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1967-07-21 第55回国会 参議院 外務委員会 第22号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十二年七月二十一日(金曜日)    午後九時二十五分開会     —————————————    委員の異動  七月二十日     辞任         補欠選任      黒柳 明君      和泉  覚君  七月二十一日     辞任         補欠選任      和泉  覚君     黒柳  明君     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         赤間 文三君     理 事                 木内 四郎君                 長谷川 仁君                 増原 恵吉君                 森 元治郎君     委 員                 鬼丸 勝之君                 佐藤 一郎君                 笹森 順造君                 杉原 荒太君                 高橋  衛君                 山本 利壽君                 岡田 宗司君                 加藤シヅエ君                 羽生 三七君                 黒柳  明君                 渋谷 邦彦君    政府委員        外務政務次官   田中 榮一君        外務大臣官房長  齋藤 鎮男君        外務省アジア局        長        小川平四郎君        外務省条約局長  藤崎 萬里君    事務局側        常任委員会専門        員        瓜生 復男君     —————————————   本日の会議に付した案件航空業務に関する日本国政府大韓民国政府と  の間の協定締結について承認を求めるの件  (内閣提出衆議院送付) ○アジアアフリカ及び中近東諸国産業開発援  助に関する請願(第三一号) ○不戦条約締結実現核兵器使用禁止等世界平和  推進に関する請願(第二二八号) ○東南アジア視察団に関する請願(第八〇五号) ○アジアアフリカ中近東産業開発援助に関す  る請願(第三八二七号)(第三八二八号)(第三八  二九号)(第三八三〇号)(第三八三一号)(第三九  三〇号)(第三九三一号)(第三九三二号)(第三九  三三号)(第三九三四号)(第三九三五号)(第三九  三六号)(第三九三七号)(第四〇〇八号)(第四〇  〇九号)(第四〇一〇号)(第四〇一一号)(第四〇  一二号)(第四〇五一号)(第四〇五二号)(第四〇  五三号)(第四一二九号)(第四一三〇号)(第四一  三一号)(第四一三二号)(第四一三三号)(第四一  三四号)(第四一五二号) ○継続調査要求に関する件     —————————————
  2. 赤間文三

    委員長赤間文三君) ただいまから外務委員会を開会いたします。  航空業務に関する日本国政府大韓民国政府との間の協定締結について承認を求めるの件を議題といたします。  これより質疑に入ります。御質疑のある方は、順次御発言を願います。  別に御発言もないようでございますので、本案件に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 御異議ないと認めます。  それでは、これより討論に入ります。御意見のおありの方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。
  4. 岡田宗司

    岡田宗司君 日本社会党といたしましては、本条約承認については反対するものであります。  その理由といたしましては、どうも本条約のつくり方は私どもの承服し得ないものがあるわけでございます。たとえば、当然通商航海条約によって定められなければならないものを合意議事録において定めておる。これは条約の形式からいって私どもはどうも承服できないものがあるのでございます。  それから、その条約の内容につきましても、私どもは承服できないものが幾つかあるのでございますが、特に附表につきまして、その以遠権の問題でございますが、韓国側が東京からシアトル、これは確かに現実的に可能な線。ところが、日本側からソウルから以遠の問題になりますと、これは全く現実性がないことなんですね。それを、あたかも現実性があるかのごとくに装っている。しかし、質疑をしてみますというと、明らかに現実的でない。いつ実現されるかわからぬ。この航空協定というものは、これは私ども見ますというと、経済的なものでありきわめて現実的なものなんです。その協定が実現しようとするものが、いま言ったように非現実的なものなんです、日本側にとっては。韓国側のほうには、それは日本側の解釈によれば、あるいは韓国側で直ちに実現できない。そしてあまり利益でないかもしれないが、少なくともそれによって実現性が否定されておるわけではない。また、やり方によっては利益があがるわけです。ところが、日本側から飛んでいくほうは、たとえばソウル以遠と言ったって行きどころがないのです。じゃ、それが近い将来においてそういうことがあり得るかというと、これもどうも見込みがない。とすれば、全く架空のもの、そう断定せざるを得ない。そういうようなつくり方をした条約というものは、協定というものは、どうも私ども納得がいかない。そしてさらに突き詰めていけば、どうも韓国との条約とか協定とかというと、まあどういう理由か知りませんけれども、あまりに遠慮しがちであるし、また譲り過ぎておるというようなことが考えられる。したがいまして、この協定に対して私どもとしては反対せざるを得ない。こういうわけでございまして、これが私どものほうの反対の理由でございます。
  5. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 他に御意見ございませんか。他に御意見もないようでございますので、討論は終結したものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 御異議ないものと認めます。  これより採決に入ります。航空業務に関する日本国政府大韓民国政府との間の協定締結について承認を求めるの件を問題に供します。本件承認することに賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手
  7. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 多数と認めます。よって本件は、多数をもって承認すべきものと決定をいたしました。  なお、本案件に関し、本院規則第七十二条により議長提出すべき報告書作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  9. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 次に、請願第三一号アジアアフリカ及び中近東諸国産業開発援助に関する請願ほか三十件の請願議題といたします。  まず専門員から各請願の趣旨について説明を聴取いたします。瓜生専門員
  10. 瓜生復男

    専門員瓜生復男君) 請願は全部で三十一件でございます。まず三一号及び三八二七号ほか同文の二十七件は、オイスカ・インターナショナルという団体が行なう海外技術協力産業開発協力事業に対し政府援助協力を得たいというものであります。  二二八号は、不戦条約締結核兵器の製造・使用禁止等により世界平和が実現するよう政府において努力されたいというものであります。  八〇五号は、自衛隊員、警察官、医師等により東南アジア視察団を組織し、北ベトナムへ行きたいので国会の承認を賜わりたいというものであります。  以上で御説明を終わります。
  11. 森元治郎

    森元治郎君 オイスカ・インターナショナルというのは、もう少し説明してくれないと−…
  12. 赤間文三

    委員長赤間文三君) それでは速記を一時中止いたします。   〔速記中止
  13. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 速記を始めてください。  それでは、以上の請願は、いずれも保留すべきものと決して御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 御異議ないものと認めます。     —————————————
  15. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 次に、継続調査要求につていおはかりをいたします。  国際情勢等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により本件継続調査要求書議長提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書作成及び提出時期等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 赤間文三

    委員長赤間文三君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。  それでは本日はこれにて散会をいたします。    午後九時四十四分散会