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占部秀男君 この点どうもしつこいようですが、問題のスライドということは、私たちもこうやって
局長にお願いをしておりますけれども、その性格からいって、各種の基金との調整の問題もあり、また財政的な問題もあって、
相当困難をきわめる問題であるというふうなことはわれわれも知っているわけです。ですから、必ずしも機械的に
自治省を責め上げるような形で私は言っているわけではないのでして、
内容自体も非常に御苦労の点が多々あると思うのですが、しかし、いずれにしても、去年の
改正、そうしてことしの
改正、こういう中で
物価はどんどんと上がっているわけですから、やはり
年金受給者に何らかの希望を与えるような点を
政府としてははっきりと打ち出すというか、してもらわなければならぬ。そうしないと、
年金受給者はお先まっ暗のような感じでいまいるわけですね。といって、それでは幾ら上げるとか、どういうようなスライドの方法があるとかというようなことは、これは軽々として
自治省としても私は言えないだろうと思う。そこまでぼくたちが質問するのは、この段階では無理であるということは私はよく知っております。ただ、さっき言ったように、この
年金問題を取り上げているんだということが、
年金受給者にわかるような形の何らかの、ここに言われる統一的な
責任機関というものをやはり各省
関係で相談をして、ひとつ何というか、表に打ち出すというのはおかしいのですけれども、少なくともそれが
現実にまあどの
程度動くかわかりませんが、動いているのだという
一つの安心感というか希望というか、そういうものを持たせるような形を少なくともことし、来年あたりまでにはこれはつくってもらわなくちゃならぬ。形だけはどうしても本年内に私はつくってもらわなくちゃ、どうもいまの
年金受給者がかわいそうじゃないかという感じがするわけですね。
そこで現在の連絡機関がそのまま私は何にもしていないと言うわけじゃないのですけれども、現在の連絡機関のような形だけでは、これは非常に私はこの大きな問題に取り組むべくお粗末じゃないか、率直に言って。
局長には悪いけれども、お粗末じゃないかということを感じるわけです。この問題大きな問題ですから、きよう御答弁願わなくてけっこうです。また、ひとつ
大臣に御相談していただいて、この次の機会に御答弁願ってもけっこうでありますけれども、何かそういう点について、
恩給年金の受給者に希望を持たせるような打ち出しといいますか統一的な
責任機関――
責任という字がついているのですがね、
責任機関という姿を年度内に打ち出せるようにひとつ努力してもらいたいと同時に、ある
程度の構想もひとつ考えていただきたいと思うのです。これはきょう直ちに御答弁をいただくという形では、先ほど言ったようにないわけですから、その点ひとつ省内として討議をしてもらいたい。そうして、この次か――次はわかりませんけれども、いずれにしても御答弁を願いたい、こう思うのですがね、いかがなものでしょうか。