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1968-03-22 第58回国会 衆議院 本会議 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十三年三月二十二日(金曜日)     —————————————  議事日程 第九号   昭和四十三年三月二十二日    午後二時開議  第一 道路整備特別措置法の一部を改正する法   律案内閣提出)  第二 関税定率法等の一部を改正する法律案(   内閣提出)     ————————————— ○本日の会議に付した案件  議員穗積七郎君を懲罰委員会に付するの動議(   鯨岡兵輔君外四名提出)    午後四時十七分開議
  2. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) これより会議を開きます。      ————◇—————  議員穂積七郎君を懲罰委員会に付するの動議   (鯨岡兵輔君外四名提出
  3. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 鯨岡兵輔君外四名より、成規賛成を得て、議員穂積七郎君を懲罰委員会に付するの動議提出されております。右動議議題といたします。  提出者趣旨弁明を許します。鯨岡兵輔君。   〔鯨岡兵輔登壇
  4. 鯨岡兵輔

    鯨岡兵輔君 私は、ただいま議題となりました議員穗積七郎君の懲罰を求むるの動議に関し、その趣旨説明をいたしたいと思います。  すなわち穗穂積七郎君は、去る三月六日、衆議院外務委員会において、主として沖繩返還後の基地のあり方について佐藤総理大臣に対し質問中、総理を指さして、「あなたは売国者です。あなた、佐藤さん、こちらを向きなさい。」と、語気鋭く、まことに驚くべき暴言を吐いたのであります。(拍手穗積七郎君は、その質問中、このほかにも「売国的」云々の言辞を弄しております。  私ども提案者は、この穗積議員暴言は、国会法並び衆議院規則に抵触して、議会尊厳議員品位を傷つけるものと断じ、ここに懲罰動議提出せんとするものであります。(拍手)  秋田外務委員長は、当日この発言あと、直ちに「穗積君の発言中不穏当のところがあれば、速記録を調べた上善処します。」と述べ、一日おいた八日午前十時から午後九時過ぎまで延々十一時間にわたり、穂積君の名誉に関することであるとの理由から、特に秘密理事会を開いて本件解決に精力的な努力を尽くしたのでございます。しかるに穂積君は、自分の外交的信念と所論は絶対に曲げることはできないとの態度を変えず、われわれの要求した委員会での陳謝文の朗読について、とれを拒否なされたのでございます。秋田外務委員長は、本件解決に善処を約したたてまえもあり、各党の外務委員会理事とともにその解決に最善の努力を尽くしたことは言うまでもございません。特に理事会では民社党並びに公明党の理事それぞれから調停意見も出されたのでございます。しかるに、社会党並び穂積議員はこの調停案をも拒否し、いたずらに問題の解決を引き延ばし、何ら反省と誠意ある態度を示していただけなかっかのでございます。そこでやむなく外務委員会理事会での話し合いは打ち切られたのであります。かくて、私ども賛成者の同意を得て、本動議提出に踏み切りましたのが、この動議提出までの経過でございます。  いやしくも、国会委員会という公式の席上で一国の総理大臣売国者ときめつけるがごときは、総理大臣に対する無礼なるは申すまでもなく、日本国日本国民に対する侮辱的暴言であるといわざるを得ないとわれわれは考えるのでございます。(拍手)同時にまた、かかる無礼言辞は、国会品位を傷つけること、これよりはなはだしいものはないと思います。(拍手)われわれは、民主政治の健全なる発展のために、何よりも国会尊厳を保ち、議院品位を重んずることに意を用いなければならないのでございます。その意味から、議員穗積七郎君のこの暴言と、その後の反省するところなき態度は、これを見のがすべからざるものと断じ、国会法第百二十一条第三項の手続に従って、ここに議員穂積七郎懲罰動議提出せざるを得なかったのでございます。(拍手)  穗積君は、申し述べました秘密理事会の席上、その暴言のよって来たった原因等について、るる開陳するところがありました。その後新聞その他にも、日本の平和のために憂慮のあまり、この言を用いたかのごとくに申しておられるようでございます。  私どもは、穗積七郎君のみならず、全野党諸君が、日本の平和を願う心きわめて切なるもののあることを信じて疑いません。そして私どもは、穂積七郎君及び全野党諸君もまた、私ども与党議員全員が、野党諸君と同様に日本の平和を願っていることを信じていただかなければなりません。(拍手)そしてそのことは、私どもばかりではないのであります。戦争の苦しみ、戦争の悲しみ、戦争の不幸を十二分に経験した日本国民は、たれ一人戦争を憎まない者はないのでございます。その日本国民から選ばれたわれわれは国会議員であります。ここに集まっている議員全員、一人の例外もなく、その心に平和を願っているであろうことは何人の疑いも許さぬところであります。(拍手)  しかしながら、われわれが思わねばならないことは、ただ平和を願い、戦争を憎んでいても戦争は必ずしもわれわれを避けて通りはしないということであります。しからば、すなわち、ただ平和を願い、戦争をきらうというだけでなしに、いかにすれば平和を守り得るか、戦争を防止し得るかという現実の問題をわれわれは真剣に考えなければなりません。  ここで人々の意見が分かれるのでございます。日米安全保障条約しかり、沖繩における基地またしかりであります。それのあることが日本の平和のために必要であると考えるか、あるいはまた、それのあることが日本の平和のために害になると考えるかの相違がそこにあります。しこうして、ただただ、そこにはその相違があるのみでございます。それは当然、この意見相違は、一方が平和を願い、他方は願わぬという相違ではございません。平和を願う心は君もわれも変わりはないのでございます。(拍手)ただその願うところの平和をいかにして守るかという手段に関して意見が違うのでございます。君はわれの考える手段を不適当と思うのです。同時に、われは君の考える手段を適当だとは思わないのでございます。これは手段に関する相違であって、目的に関する相違ではございません。君もわれもひとしく平和を願うことを認め合いながら、さて、そのひとしく目ざす目的を達する手段として、いかなる道を選ぶことが成功の見込みがより多いかとの、いわば技術的の問題としてこれを取り扱うことによって、われわれは無用の興奮を避け、より論理的に理論を進めることができると私は思うのであります。(拍手)  彼の手段がわれの選ぶ手段と同一であることをわれは切に望みます。しかしながら、もし不幸にしてそれが異なっていても、それは彼の自由であります。だが、その場合、その反対説を抱く者がそり動機において平和を欲しないものであるかのごとく言い、その者を平和の敵であるかのごとく言うことは、それは許されないことでございます。(拍手)おのれ一人が平和を求める者であって、他を平和に対する敵であると考えたり、断言したりするのは独断であり、僭越でもあります。(拍手)もし、かく考え、かく言う者が真実そのように思ってこれを言うとすれば、私は、その者の常識を疑わねばなりません。(拍手)それはあまりにも幼稚千万であるといわなければならないのであります。(拍手)そしてまた、その道理を十分に承知しながら、あえてそれを言うとすれば、私はその人の公明正大ならざるを思わねばなりません。  議員穗積七郎君は、最高の学問を修められた知識人であります。しこうして、同君はまた、学生時代から今日なお公明正大なるスポーツを愛するスポーツマンでもあります。その穗積七郎君にして、今日かくのごとき暴言をほしいままになさったのでございます。私どもこの動議提案者は、同君のために、まことに残念でならないのでございます。(拍手)  すなわち、私どもは、なぜに穗積七郎君が佐藤総理に対し、あえて売国者と言ったか、その動機理由についてこれを責めているものではございません。それを言えば、穂積君には穗積君の言い分の十分あるであろうことをわれわれは知っております。しこうして、そのことに私ども賛成できないだけです。東愛知新聞の三月十二日号には、「動議、受けて立つ」という見出しで、穗積七郎君が、その国会報告会で、次のように言ったと報ぜられております。すなわち、「私の発言は、言葉はともかく、その本質において誤りないことが理解されて、方々から激励をいただいている。」と。重ねて申しますが、私ども提案者は、穂積君の考えておられるその内容を問題にしているのではございません。もし、穗積君において、私のこの趣旨説明あと、いわゆる一身上の弁明をなさろうとの御予定がおありになるなら、この点については、どうか特段の御留意を賜わりたいと思うものであります。  すなわち、内容について言うならば、穗積君と同じような内容のことを考えている人の絶無でないことをわれわれは知っています。ただ、われわれが、その考え方、内容賛成しかねるといろにすぎないのであります。問題なのは、穗積君の考えていることに異なるからといって、すなわち、目的に至る手段が異なるからといって、その目的を疑い、穗積七郎君が、神聖なるべきこの国会において、しかも公式の場所で、議論の相手最大級の悪口、売国者というようなことをもってののしったという事実であります。(拍手かくして、議員同士がお互いに尊敬も理解もなしに、ばり雑言を投げ合うとしたら、議会尊厳も、議院品位も地に落ちて、ために政治は信を国民から失うに至るでありましょう。われわれが問題にしているのは、実にそのことであります。  近年、テレビジョンの発達と普及は、国内至るところの家族に対して、瞬時にして国会論争の姿を写し送っているのであります。しこうして、このことは、民主政治発展のために非常に喜ぶべきことであるとわれわれは思っております。しかし、それだけに、私どもはその言動に特に慎み多くなければならぬとわれわれは考えておるのであります。一国の総理や閣僚に対して、質問する者の態度ことばに、礼を失する点はないか。国民の多くは、もっと礼儀正しくできないものであろうかと、このことを不愉快に思っているであろうことを私は信じて疑いません。(拍手)口を開けば、その言うところ、市井無頼の徒と選ぶところなく、その言の用いられざるや、暴力に類する行為にいずることしばしばなれば、国民はついに民主政治に絶望を感ずるに至るでございましょう。(拍手)私どもが同憂の諸君とともに心配し、おそれるのは、実にこのことでございます。  シドニー・ウェッブは、いまを去る四十六年の昔、一九二二年六月、ロンドンにて行なわれた労働党の大会において、百三十万党員の中から選ばれた九百人の党員を前にして、「わが党は一九二六年までに絶対多数党になるつもりであります。これからの労働党員は、その言動についていよいよ責任を持たなければいけません。党の政策を実現する手段として相手を罵倒することは、ただわが党の品位を傷つけるのみならず、何の益するところはありません。暴力は、いかなるとき、いかなる場合も断じて許されません。すべては、選挙民の頭数を数えることで決定されるので、頭をたたき割ることによってきまるものではございません。それが民主政治というものです。」と演説いたしております。(拍手)  申し上げましたように、これはいまから五十年も前の昔の話であります。これを思い、転じて今日のわが国議会の様相を思うとき、私どもは、憂慮ひとしお深く、むしろ焦燥の感なきを得ないのでございます。  われわれ議員は、憲法第五十一条によって、議院で行なった演説、討論または表決について、院外でその責任を問われないことになっております。また、憲法第五十条によって、国会の会期中逮捕されないと規定されてもおります。しかし、このことは、言うまでもなく、何をしてもいい、何を言ってもいいということではございません。憲法第五十八条は、議院は、会議その他の手続及び内部の規律に関する規則をみずから定め、みずから定め、院内の秩序を乱した議員懲罰することができると規定しておるのでございます。これが議院自律権もしくは国会自律権と呼ばれるものでございましょう。すなわち、議会は他から何らの束縛を受けることがないのであります。それゆえにみずから律することきわめて厳でなければなりません。(拍手)その点に欠けるところあらば、議会はついにその機能を失い、しこうして国民の信を失います。衆議院規則第二百十一条は、議員は、互いに品位を重んじなければいけないと規定しております。同規則第二百十二条では、議員は、互いに敬称を用いなければいけないとも定めております。また、国会法第百十九条では、議院において、議院において無礼の言を用いてはいけないと規定し、同百二十条では、「侮辱を被った議員は、これを議院に訴えて処分を求めることができる」と規定してございます。これらはすべて国会における自律権規定であります。今日その自律権がきわめてあいまいに見過ごされているきらいはないか。院内はもちろん、国内における識者ひとしくこれを憂えていることは御承知のとおりでございます。(拍手)  かくのごとき事態が何らの反省もなく、何らの反省もなく、また定められた規則にのっとる処分がなく、定められた規則にのっとる処分がなく、じんぜん日を送るに至らば、議会政治崩壊は火を見るよりも明らかであると私ども憂慮にたえないのでございます。(拍手)  議員穗積七郎君の暴言、断じて許すべからずとなして、これが懲罰を求めんとする本動議提出の底に横たわる思想の根源は、実にその議会政治崩壊に対する憂慮にほかなりません。(拍手)  何とぞ、党派の別なく、このことに御理解を願い、日本議会政治の健全な発達のために、ふるってこの動議に御賛同あらんことを切に要望いたしまして、提案理由説明といたします。(拍手
  5. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) この際、穗積七郎君から弁明をいたしたいとの申し出があります。これを許します。穗積七郎君。   〔穗積七郎登壇
  6. 穗積七郎

    穗積七郎君 私は、ただいま議題となりました私に対する懲罰動議に対して、所信に基づいて簡潔に弁明を行なわんと思います。(拍手)  なぜ私が佐藤首相売国者と呼んだか、その背景は広くかつ深いものがありますが、まず、当日の外務委員会における経緯から申し上げたいと存じます。  去る三月六日、外務委員会において、首相は、冒頭、与党小泉委員愛国心に関する質問に答えて、「私は、愛国心の前提は完全独立にあると思う。いまの依存体制から脱却することが肝要である」との趣旨答弁を行なわれたのであります。ざら首相は、ことばを続けて、かつて私がドゴールと会ったとき、彼はたれよりもフランスを愛するがゆえに、わがフランスの安全が、他国の大統領のポケットの中にあるキーで確保される、そんなことは耐えられないと言ったことばを引用して、ドゴール愛国心をたたえつつ、佐藤首相自身愛国心に関するものさしを示されたのであります。  ところが、次の私の質問に対しては、首相は、これとは全く相反する答弁を行なったのであります。すなわち、沖繩返還に際して、アメリカ人であるライシャワーですら、核つき返還に強く反対をしておる今日であるにかかわらず、非核三原則を堅持すべき日本首相が、いまだに白紙態度をもって国民に臨むことは、とうていわれわれの納得のできないところであります。(拍手白紙とは、すなわち、核つき返還もあり得るという意味を含むものでありまして、国民の疑惑に対して何ら答えるところはなく、また議会に対しては万事おれにまかしておけという独善の態度であり、国会軽視態度といわなければなりません。(拍手)  さらに、首相は、同委員会の前段において、私の質問に対して、攻撃的核兵器は明らかに憲法違反であると明言をしておきながら、沖繩復帰後、攻撃核兵器であるポラリス潜水艦並びにB52の寄港立ち寄りを認めるかどうかについても白紙であると驚くべき答弁を行なっておられるのであります。憲法問題は、これを守るか守らざるか白紙であるという態度は許さるべきことではないと私は信じます。(拍手)しかるに、首相白紙論をもってすれば、アメリカ政府との話し合いの中で、アメリカ核戦略体系に追随するために、憲法をもじゅうりんしても、寄港立ち寄りを認めることもあり得ることを意味するのであります。  同僚皆さん、このような対米一辺倒自主性のない首相を、わが国民は、とうてい愛国的首相と呼ぶわけにはまいりません。むしろ、愛国者とは全く反対のものであると断定せざるを得ないのではないでしょうか。  ざらに進んで、最も根本的なことは、事前協議権放棄するかどうかの問題であります。首相は、基地自由使用についても白紙論をもってはぐらかそうとされたのであります。事前協議権は、国家主権行使の根本の問題でありまして、交渉にあたって白紙態度が許さるべきことでございましょうか。私は、首相基地自由使用に伴う事前協議権放棄もあり得るという白紙論に耳を疑い、心中がく然といたしまして、重ねて、白紙態度の許されない国家主権の問題であることを強調して、再質問をいたしたにかかわらず、佐藤首相は、相変わらず、事前協議権放棄して、自由使用を認めるかどうかは今後きめるという白紙論をもって押し通そうとざれたのであります。  同僚皆さん、御承知のとおり、事前協議権の問題は、安保条約第五条の共同作戦行動義務規定との関係におきまして、われわれ国民にとっては、実に深刻な問題を含んでおります。基地自由使用を認められた米軍の一司令官悪意的作戦行動によって攻撃を受けた相手国は、日本の領域内にある米軍基地並びに米軍に対して報復攻撃を行なう権利を保有するのであります。ところが、この攻撃は、第五条によりますと、わが日本国に対する攻撃とみなして、わが国の自衛隊は、国際法上の義務によりまして、いやもおうもなしに、自動的に戦争に参加しなければならないのであります。この安保条約第五条の解釈については、いままで幾たびか国会において、政府国会の間における確定解釈として確認されたところであります。にもかかわらず、今日まで、わが同胞戦争に巻き込まれないで来たのは、一に北ベトナムまたは民族解放戦線が事実上報復攻撃を行なわなかったことによるものであります。  しかしながら、皆さん、今後戦争がこれ以上拡大するにつれまして、相手国報復攻撃がいつまでもないといろ保証はどこにもないのであります。われわれが、年来、安保体制は、日本の安全とアジアの平和を守るものではなく、あべこべに日本国民戦争に巻き込むものであり、アジアの平和を脅かす根源になると指摘しましたことが、いま現実の問題となって迫りつつあります。事前協議権を持たない基地自由使用のもとに置かれておる国民が、いかに不安であり、みじめであるかは、今日の沖繩現状を見れば、明々白々ではありませんか。(拍手)最近B52が沖繩に進駐以来、沖繩の八六%以上の同胞がことごとく悲痛な不安を訴えておる現状にわれわれは耳を傾けなければならないのであります。  かくのごとくいたしまして、事前協議権は、安保体制下におけるわが国の平和と安全に対して唯一の歯どめであるにかかわらず、佐藤首相は、最近ことあるごとに、事前協議権を次々に縮小解釈を試み、ついに放棄することもあり得るという白紙論を展開するに至ったのであります。かくして、事前協議権放棄は、国家主権の重要な部分である防衛、外交権アメリカ軍人の手に譲り渡すことになるのであります。(拍手)  かくながめてみますと、佐藤首相は、何としても愛国者ではなく、その反対売国者であると断定せざるを得なくなったのでございます。(拍手)しかも、この断定は、先ほどから申し上げましたとおり、私が、私の主観によって、私のものさしによって、独善的にかつ気まぐれにいたした断定ではありません。佐藤首相みずからが示した愛国心ものさし佐藤首相自身をはかってみると、佐藤首相自身愛国者反対のものであることをみずから表明しておるのでございます。(拍手)  このような佐藤首相答弁を伺いまして、国民代表として、また、国会の権威からいたしましても、核兵器を持ち込み、憲法に違反し、主権放棄し、国民の平和と生活を狂暴な他国軍人の手にゆだねることもあり得ると示唆しておる首相に対して、売国者と叱咤し、その反省を求め、その政策の転換を求めんとすることは、議員国会として当然の責務ではないでしょうか。(拍手)  この際、私は、鯨岡君のお話もありましたので、用語上の問題について一言お断わりをいたしておきたいと思います。  私は、佐藤首相に対して、売国奴と、侮べつ感を含んで、決して、けなしたのではありません。冷静に、佐藤首相との間における政策論争の論理を追うてみて、愛国者反対のものであると断定をし、かつ政治的評価を加えたのみであります。御承知のとおり、由来、東洋語には、上といえば下、白といえば黒、善といえば悪というように、韻を踏んだ対語というものがあります。私の貧弱な語彙の中から、愛国者に対する対語として、とっさの場合、売国者ということばを選んだのでございます。これに対して、秋田委員長をはじめ自民党の諸氏は、不穏当ではないかというお話がありました。私は、これに対して、謙虚に、博識の同僚皆さんにお尋ねいたしまして、愛国者対語として、売国者より、より適切なことばがあるならば教えていただきたい、私は、お教えを受けて、より適切なごとばに訂正することはやぶさかではないと申したのでございます。(拍手)ところが、今日この用語をなじっておられる提案者である鯨岡自身も、愛国者対語が何であるかということは、良識ある自民党諸君も今日に至るまで私に教えてくれないところでございます。(拍手)  それはさておきまして、以上申しましたことは、外務委員会におけるたった二十分間の質疑応答の中から明らかにされた佐藤首相の反愛国的な正体でありますが、これはいわば氷山の一角にすぎません。首相の危険な路線はもっと遠く深いところにあるのであります。  特に、昨年十一月、ジョンソンとの共同声明の中にその全貌が明らかにされておるのであります。たとえば、いま問題になっておる沖繩返還に対処するにしても、佐藤首相は、民族固有領土権の問題として、また民族統一の強い要求として返還を求める態度は全く見られなかったのであります。むしろ、沖繩を、日本アメリカ、韓国、台湾、フィリピン等アジアにおける資本主義諸国共同基地として規定してしまったのでありますから、このために沖繩は、佐藤ジョンソン会談によって、以前よりさらに日本から遠くなってしまったのであります。したがって、固有領土権として求めるべき即時無条件返還は望むべくもなくなってしまいました。沖繩同胞はことごとく、この民族的裏切り行為に対して怒りを心頭に発し、弔旗を掲げて佐藤内閣の打倒を叫ぶに至っておるではありませんか。これに対し首相は何ら反省するところなく、B52の撤去を求めて上京した立法院代表の血の叫びに対して、出ていけという暴言をもって応待したのであります。(拍手アメリカの前にひざまずくことにきゅうきゅうとして、いかに民族と大衆を愛する心なきかを示すものであります。われわれがこの佐藤首相に対して国を売る者であると呼ぶことが、はたして間違いでございましょうか。(拍手)われわれは国民の当然の怒りであると存じます。  元来、沖繩返還に際しては、これをえさとして核基地つき自由使用つき、さらに重大なことは、日本軍事力の強化とアジアにおける積極的軍事協力を引き出そうとするおそるべき陰謀が含まれていたのでありますが、佐藤首相はみずから進んでこれに同調いたしました。このことが、さきの委員会において、首相沖繩に対する核つき自由使用等、一連のおそるべき発言根源となっておるのでございます。  さらに、このようなきびしい軍事的条件をのまされたとするならば、いまや沖繩問題は、沖繩が本土に返るのではなく、あべこべに本土が現在の沖繩並みの軍事条件の中に組み込まれてしまう結果になるのであります。これは日本国民全部に対する民族的裏切りではないでしょうか。佐藤首相の猛省を促したい気持ちであります。(拍手)  ただいま申しました佐藤ジョンソン共同声明の主軸になっているものは、言うまでもなく、中国を敵視し、中国を打倒することを目的とした日米軍事同盟の強化であります。国内においては反中国軍国主義の宣言となっておるのであります。  由来、日中両国の関係は、アジアの平和と繁栄の基礎をなす問題であり、終戦後の日本外交の最初にして最大の任務は、中国との終戦処理と友好関係の回復でなければならないのであります。しかるに、わが国と中国との関係は、今日に至るまで、いまだに戦争状態継続のままになっております。このような不自然な状態をつくっておる原因は、一にアメリカに追随し、アメリカにしいられた日本外交が、二つの中国政策をとっておるからであります。池田内閣当時は、まだ対米折衝においても、隣国中国との友好関係をかすかながらも主張してまいりましたが、このたびの佐藤首相に至っては、中国の現状をあえて正しく理解しようとせず、中国を日本並びにアジアの平和にとって最大の脅威であるとして国民に押しつけ、それに対する対抗意識と防衛の準備にかり立てているのであります。  このような佐藤首相の反中国軍国主義の路線が、はたしてわれわれ日本国民の将来に、幸福と平和と繁栄をもたらすものでございましょうか。佐藤首相を愛国的路線と称賛することは、いかようにいたしましてもでき得ないところでございましょう。(拍手)  さらに、佐藤首相は、常にアメリカ製のめがねをもって世の中を見ておられますから、中国の文化大革命の成果をもありのままに認識することができない。また、ベトナムにおける人民の強烈な民族独立闘争の無限の力をも評価することができない。さらに、その民族闘争のために、ポンドとドルが深刻な危機に追い込まれていることも認識することができなかったのであります。ひたすらにアメリカの核のかさを過信して、そのかさのもとにおいてベトナム戦争を支持し、同時に、日本の自衛を乗り越えて、極東、アジア全域にわたる安全保障に乗り出し、再び東南アジアへの進出を夢みるようになっておるのであります。このような路線に沿った佐藤首相は、安保体制の強化を至上命令として国民に押しつけようとしておる。そこから平和を願望する国民に挑戦するがごとく、非核三原則を無視し、憲法に違反をし、主権放棄も始めようとしておるのであります。このような佐藤首相を——反愛国的路線を国内においてしくならば、われわれは佐藤首相を平和と生活の敵とみなさなければならなくなるのでございます。(拍手)  さらに、この路線は、国内においては第三次防衛計画を中心とする軍備拡張計画を進め、予算を通じて国民生活を圧迫し、インフレから戦争への不安をかき立てておるのでございます。佐藤首相は、まさにこの道が愛国者の道であると思っているかもしれない。しかしながら、国民をして支配権力と独占に忠誠を誓わしめんとする愛国心の高揚は、最も古く、かつ最もあやまちに満ちた愛国心の強要であるといわなければなりません。戦後偉大な民主革命が行なわれているのに、古きものを何ものも忘れず、新しきものを何ものも学ばず、愛国心を常に国防と戦争に結びつけ、国民戦争の方向にかり立てることは、最も反動的な、反愛国的な思想であります。あやまちを再び繰り返す者こそ、最も責めらるべき者ではないでしょうか。(拍手)  しからば、いま佐藤首相が、民族の独立を犠牲にして立ち寄ったアメリカの核のかさは、はたして日本にとって安全でありましょうか。核抑止力は、核の独占が破れ、民族独立の戦いと核反対の国際世論の抑止力の前に、次第にその力を低下せしめつつあります。核の抑止力のもとにあるというべきかつての韓国、今日の南ベトナムに、はたして安全と平和がございましょうか。これは、アメリカの核戦略が根本的に誤った方向に向かっているからであります。すなわち、アメリカ自身の自衛を乗り越えて、民族解放の歴史にさからいつつ、他民族への抑圧と侵略の方向に向けられているからであります。  また、佐藤首相は、核のかさと表裏一体をなしますドルのかさのもとにおいて、それとの心中体制をとる誓いをいたしました。ところが、戦後これだけは絶対の権威と信じていたドルの権威は、いま音を立ててくずれ落ちようとしています。この過程において、ドルに従属的な関係にある同盟国が、常にアメリカよりより早く、アメリカよりより多くその犠牲をしいられることは歴史の示すところでありまして、今日その犠牲になったポンドに次ぐわが国の円の苦境は、もはや明瞭となってまいりました。  昨年十一月、アメリカの核のかさとドルのかさのもとに追随を決意した当時の佐藤首相は、はたして今日のベトナム戦争における絶望的な敗北を予見したでありましょうか。また、今日のドルの威信の失墜と混乱を予見し得ていたでありましょうか。いま日本は、佐藤首相によって、動揺する核とドルのかさのもとで、戦争か平和か、混乱か安定かの重大な関頭に立たされるに至りました。すべての国民は、ここで足を踏みとどめ、見通しを改めて考え直さなければならないのであります。政治家の責任は、今日ほど重大なものはないといっても過言ではありません。  私は、このたびの発言問題について、その用語に固執するものではなく、また、その責任を回避しようとするものではありません。佐藤首相は、国会内において、多数をもっておのれに対する批判的評価を打ち消そうとされましても、国民大衆の心の中にある不信と批判は、とうてい押えることはできないのであります。(拍手佐藤首相がみずから翻然として悟り、政策を転換し、真に平和と大衆に奉仕する愛国的政治行動をとることによってのみ、国民の中にある批判と非難は初めて打ち消されるのであります。頂門の一針として投げかけた私の発言が、真摯な政策論争発展されることを願ってやみません。  そこで、私は率直に提言いたします。佐藤首相が真に愛国者たらんとするならば、核のかさとドルのかさの危険から抜け出し、まず、ベトナム戦争の支持を取り消し、民族解放の要求を支持し、民族自決の原則による戦争解決に万全の努力をすべきことでありましょう。そして、同時に、沖繩即時無条件返還を強く要求すべきことを提言いたします。(拍手)第三に、中国政策を改め、日中関係の正常化のために全力を尽くすべきことであると信じます。これこそ、アジアの平和とわが国の経済発展の根底であるからでございます。  最後に訴えたいと思います。すなわち、真の愛国心は、今世紀の歴史的課題である民族と階級の解放に即したものでなければならないと思います。支持すべきは、民族の独立であり、誓うべきは、国民大衆の平和と生活への忠誠でなければならないと思います。(拍手)  この愛国心に対する正しい評価を申し述べまして、佐藤首相の真の愛国的目ざめを促して、私の弁明を終わることにいたします。(拍手
  7. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 懲罰動議は討論を用いないで採決することとなっております。よって、直ちに採決いたします。  この採決は記名投票をもって行ないます。鯨岡兵輔君外四名提出議員穗積七郎君を懲罰委員会に付するの動議賛成諸君は白票、反対諸君は青票を持参せられんことを望みます。——閉鎖。   〔議場閉鎖〕
  8. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 氏名点呼を命じます。   〔参事氏名を点呼〕   〔各員投票〕
  9. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 投票漏れはありませんか。——投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。——開鎖。   〔議場開鎖〕
  10. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 投票を計算いたさせます。   〔参事投票を計算〕
  11. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。   〔事務総長報告〕  投票総数 三百三十五   可とする者(白票)       二百十一   〔拍手〕   否とする者(青票)       百二十四   〔拍手
  12. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 右の結果、議員穗積七郎君を懲罰委員会に付するに決しました。     —————————————  鯨岡兵輔君外四名提出議員穗積七郎君を懲罰委員会に付するの動議を可とする議員の氏名       安倍晋太郎君    足立 篤郎君       阿部 喜元君    相川 勝六君       青木 正久君    赤城 宗徳君       秋田 大助君    天野 公義君       天野 光晴君    荒木萬壽夫君       荒舩清十郎君    有田 喜一君       井出一太郎君    伊藤宗一郎君       伊能繁次郎君    池田 清志君       池田正之輔君    石田 博英君       稻葉  修君    稻村佐近四郎君       宇野 宗佑君    植木庚子郎君       臼井 莊一君    内海 英男君       浦野 幸男君    江崎 真澄君       遠藤 三郎君    小笠 公韶君       小川 半次君    小沢佐重喜君       小澤 太郎君    小沢 辰男君       小渕 恵三君    大石 八治君       大久保武雄君    大竹 太郎君       大坪 保雄君    大野  明君       大野 市郎君    大橋 武夫君       岡崎 英城君    岡本  茂君       奥野 誠亮君    加藤 六月君       鹿野 彦吉君    賀屋 興宣君       鍛冶 良作君    海部 俊樹君       桂木 鉄夫君    金丸  信君       金子 一平君    金子 岩三君       神田  博君    亀岡 高夫君       亀山 孝一君    鴨田 宗一君       仮谷 忠男君    川島正次郎君       川野 芳滿君    菅野和太郎君       木部 佳昭君    菊池 義郎君       北澤 直吉君    吉川 久衛君       久野 忠治君    久保田円次君       鯨岡 兵輔君    熊谷 義雄君       倉成  正君    小泉 純也君       小宮山重四郎君    小山 長規君       小山 省二君    河野 洋平君       佐々木秀世君    佐々木義武君       佐藤 孝行君    齋藤 邦吉君       齋藤 憲三君    坂田 英一君       坂田 道太君    坂村 吉正君       坂本三十次君    櫻内 義雄君       笹山茂太郎君    四宮 久吉君       志賀健次郎君    始関 伊平君       塩川正十郎君    塩谷 一夫君       重政 誠之君    澁谷 直藏君       島村 一郎君    正示啓次郎君       進藤 一馬君    菅波  茂君       砂田 重民君    砂原  格君       世耕 政隆君    瀬戸山三男君       田中伊三次君    田中 榮一君       田中 角榮君    田中 正巳君       田中 六助君    田村 良平君       高橋清一郎君    竹下  登君       谷垣 專一君    谷川 和穗君       千葉 三郎君    中馬 辰猪君       塚田  徹君    塚原 俊郎君       辻  寛一君    坪川 信三君       渡海元三郎君    徳安 實藏君       床次 徳二君    内藤  隆君       中尾 栄一君    中垣 國男君       中川 一郎君    中川 俊思君       中村 梅吉君    中村庸一郎君       中山 榮一君    中山 マサ君       永山 忠則君    南條 徳男君       二階堂 進君    丹羽喬四郎君       丹羽 兵助君    西岡 武夫君       西村 英一君    西村 直己君       野田 卯一君    野田 武夫君       野原 正勝君    野呂 恭一君       羽田武嗣郎君    葉梨 信行君       馬場 元治君    橋口  隆君       橋本登美三郎君    橋本龍太郎君       長谷川四郎君    長谷川 峻君       八田 貞義君    濱野 清吾君       早川  崇君    原 健三郎君       広川シズエ君    廣瀬 正雄君       福家 俊一君    福田 赳夫君       福田  一君    福永 一臣君       藤尾 正行君    藤田 義光君       藤波 孝生君    藤本 孝雄君       古川 丈吉君    古屋  亨君       細田 吉藏君    堀川 恭平君       本名  武君    前尾繁三郎君       益谷 秀次君    松浦周太郎君       松澤 雄藏君    松田竹千代君       松野 頼三君    三池  信君       三ツ林弥太郎君    三原 朝雄君       箕輪  登君    水野  清君       湊  徹郎君    武藤 嘉文君       村上信二郎君    村山 達雄君       毛利 松平君    粟山  秀君       森下 國雄君    山口 敏夫君       山崎  巖君    山下 元利君       山手 滿男君    山村新治郎君       吉田 重延君    渡辺 栄一君       渡辺美智雄君    池田 禎治君       稲富 稜人君    小沢 貞孝君       折小野良一君    春日 一幸君       佐々木良作君    鈴木  一君       曾禰  益君    田畑 金光君       竹本 孫一君    玉置 一徳君       塚本 三郎君    中村 時雄君       本島百合子君    吉田 賢一君       吉田 泰造君    吉田 之久君       和田 耕作君  否とする議員の氏名       安宅 常彦君    赤路 友藏君       井岡 大治君    井手 以誠君       井上  泉君    井上 普方君       猪俣 浩三君    石川 次夫君       石野 久男君    石橋 政嗣君       板川 正吾君    稻村 隆一君       枝村 要作君    小川 三男君       大出  俊君    大柴 滋夫君       大原  亨君    岡田 利春君       岡本 隆一君    加藤 清二君       加藤 万吉君    勝澤 芳雄君       角屋堅次郎君    金丸 徳重君       神近 市子君    唐橋  東君       川崎 寛治君    川村 継義君       河上 民雄君    河野  正君       木原津與志君    木原  実君       久保 三郎君    久保田鶴松君       栗林 三郎君    黒田 寿男君       小林 信一君    兒玉 末男君       後藤 俊男君    佐々木更三君       佐藤觀次郎君    佐野  進君       斉藤 正男君    阪上安太郎君       實川 清之君    柴田 健治君       島上善五郎君    下平 正一君       田中 武夫君    田邊  誠君       多賀谷真稔君    千葉 佳男君       戸叶 里子君    内藤 良平君       中井徳次郎君    中澤 茂一君       中嶋 英夫君    中谷 鉄也君       永井勝次郎君    楢崎弥之助君       成田 知巳君    西風  勲君       西宮  弘君    野間千代三君       芳賀  貢君    長谷川正三君       華山 親義君    浜田 光人君       原   茂君    平林  剛君       平等 文成君    広沢 賢一君       広瀬 秀吉君    福岡 義登君       帆足  計君    穗積 七郎君       細谷 治嘉君    堀  昌雄君       松前 重義君    松本 七郎君       三木 喜夫君    三宅 正一君       武藤 山治君    村山 喜一君       森  義視君    森本  靖君       八木 一男君    八木  昇君       矢尾喜三郎君    安井 吉典君       柳田 秀一君    山内  広君       山口 鶴男君    山崎 始男君       山中 吾郎君    山花 秀雄君       山本 幸一君    山本 政弘君       山本弥之助君    依田 圭五君       横山 利秋君    渡辺 惣蔵君       渡辺 芳男君    浅井 美幸君       有島 重武君    伊藤惣助丸君       小川新一郎君    大野  潔君       大橋 敏雄君    近江巳記夫君       岡本 富夫君    沖本 泰幸君       北側 義一君    小濱 新次君       鈴切 康雄君    田中 昭二君       樋上 新一君    伏木 和雄君       正木 良明君    松本 忠助君       矢野 絢也君    山田 太郎君       田代 文久君    松本 善明君      ————◇—————
  13. 山村新治郎

    ○山村新治郎君 議事日程は延期し、本日はこれにて散会せられんことを望みます。
  14. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 山村新治郎君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 石井光次郎

    議長石井光次郎君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。  本日は、これにて散会いたします。    午後五時二十一分散会      ————◇—————