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池田(禎)
委員 私はこの際、一言申し上げておきたいと思いますが、
議長、副
議長におかれましても、
十分考慮、善処されたいと私は思います。
堀川恭平君は、先般どこかの国の
全権大使に派遣されたゆえに
懲罰委員長を辞任なさった。その任務が終われば、また再び
懲罰委員長に就任される。私は、そういうことを全く便宜的におやりになるというのは、
国会の院の
構成上の
委員長の重責というものをまことに軽率に扱っているんじゃないかと、そう思えてならない。
この際、もう少しふえんして申し上げたいことは、今回入閣されました
床次徳二君、
沖繩対策委員長として、現下最も重要な
特別委員長の席にあられた人が入閣されて、その後
国会が開かれないから
委員長の互選ができない。しかも
沖繩問題については、各党から
政府あるいは
衆参両院議長に、B52の撤去をはじめとして、院の独自の立場において調査研究し、これに対する適宜な処置をするように申し入れがあったそうです。しかるに
沖繩委員会は招集することができない。
沖繩の
主席の公選が終わって、
主席が
日本に参って、
佐藤総理をはじめ
政府の要路の方々と懇談する。
沖繩委員会は活動すべき何ものもない。私は、かくのごときことは、まことに院の
委員長構成上において、
役員構成上において、何か行
政府に関与することを栄誉と思って、立法府における
常任委員長とか
役員というものが、そう軽率にかえられるということについて、口に院の
構成とか院の
権威ということを言いながら、こういうことをやるというのはまことに残念しごくに思う。いまここで言うということは、人について難くせをつけるように思われるかもしれませんが、そういう
考えはございません。私は、今後そういうことがあるならば
——新しい人を立てるというならば、いままで
自由民主党の
割り当てであったのだから、その人を出してもらいたい。そういう党から推薦をすることはあり得るが、同じ人間をそのために一たんやめさせてまたする、そういうことは、院みずからが自分で院の
権威を低下しておるものである。私は、
議長においてはどういうお
考えであろうか、今後のため、所見を伺いたいと思っておるのです。