○遠藤説明員 お答え申し上げます。
二百二十五億につきましては、今
年度の米価決定の経緯の際にそういうものを補助金として出すということはさまったわけでございますが、何ぶんにもまだ財源
措置が、どこから金が出るということがまだはっきりきまっておりませんために、やり方等につきましては相当詰めておりますけれ
ども、確実に何月何日に出ずということは、まだ申し上げられない
状態でございます。極力急いで――その要綱は大体できておりますので、
予算措置がきまりますればすぐに出せるようにということで、ただいま各県に対しまして調査を依頼いたしております。
これは何ぶんにも、過去三年間の
政府売り渡し実績に応じまして補助金を配分するということになりますものですから、個人別の三年間の実績を全部計算しなければなりませんのと、それからもう
一つは、災害等で収獲が非常に下がっている年につきましては、それを除くとか補正をするとかという問題がございます。それからもう
一つ、
政府に売り渡していないものでも種もみとして国が認めているものがございます。そういうものを加算いたしましたり、個人別のそういう集計がございますので、なかなか簡単にいかないのでありますが、それはもうすでに着手いたしておりまして、
食糧庁の出先と市町村とが協力いたしまして、個人別のリストをつくっております。
出します金につきましては、われわれのほうとしては県を通じ市町村に流しまして、そこから農協を通すかあるいは個人に行くかわかりませんが、それは市町村の
考え方になるわけでございますが、肥料なり農薬なり機械なり、そういったような四十四年の米
生産に資したものにつきましての経費を払うというかつこうになっております。
大体の金額、これも数字がはっきりつかめておりませんので、大体のことしか申し上げられませんが、
政府売り渡し一俵当たりにつきまして約百四十円をこえるだろうということはわかっておりますけれ
ども、その辺のあとの端数が幾らになるかということは、まだちょっとわかっておりません。できれば早く出したいのでございますけれ
ども、
予算の財源がきまりませんものですから、いまのところで安全なことを申し上げれば、
年度内ということ以外には申し上げられない
状態で、申しわけないと思っております。