○阿部竹松君 まあ
局長のお立場で
審議会の批判も、速記録に載るからできぬでしょうしね、われわれ国会議員としても、出席もあまりよくないし、本会議も三分の一切れたりする本会議もありますからね。
審議会の諸
先生方が朝から来ぬからといって、これはけしからぬといってここで批判もできなかろうと思うのですが、仄聞するところによれば、おたくのはうでは、これは
通産省のほうで依頼するわけでしょう、
大臣のあれで。しかし常時半数出ないと、こういうことを私は聞いている。ですから参考までに出席率を、会議とそのメンバーを書いて、その参考資料として次回の
委員会までに出していただきたいということと、それからもう
一つ局長に言いたいことは、これは
大臣に申し上げるつもりでしたが、おいでになりませんので
局長に申し上げることになるのですが、もう少し
政府が強力な力を持って御指導なさったらいいのではないかと思うのです。一例をあげると、八幡と富士と一緒になる、これはまあ昔一緒だったから合併しやすいかもしれません、あるいは金持ち同士だから結婚しやすいかもしれませんけれ
ども、やはり企業意欲というものは相当なものですよね。それは八幡ばかりじゃなくて、三菱と日本製鋼と合併とか、あるいは「いすゞ」と三菱と合併とか、大企業は金持ちけんかせず、りこうであるから合併するのが手っ取り早いかもしれませんけれ
どもね。いままで国の金を使っている点においては炭鉱もその種の産業よりは多く金を出しているのだから、
通産省はもう少し強引な力で、行政指導せいということは私も思いませんし、そういうことは申し上げませんけれ
ども、もう少し真剣になってぼくは
石炭経営者に行政指導の面で働きかけるべきであると、そうでなければ、あの小さいのがたくさんあって——半月ほど前に労働組合の代表が
政府の代表、
通産大臣とお会いして、
抜本策が出るまで山はつぶしませんとまで言うたかどうかしりませんけれ
ども、そのように
努力しますと、こういうお話をなさったのでしょう。それは
局長がお立ち合いになっておるはずだ。ところが、そういうお約束をなさった半月間に、
九州においては共同
石炭とかあるいは大辻炭鉱がもう
閉山のやむなきに至っておるわけだ。いくら
通産省の
大臣室で組合の代表、経営者の代表、皆さん方と話し合っても、さいの川原です。もう少し
局長、ひとつ勇を持ってやる方法はないのですかな。これはとてもだめですよ。あなたのような
抜本策あるいは
審議会の
答申を待ってと、これは歯に衣を着せないで申し上げると、これから
審議会がいよいよ植村案とか三社案とか一社案とかから始まるでしょう。これは七月か八月までかかりますよ。参議院選挙で国会議員のやかましいのが全部おらぬから、いまのうちに案を出してしまえということで粗製乱造してしまえばそれまでですが、私の推測では、これは参議院選挙後の臨時会には間に合わぬから、あるいは毎年開かれる十月末、十一月の補正にはかかるだろうと以前の
委員会のあの答弁では大体察知できるわけだ、椎名さんの話の裏をたどると。そうすると、来年の通常会でいまごろ同じことを論議し、結論を出さなければならぬということになるわけですよ。それじゃ全然仏つくって魂入れずですね。私の見通しが当たらなければこれは幸いですがね。いままでそういう道を何回もたどってきたのです。ですから八幡と富士とやったように強引にやりなさいとか、あるいは公正取引
委員会と正面衝突してまでやりなさいというようなことは言えぬでしょうけれ
ども、もう少しあなた国の金を皆さん方が代弁して応援しておるわけですから、やはりその分を国にお返しをするような方法を講じてもらわなければ困るのですね。それは少しくらい犠牲は出るかもしれませんよ。犠牲出てもやむを得ないのじゃないですか。
石炭局長さんの御答弁というか、
石炭局長がこう言ったから、この次けしからぬなどというスケールの小さいことは申し上げませんけれ
どもね、その点どうですか。きょうは
大臣がおらぬからあなた言いやすいでしょう、
大臣がおると困るけれ
ども。