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松本(善)
委員 日本共産党を代表いたしまして、
反対の
討論をいたします。
第一は、このような重要な
法案審議がこういう形でそそくさとやられるということは、議会制民主主義の根本的な否定であります。第六十一
国会において、この点については各党ともこのようなやり方はいけないということをはっきり言ったにもかかわらず、再びこの
国会においてこのような事態が起こったということについて、私
どもは絶対に
反対であります。
国会を否定するやり方であるということを強調したいと思います。
第二に、この
公務員給与の実態は、先ほ
ども大臣自身が健康で文化的な
生活はできないという
趣旨の答えをしたように、また
裁判所はこれについて答えをしなかったようにきわめて低いもので、公務員の要求にももちろん応じてないもの、しかもこの要求に応じてない
人事院勧告すら
完全実施をしない、このようなやり方には絶対に
反対であります。
第三に、この
給与の体系が上厚下薄である。上に厚く下に薄い。これはもう極端なものである。下では魚を食うことすらめったにできないという
状態になっておる、そういう事態をわれわれは絶対に許すわけにいかない。
第四は、特に
裁判所がこの問題について労働
組合の運動を押えておる。
プレートをつけることすら禁止しておるという態度をとりながら、一方では二重
予算の権利も
行使しない。こういうことで労働者の団給権、諸権利を圧迫し、そうしてみずからのなすべきこともやっていない。こういうような態度で公務員の
給与がきめられることには私
どもは絶対に
反対であります。
以上四点をあげまして、
反対の
理由といたします。