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華山委員 心配は、私もあっては困ると思いますけれ
ども、実態を見ますと、農家等におきましては、
飼料は相当多量に買いまして、われわれの食卓にある米とは違うわけですね。相当大量に置いてある。そして、それがまた、決して貯蔵が完全なものと私思われません。そういうふうなところで万一のことがあって、急速にこういうふうな
カビが出るようなことがあってはいけない、こういうふうに思うのでございますから、その点につきまして、いま慎重に
厚生省等ともお
話し合いだということでございますので、
お願いをいたしたい。私は国
会議員でございますから、これらのものが売れ残って、財政上の負担を増していくというようなことについても
心配ですし、それから、こんなことを言うとおかしいですけれ
ども、私の選挙区は米の県でございますから、
華山があんなことを言ったために米が売れなくなっちゃって、
倉庫の中にいつまでもいつまでも米があって困るということを農民が言いかねないかもしれません。私はそういうふうなことで言っているのではなくて、万一のことが起きるといけない。それにつきまして、学者もああいう説を言っているわけです。それから、いまおっしゃった研究におきましても、至るところにこのばい菌はあるんだということを言っているわけです。それから、この
試験の結果を見ましても、類似の螢光
物質は出ている、こういう結果も出ているわけでございますから、ひとつ、この点は慎重にお
考えを願いたい。
それから、私がさらに
心配いたすことは、外国に行く場合につきまして、この研究にも書いてありますけれ
ども、この
カビは熱帯を中心として多いと書いてある、また、この実験の結果を見ましても、多湿のもの、湿気を与えた場合におきましては、螢光
物質につきましては
発生が多いというふうな実験の結果が出ているわけであります。これらを
考えますと、国際的の
関係もありますから、私は、外国にこの米を持っていったときに万一のことがあってはたいへんだというように思っておるわけであります。それで、外国に行く場合には、船倉にも積まれますし、その管理も、
政府の
倉庫にあるときとは違うと私は思うのです。それから、おろしたあとにつきましても、日本のように食卓に行く
期間が短いというわけにはいかないだろうと思う。そう言っては何ですけれ
ども、えてして、これらの地方におきましてはクレームがつきやすい。この問題は、クレームが単なる商業上の損害であるということにはとどまらないと思う。
こういうふうなことを
考えますと、私はこれは非常に慎重に扱わなければならない問題だと思うのでありますが、外国に
輸出される場合に、船があちらに着いてからの管理ということにつきましては、どういうふうに御
処置をなさるおつもりですか。