○浅井
委員 だから安いんですよ。だから占用料はこんなべらぼうに安いんじゃないですか。先ほど河川
局長も洪水等があるからと言った。無条件で撤去してもらうという条件があるから、社会情勢から考えてみてべらぼうなこんな安い値段であるんじゃないですか。だからこれは問題になっている。かつて「河川敷地は
国有財産であり且つ公共の用に供すべき行政財産であるにかかわらず、従来の河川敷地の管理状況は、最近の社会経済情勢にてらし、極めて遺憾な実情にある。即ち、多摩川、荒川、江戸川等の河川敷地は、多数のゴルフ場、自動車練習場等の尨大な資本投下を伴う営利企業に使用され、占用期間及び取消処分に伴う補償の有無等の許可条件も不明確のまま、極めて低額の占用料で使用されて来た。」こういう決議文になっているじゃないですか。普通一般の高い借地料を払って営業をやっている利権だとかあるいは
借地権だとかいうものとこれは違うのですよ。特殊地域じゃないですか。だから安いんですよ。いまあなたお答えになった、公団の方でありますけれ
ども、べらぼうな、坪が十円だとか五十円で年間貸してくれる
土地がどこかにありますか、東京都のそばに。ないじゃないですか。だから問題になって、それは改めようということになったのです。ところが、四十年から四十四年になって、いま四年間たちましたけれ
ども、少しも実情は改善されていないじゃないかと私は指摘しているのです。
日本道路公団については、このときに問題になったのは玉川ゴルフコースのいわゆる補償額です。四千何百万やはり補償しておるんだ。きょう取り上げたのは荒川です。これらの事実に対して、むだに血税が使われておるということで指摘をされて、それでは改めましょうということで決議案ができて建設省もその姿勢になった。ところが四年たった今日、何にも変わっていない。だから問題だと私はここで取り上げているんじゃないですか。のらりくらりのらりくらりとあなた方はおっしゃっているけれ
ども、事実はそのような奇々怪々なものがそのままこれだけ国会のこの
委員会で指摘されて、大きな問題になって新聞にも取り上げられた問題がいまだに改善されていないという事実なんです。都民は広場を求めています。いこいの場を求めています。それを求めてないかのような、公園の計画だとか総合計画だとか、河川管理者のいわゆる範囲ではないとか、そういうずうずうしい考え方でおるから改善ができないのですよ。これは一部の利権屋です。安い金額で借りた
土地で多くの収入があるような一部の特定業者であり、そしてその利権屋ですよ。
国有財産に巣くう利権屋ですよ。それをあなた方はおおように見守っておる。いわゆる国民に対して還元をしようとしない。都民に開放しようとしない。その中途はんぱな姿勢がこのような結果になって四年間も放置されてきておる。これを私はいま言っているのです。
道路公団もその
施設に対してはもっともっと反省をしてもらわなければならぬ。いわゆる不当な使用と同じです。ですから私はそのことを取り上げているのです。これは厳重に私は指摘をしておきます。公明党としては河川の総点検を行なって、もっとあなた方がやってきたいろんなことについての実情を私は詳細に
調査して、この次の決算
委員会で臨時国会のときに取り上げます。あまり詳しくここで時間がありませんから言いません。
次の問題に移ります。
総理府にお伺いしたいのですけれ
ども、ことしも公務員の給与改定について人事院の勧告がございましたけれ
ども、これについて、総理府としての考え方は現在どうなっていましょうか。