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堀委員 そこで、
収入はそういうことで、ことしの百二十億円というのは、昨年の十一月でありますか、私、商工
委員会で論議をいたしましたときに、大体、少なくとも百十五億円の
増収にはなるだろうとあの時点で申し上げておりましたのが、おおむね私の予測どおりになってまいったのであります。
そこでもう
一つ、少し
試算をして興味がありましたのが、一加入当たりの建設費というものは
一体どういう形で動いているのだろうかというのを、これはどういう取り方がいいのかわかりませんが、私は、サービス工程と基礎工程の
費用を合計いたしましたもので一加入当たりの単価を出してみたのでありますが、四十年は二十七万二千三百三十円、四十一年、二十八万四千六十七円、四十二年、二十七万五千二百十四円、四十三年、二十七万六十円、四十四年の予算では、これはみな予算
ベースでありますが、四十四年、二十六万四千二百五十九円と、何だか少しずつ下がってきておる。四十一年が非常にピークになりまして、それから一加入当たりの単価が下がってきておる。どうも局や何かがかなりできてしまってきたし、いろいろしておるからそうなっておるのかなという
感じがするのですが、そういうふうに
施設当たりの単価が下がってくる、
収入のほうはやや上がっていくということになれば、これで、ことしの場合でも、実は四月、五月、六月というところは、全体の
収入状態としてみるとやや低目に出る時期の
感じがございますね。私はいまの百十五億を推計しましたのも、上期、下期の
収入比率をとってみて、大体下期が五%増になるという推計でやった数だけでございますけれども、そこらもありますので、私はこれらの
設備の一加入当たりのそういうサービス工程、基礎工程の
費用の逓減の
状態、
収入の増加の
状態等から見ると、
郵政大臣、来年はおおむね、あまり何にもしなくても処置ができるのではないか、四十五年はですね。ただ私は、電信の中では、すでに高橋調査会でも指摘をされておりますけれども、たとえば慶弔電報であるとかあるいは市内の同文電報であるとか、まことに、私どもどう考えてみても異常に安いといいますか、もう少し
負担をしていただくのがしかるべきであろうというようなものもありますから、電信の場合も、まず値上げという問題の前に、一ぺん今度のような
合理化ですね、だれもが納得をするような
合理化案ぐらいを行なうことによってでも問題は解消できるのではないか。あるいは、これはひとつ資料として少しちょうだいをしたいと思いますのは、加入電信の分析を少し私どもやらしていただきたいという気がいたします。それから専用回線の分析、これをひとつことしの概算要求をお出しになるまでに、
原価計算等を含めまして、使用頻度の
状態——専用線ということになれば、ずいぶん大量のものが実はここでは送られておるのではないだろうか。一加入当たりというものはきわめて安い
費用になるのではないだろうか。私もよくわかりません。まあ、
感じでございます。ですから、そういう問題について私どもも少し検討をさしていただいて、そうして、もし著しく不均衡であるならば、これもやはり値上げの前に、今度の
お話の
適正化のような
意味での
合理化をまずやるべき
一つのテーマではないのだろうか、こういうふうな
感じがいたしますので、そういう点を先に十分洗った上で次の問題に入っていただく、
設備料とかその他の問題に入っていただくということのほうが、私は、
国民の側としては適切なのではないだろうか、こういう
感じがいたすのでありますが、前段のほうの加入電信と専用料ですね。こういう問題についての少し詳しい資料をちょうだいをしたい。
皆さんのほうになければ、少し
原価計算を含めて御検討をすみやかにしておいていただきたい点については、
公社はどうか。先にそれをちょっと
お答えいただきたいと思います。