○吉田(賢)
委員 抜本的に、食管会計のあり方につきまして、これは当然財政審議会の問題かとも思いますけれ
ども、
大蔵省といたしましても、これはやはり毎年取り組んでいくという姿勢をくずしたらいかぬ、そう思います。
いずれにいたしましても、結論的に赤字累増を毎年繰り返しておる。これは、国民がこういう
状況を知りましたら、あ然としますよ。ですから、そういう点から考えてみまして、
大蔵省はこの点についてはもっと積極的な姿勢がなければいかぬと思います。そう考えております。これは私は福田さんにも前に言ったことなんですけれ
ども、いつのことでしたか、おととしでしたか、四月現在で国庫余裕金はゼロに近い悪い
状態であったということをちょっと聞きましたが、そんなことはめったにないことでしょう。めったにないことだと思います。その辺はしかるべく国庫余裕金の操作をされるように、ひとつ政務次官よく御相談なさって、こういう面は、
国会ごとに
改善されたというあとをひとつ報告されるようにしてもらいたいと思います。われわれにいたしましても、別に百姓でもなければ、また運送屋でもなければ、証券を持っているものでも何でもないわけだ。しかし、
国会の立場から考えまして、財政監督の見地から見まして、こういうふうに中間
経費がだんだん累増していくということは憂慮にたえませんので、そういう点、強く訴えますので、ひとつよく御考慮をしかるべくお願いします。どうぞよろしく願います。
それから、
予備費の点には若干縁が薄いのですけれ
ども、この機会でありますので、はっきりしておかなければいかぬ問題でありますが、
予備費に当然関連してきますので、例の古米、古古米の処理の問題なんですが、これは同僚
委員からも本日御
質問があったと思うのでありますけれ
ども、私は主として経験談から帰納いたしまして
質疑しておるわけでございますけれ
ども、あちらこちらの酪農家、養鶏家等に聞いてみますと、余った米は乳牛に食わす、豚に食わす、あるいは鶏に食わすというようなことは、いずれも脂肪過多のために結果がよくない、だれに聞いてもそう言うのです。これは経験論が
通常で、厳密な調査研究の結論を私は言うているのじゃないのでありますが、どこを聞いて回ってもそうなんですね。脂肪過多の結果、いずれも喜ばれない、こういうのでございますが、そういう面、あるいはまた、有害ということになりますと若干疑問がありますけれ
ども、少なくとも脂肪の点だけは、私はどうも経験は無視できない、こう思うのですが、かねて在庫米、余剰米の処理についてはいろいろと方針も立っておると思うのでございますけれ
ども、余剰米をどういうふうに処理するのか、また、酪農や養鶏などの方面へえさに使おうとするのかどうか、人間が食っても支障があるのかないのか、そこいらについて、科学的な検討も遂げられておると思うのですが、処理方針、それから、そういう方面の
関係をひとつこの機会に明らかにしておいてもらいたいと思います。