○藤田進君
関連。これは
佐藤総理がみずから御承知かどうかということはつまびらかでありませんが、実は、私が地方選挙に
関連して昨日提起いたしましたもので、私のところにもかなり詳細なものが参りまして、党としてもいろいろ協議をいたしました結果、
瀬谷委員から問題提起をして事態を明らかにしようと、こういうことになっているわけであります。それで、いま坊厚生大臣は、当日の会合の模様はつまびらかでないから後日ということでありますが、これは当日参加している人からちゃんと名ざしで詳しい事情が来ているんです、ここに。そのあて名その他はここで申し上げませんが、非常に詳しく来ております。
出席者のことも、演説のことも書いてある。そこで問題は、たくさんありますが、四十二年三月二十三日午後三時から平河町の全共連ビルで——都電は麹町四丁目でおりてくれとかいうことで、招請状が出ている。その招請者の筆頭、会長が菅原通済さん、三悪追放協会会長、財団法人、これがまあできたわけです、ここで。ここに菅原さんが代表で、以下
内閣総理大臣が筆頭で、東さん、それからずっと、
昭和電工の社長さんから、三井物産の社長さん、こういう人は非常にまれです。あとは閣僚。もちろん全員じゃありませんがね。こう出ていまして、菅原さんはかねてこういうことな言っておられたことは私も承知しておりますけれ
ども、たまたま建国記念日の
審議会会長で非常な功績をあげられ、さらに都知事選挙におれは是が非でも出るという幕がございましたね。これはいろいろ苦心されて、ついにこの人引っ込んだことになっていることも、これは天下周知の事実です。そこで、反対給付か何か、それは別として、おりもおり三月十四日招請で、いまのように二十三日、これは都知事選挙の告示があったあとです。そうしてしかもこのことは、先般社会労働
委員会における厚生省が
予算要求説明にあたりましては、そのガリ版刷りの
予算要求書にはないのですね——厚生省要求ではなかった。いろいろただしましたところ、いや実は厚生省は知らなかったのだと。上から来たこれは
予算です。約七千万円ですよ。いま言われたように約七千万来たのです。——ということで、プリントには大蔵省のほうの中へ入っている。本来、三悪と言っても、暴力とか貧乏とか岸さんの三悪とは違いますね、これは。この三悪は、性病だとか麻薬だとか言っているのですね。本来これは厚生省の所管、かりに扱うとしても厚生省の所管でしょう。それが要求も何もしないのに、あれほど——水田さんなかなかさいふはかたかったわけですけれ
ども、これが要求も何もないのに約七千万——七千万くらいそんなものとおっしゃるならば問題はありますけれ
どもね。これがどういうところからか天下りにつけてきて、そうしてあらわれてきているのが、これはこの文書に出ておりますが、発起人がこういう状態、まあいま言われたとおり坊厚生大臣も入っている。これは何としても、会場に出ていた人——総会に——の言、それから素性、そして
予算の経過から見て、明らかに都知事選挙、まあまあという引っ込みの対象になったということは、これはもう田中法務大臣もこのことだけは認めるだろうと思う。ところが
総理は、いやそんなことはないのだと、皆さんひとつ広くこれに参加してくれなんというようなことをあなたおっしゃった。会長ができて、何かできて発足して、そして皆さん入りませんかということをここで初めておっしゃるというのは、過去の事例、先例、社会通念から見て、これはもう本末転倒です。そう思いませんか。これほど発足して、あとで団体入りませんか。しかも議会で問題になってから。ここが実は、今度の選挙をきれいにとおっしゃっても、舞台裏ではこのようなことがある。私も知らなかった。これは、以上申し上げた経過に照らして、それぞれあなたの、
総理の正当なるここに説明がなければならぬ。あなた御自身名前を出しているけれ
ども、実は知らなかったなら知らなかった、これはやむを得ない。知っているなら知っているで、そのことが明らかに、あれほど
予算のやかましい査定、折衝があった中で、これだけはそういうことなんです。坊厚生大臣は、私がいま申し上げたことが、厚生省はいや知っていて、再三要求したが最終段階に入ったというならば、これはまたそれで御
答弁いただきたい。一緒にやっておられる方が、これではいかぬ、特定候補にここまで国の財政が出動してくる、なぜそこまでしてあの人をかつがなければならないのかというのが、切々と訴えられているこれは文書なのです。このことは、ひとつ何党にかかわらずきれいに清算して再出発してもらいたいというのが念願なのであります。長くなりますからよしますけれ
ども、そこに問題がある。