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藤波政府委員 最後の点からお答えいたしますと、百メートル以外にも、五十メートル、百五十メートルというように各所ではかっております。
それから
先ほどの御
質問に
関連しまして私からも申し上げますが、
先ほどの、担当の者が当日
測定はしなかったというような
発表をしたというお話でございますが、私、そういう
発表はしなかったと思いますが、おそらく
報告を受けました
数字が、冒頭に
長官からお話し申し上げましたように、疑問が多いということで、どうも自信がない、うまく
データがとれなかった、こういう
意味のことを言ったのではないかと思います。と申しますのは、異常の
数字というのが千四百十一、それから四百六十八と五百八十七という
空中の線量になっております。それから、
海水につきましても、冒頭おっしゃられましたとおりの
数字が出ておるわけでございますが、その
数字の
平常時に対する比率というものが、それぞれの時刻において、海中と
空中と比例的に、一方が十倍のときには一方も十倍になっている、こういうような比例的な状況にあるということ、それから、その前後にやはり
測定をしておるわけでございますが、それをトータルしてみますと、一番高い千四百四十一が起こりまして、その次にまた一ぺん
平常に戻りまして、また五百八十七出ておる、こういうようなこと、具体的なチャートは、午前中にも申し上げましたとおり、まだ郵送が届いておりませんけれども、
報告を受けました
数字をとってみますと、こういうような形になる。その二つから考えますと、普通
汚染物質が海中に流れ出したというようなことを想定しますと、どうも疑問がある、そういう状況にはならぬのじゃないか、普通の
汚染物質の流出であれば、
空中と海の水とが常時比例しておる、それから途中でぽこっとまた
平常時の
数字が出て、また上がるというようなことはないのではないかということから考えますと、何か二年前に横須賀でもそのようなことがあったわけでございますけれども、外部からの電波による
測定器の誘導妨害といったようなことも考えられますので、その
数字をそのまま
発表することがむしろいろんな不安を巻き起こすもとになっても、こういう
意味で、どうも信用できる
数字が出なかったのじゃないか、こういう
意味で申し上げたのであろうと思います。補足して申し上げます。
しかし、
先ほど長官が申しました指示の線に沿いまして、今後のやり方については、さらに善処してまいりたいと思っております。