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高橋雄之助君 そのことは私承知しておるわけです。承知しておるわけでございますが、それはそのもとをただせば、いま
説明があったとおりで、この農作物がきわめて安い状態に置かれるから米に移行せざるを得ないということを言っているのですが、これを単にここで出されても困る、こういう
意味でございますので、それを強く不満として私はこの文句を指摘するものでございます。
それから次にもいろいろと書かれてございますが、この
諮問を見ますと、従来と違って非常に、まあこういう状態である、しかしながら
農民の
協力、団体の
協力によって百五十万トン云々と書いて、非常に初めと
あととの関係がちぐはぐになっているわけですね、これは。ですから、どうもこの
内容から考えますると、この
諮問の全体というものは一貫していない。いかにもこちらではこうするのだ、こちらではたいへんお世話になったから云々と書いてありますが、たいへんこれは私
どもこの
内容を見まして、これは非常にちぐはぐであるという感じを強くするものでございます。
そこで昨年の秋から、いわゆる、いかにしてこの過剰状態を解消するかという問題等々については、御承知のような経過をたどっておるわけでございます。そこで長谷川
農林大臣当時から、百五十万トン以上のいわゆる
生産調整をしてもらいたいということで、ずいぶん
農業団体あるいはまた地方公共団体それぞれのほうに要請がされました。その経過も承知でございますので、いまさら
内容を申し上げる必要はありません。続いて
倉石農林大臣が
あとを引き継がれて新
大臣になられたわけで、非常に特に食管制度を堅持するためにも、あるいはまた
過剰米の処置をするためにもぜひともお願いしたい、こういうことでいろいろ問題がありましたが、
生産調整に対するところの助成金、その他も不満足ながらも予算であのようにきめられたわけでございまして、これは
農民諸君については、非常に大きなショックでございます。
わが国歴史始まって以来のできごとでございますので、これは非常にショックでございましたが、しかし食管制度は、これは更改するのだというような、お互いの認識の上に立ってやはりこれは
協力せざるを得ないのじゃないかという最終的結論に対して、今日のような状態でございます。ただいまも資料をいただきましたところが、いわゆる予定といたしましては、二十三万六千ヘクタールということでございましたが、結果としては、今日
数字にあらわれているのは三十二万八千ヘクタールであるということで、これは一二八になるのか、一三五になるのかちょっと
数字を調べておりませんが、そういうような状態に今日あるわけです。そういうような状態でございまして、
大臣、あるいはその他の関係の方々が非常な努力もされましたし、われわれもやむを得ざる事情としてこれに呼応してきたわけでございます。ところが一方では一二八、あるいは一三五%まで進んでまいっておりますが、先ほど
大臣ちょっとお話がありましたけれ
ども、その百五十万トン以上という中における予算
措置、その他のいろいろな問題の中で、五十万トンは
政府の
責任において先行取得、あるいは公共団体、あるいは場合によっては個人にもひとつ取得してもらおうじゃないか、十一万八千ヘクタールを、いわゆるその
責任において遂行しよう、こういうことになっておったのでございますが、再三再四関係省のほうの担当者に
お尋ねしても、なかなか明確な自信のあるお話がないわけでございます。したがって一昨日は
大臣も、申し上げるまでもなく関係閣僚協議会があったわけでありますが、その
内容につきまして、もっとはっきりお知らせをひとつ願いたいと思います。