○岡
三郎君 まあ話を聞いていると、いろいろな問題があって金が集中するということになって、その答えが出てきていないけれ
ども、どうもそう早目にはできないというような内容の
答弁だと思うのですがね。それは平板的な物の考え方であって、ある時期に集中するというのが日本のいまの
航空事業だと思うのです、松山の
事故が起こってから、ローカル
空港の
整備というものが言われてきている。そしてまあいまの
国際的な
航空事情から言うて、新
国際空港、それがたまたま羽田の
空港の拡張の問題とあわせていま一緒にきているというのはいままで少しおくれ過ぎていて、悪いことばで言うと怠慢だ。これは澤さんなったばかりだからあなたを責めたって話にならぬ。一蓮托生という意味で話を聞いておいてもらいたい。たまたま四十三年、四十四年に投資が集中するといいましても、そういう形にならざるを得ない必要性、必然性から、これは大阪
空港の問題だって、万博の問題を控えてもたもたしちゃいられないし、ニューヨーク
航路に乗り入れたことから、反対給付として大阪まで乗り入れるということが急がれているわけです。
国際空港ももちろん。しかし、この羽田の場合は人命に関すると言われてるんですよ。あぶないと。こんなにあぶない
飛行場は世界にただ
一つだと。羽田がうまくできればどこへ行ったって
国際空港に困難することはないと言われているところだと、こう言われる。これはオーバーなものの言い方と
運輸省はとっているのかどうかしらぬが、この事実が私は真だとするならば、やっぱり投資が集中していくといってもやらにゃいかぬと思うんですよ。あんた方がそんなような認識だというと、とても大蔵省攻略できませんな、そんな程度のものの考え方じゃ。しかし、私は先ほど言ったように、一ぺん
事故が起こってからだというと必ずやりますよ、これは。必ず、集中もへったくれもない、やれという形になって、ローカル
整備と同じように羽田
空港の
整備はどうしても私はやらにゃいかぬ。もっと端的に言えば、松山の
空港事故があったからローカル
整備だと。これは非常にいままで怠慢でおくれておった。申請があればかってに許して、これを使用するという形でやってきている。しかし、
事故が起こったからもうこれは
整備しろ、当然のことだ。ところが、地方のローカル線を
整備する以上に、羽田の
空港整備というものは緊急性が私はあると思う。事実言うと、こっちのほうが優先すべきだ。成田
空港のほうを優先されるのはあたりまえのことで、非常に時間的にもおくれてきておるわけですから、そこに
一つのピークが重なってきているにすぎないと思う。だから、いまの
答弁の姿勢の内容から判断すれば、それでは四十七年になってしまうというふうに私は判断せざるを得ない。それでは困るから、それでは国民として、羽田へ帰ってくる人、羽田から出ていく人たちからいうと困るから、全日本の国民が使っておるわけですから、日本の国民だけじゃなくて
国際的にみんな使用しているということになれば、緊急性から言うたら、羽田
空港整備はまず第一であろうというふうに考えている。この立場からひとつ緊急にこの事態というものを改善してもらいたい。われわれのほうも強くこれは要望するわけです。これは追ってまた
運輸省当局としてひとつ検討して、そういうふうな伸び率、伸び率というけれ
ども、あんた、時間的に延び過ぎたよ。そして、人間の命が縮まっちゃう。これじゃ困る。話が落語になってしまっては困るけれ
ども、そういうのんきな話じゃないと思うんです。ひとつ今度は真剣にB
滑走路の問題についても、延長の問題については
責任を持った回答を私はしてもらいたいと思う。これは運輸
委員としても、今後この問題については実現促進という面について強く要望しておきます。
それとあわせて、成田
空港のいまの現状ですね、きょうはいないんですがね、
空港公団の総裁は。
理事の岡田さんが来ておりますが、一体進捗状況はどうなんです。