだとは思えない今日的な事情の中で、いま
お答えになったのは、私は非常に危険な答弁だという気がするのです。しかし、答弁はそういう
お答えだから、時間の関係もございますから承っておきます。
そこで、どうも
庄司さんばかり引き合いに出して申しわけないのだが、気になるから、私の目に入ったものだけは処理させていただくことをお許しいただきたいのだが、そこでこのあと述べておられるのはごもっともな御
意見なんですね。つまり電気通信全般の秩序の問題が
一つあるというわけですね。
データ通信というものを
回線開放まで考えておやりになろうとするならば、よほどそこは考えなければならぬ。全体の秩序、それは私もそう思います。ひとつ間違うと
——これは有線テレビなんかもやがて
データとつながってくる。
アメリカもそうだから、そうなると思いますが、そうなると、よくいわれるマスコミなるものと
公衆電気通信というものとの区別は、私はつかなくなってしまうと思うのですよ、いまの
公社のこの出されているものの
考え方でおいでになりますと。ただ、冒頭に私が基本
原則を聞きたい、基本政策を聞きたい、こう申し上げたのは、あとでこの
法律に触れて言いますけれども、どっちにウエートがあるかということがはっきりしていないと、この中で政令だ、
大臣の認可だ、云々だといって、表に出るものがわからないから私はそういう
言い方をしているのですが、ウエートが私の頭の中にあるような形で置かれているならば、この中に書かれているものは
それなりに読み取れるのですが、
法律というのはそういうものですから、運用ですから、実はそれで前置きをしたわけであります。
そこで、もちろんこれはプライバシーのほうの問題、法制的な検討が必要だということを述べられたあとで、つまり私の気持ちとしては、
公社がやるからには国家的あるいは公共的で、
日本の社会の進歩につながるものに限ったやり方が必要なんだという趣旨のものを言っておられるわけであります。そしてそれは最後に具体的にあげておられる。ここにありますのは都市の再開発、あるいは海洋開発、あるいは宇宙開発、PPBS、公害などにはソフトウエアの膨大な開発が必要である、こういっておられる。これも御指摘のとおり。だとすると、次の問題に移りますけれども、
総裁に八
原則を申し上げたらポイントが八つあってと、そうおっしゃられましたから、
原則という点は抜いてもけっこうです。けっこうですが、かつて
総裁が八つおあげになったもの、これを見ますとここのところがわからないのです。私もさっき
データバンクというものはどんなものかと思って、
中身の詳しいことまではわかりませんけれども、「
データバンク入門」などというしちめんどうくさいものを読んでみた。大体のことはわかりました。わかった上で申し上げておるのですが、おっしゃっておる内容は、
公社は
データバンクのような営利的
色彩の濃い
サービスはなるべくやらない、こうおっしゃっておるので、この表現からすると、
データバンクのような営利的
色彩の濃い
サービスと、こうおっしゃっておりますね。私もいわゆるバンクをさしてものを言っておるわけではないのだけれども、つまりあとのほうだけでもいいのですが、営利的
色彩の濃いもの、これはやらない、こういうふうにきちっとおきめになるなら、そうしていただきたい。
そうすると何が残るかというと、
庄司さんのおっしゃっておるところに帰る。全国的な
ネットワークを必要とするもの、つまりそういう
意味での公共的なもの、それを
重点的にやっていくのだ、そっちのほうを指向するのだ、そうなってくると、さっきここで
庄司さんがお述べになっておるとおりになる。つまり私の気持ちとしては、
庄司さんの当時のお気持ち、いまそうであってもなくてもそれは問いません、責任も追及いたしません、正しいと思いますから。
公社がやるからには国家的、あるいは公共的で、
日本の社会進歩につながるものをやるべきだと思います、こうお述べになって、さて具体的には例をあげれば都市再開発であるとか、あるいは海洋開発であるとか、宇宙開発、PPBS、公害など、これにはたいへん膨大なソフトウエアの開発が必要になる、こうおっしゃっておる。だからそちらのほうを指向するのだというならば、そのように
総裁がお述べになった八つのポイントの中で、そっちのほうを向いていきたいのだ、それが大
原則であるならば、そういうふうにお述べをいただきたいと思いますので、それでさっき
二つ目の
質問を申し上げた。ここらあたりいかがでございますか、これは
総裁から承るのが筋だと思いますが。