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1966-07-26 第52回国会 参議院 物価等対策特別委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十一年七月二十六日(火曜日)    午前十一時三十四分開会     —————————————    委員の異動  七月十五日     辞任         補欠選任      中沢伊登子君     片山 武夫君  七月二十三日     辞任         補欠選任      片山 武夫君     中沢伊登子君     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         吉江 勝保君     理 事                 金丸 冨夫君                 豊田 雅孝君                 木村美智男君     委 員                 内田 芳郎君                 大竹平八郎君                 岡本  悟君                 木村 睦男君                 岸田 幸雄君                 山本  杉君                 秋山 長造君                 山本伊三郎君    事務局側         常任委員会専門         員       坂入長太郎君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○公共料金値上げ反対に関する請願(第一一五  号) ○継続審査要求に関する件 ○継続調査要求に関する件 ○閉会中の委員派遣承認要求に関する件 ○本特別委員会運営に関する件     —————————————
  2. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) ただいまから物価等対策特別委員会を開会いたします。  これより第一一五号公共料金値上げ反対に関する請願を議題といたします。  ちょっと速記をとめて。   〔速記中止
  3. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 速記を起こして。本件委員長のもとで整理を行ない、委員長及び理事打合会において検討いたしました結果、保留とすることに意見が一致いたしました。さよう取り計らうことに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  5. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 次に、継続審査要求に関する件についておはかりいたします。  消費者基本法案(第五十一回国会衆第一六号)(予備審査)及び物価安定緊急措置法案(第五十一回国会衆第四四号)(予備審査)につきましては、閉会中もなお審査を継続することとし、本院規則第五十三条により本案の継続審査要求書議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  8. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 次に、継続調査要求についておはかりいたします。  当面の物価等対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により本件継続調査要求書議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  11. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についておはかりいたします。  当面の物価等対策樹立に関する調査のため、閉会中に委員派遣を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員の人選、派遣地派遣期間等はこれを委員長及び理事に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、本院規則第百八十条の二により議長に提出する委員派遣承認要求書作成等は、便宜これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  他に御発言がなければ本日はこれにて……(「委員長」と呼ぶ者あり)速記をとめて。   〔速記中止
  15. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 速記を起こして。
  16. 山本伊三郎

    山本伊三郎君 委員会決議、これは前例はあります。あるが、実際のいままでの慣例から見ると、立法府ですからね。立法府から外部に対する正式の決議というものは議長を通じてやるべきだ。ただ委員会決議をしておくのは、こういう決議をしたんだということを、非公式に政府が知っておるかどうかは別ですが、この委員会でこういう決議をしたんだということを決議しただけであって、法律上の何らの効果もない、あれは。もし効果を発揮させようとしたら、これを本会議で、物価等対策特別委員会でこういう決議を出しましたのでといって本会議で議決してはじめて対外的な効果が生ずる。ところが、実は本件については、決議でもない。ただ内容を見ますると、ずっと各委員発言したやつをそのまま羅列してあるだけなんですね。こういうものを委員長の名前で、物価等対策特別委員会において了承したものとして出されると問題があるわけです。関知しない人もあるわけです。この意見が、当物価等対策特別委員のすべての意見であるかどうかということは、これは委員長としてもはかり知れない、決議していないんだから。ぼくは内容を見ると、悪いことではないのですよ。みんな発言しているのは物価等対策委員会において相当に研究をされておられるのだから、内容は一々いいことは言っておるんだが……。しかし、これが物価等対策特別委員会意思であるということで出されたのでは、この文章をだれがつくったか知りませんが、文章を見ると、中段には、「政府においては、これらの諸事項について調査研究のうえ、その実現について鋭意努力されたい。」、これは当委員会の私は決議意味じゃないと思う。委員長みずから書かれたと思うしか、しかたがない。だれ一人、これによって決議をされて、政府に提出して、鋭意努力をせいと言った者はないと思う、この議事録見ましても。そういうことがぼくは、先例のないことを——委員長がこういうのをやられたというのは、私はこれは善意に解釈しますよ。熱意のあまりにやられたことではあるのですけれども、もしやるならもっと効果的に、しかも最後締めくくり部分として「善処されるようお願いする。」というのですよ。立法府行政府にお願いするというようなことは、一体これは何ごとですか。当然必要であれば、常に各大臣を呼んで——これは呼ぶだけの立法府としての権限もあるのだから、何もこんな文書をもってお願いする必要は私はないと思う。与党皆さん方は、政府総理大臣が総裁であり、あなた方は身近に感じているかもしれませんが、立法府行政府は、個人的関係はどうあろうとも、はっきりした対立した機関であります。それがこういう軽々しき文書委員長の発議で出されるということに私はきわめて不満を持っている。しかし、出したものをいまさらどうこう言うことはできませんが、この収拾策というのはやっぱり当委員会考えなくちゃいかぬ。理事のほうでいろいろ打ち合わされたようでありますけれども、それは私はある程度すらっとした考え方で、こういう意見が出ましたよということを文書でいわゆる通知するといいますか、こういう委員長名でなくして、こういう意見が出ましたということぐらいを政府に伝達するということであれば、これは法律——私は何とも言いませんけれども、これは法的根拠は何もないです。しかもこれは対外的に一文の価値もない。政府がこれを回答しませんと言われたときに、一体どう言いますか。呼び出して、回答する必要がありませんと言われたら、一体どういうことをするのですか。言いっこないでしょう、法的根拠がないのだから。そういうことは少なくともこの時局にのっとった物価対策委員会において、善意をもってやられたことは私は了承します。しかし、こういうものを軽々しく出すというときには、よほど慎重に手続をして、しかもそれを議長を通じて、物価対策委員会は、現在の物価問題でこういう意思を統一をしておりますということで、本会議にも報告し、全議員に物価対策委員会における議決の趣旨を説明して、そうして政府に出すべきだ、私はそう思う。これについてどうです。
  17. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) いま山本委員お話の点は、筋の通ったお話で、さように取り計らいますることが私は適当であったと思います。その中にお話になったように、正式の本委員会決議として提出するという点にまで私が取り計らわずに、いまお話の出ておりました本委員会の経過的な主要意見というものを政府のほうに提示しておこう。そして、それにつきましては委員長考えで、引き続いて本委員会にはこういう問題が論議されておるのであるから、これについては次の委員会におきましても継続して質疑をいたしますから、十分善処をしておいてもらいたい、こういう意向を書き添えて実は出したわけでありまして、性質上申しますと、委員会決議議長を通して出したという扱いのものではなかったのであります。これは、いまおっしゃいますように、経過的なものを政府のほうに提示しまして、善処を促しておいた、こういうような結果であろうかと私は思います。
  18. 山本伊三郎

    山本伊三郎君 私は、前の委員長大竹さんともいろいろ若干個人的な話をしておったんですが、せっかく物価対策委員会ができたのだから、いまの現下の物価問題を根本的に、また根本的でなくても、いまの当面の問題としてやるべき問題を十分検討して、法律にそれはできるならけっこうだ。これは単に与党、野党を問わず、法律をつくって善処する方法もありますが、そうでなくても、一応法律までいかぬけれども、決議ということで、しかも正式なルートでこれならば実施できる、しかも当面の問題として、政府にぜひとも建言しなければならぬ問題はやるべきだと思う、こういう考え方を持っておる。  しかし、こういうものを出してしまうと、あとの問題はぼやけてしまいますよ。これは個人意見をそのまま政府に伝えているだけです。それなら政府の人を呼んできて、ここで質疑応答したらいい。これは善処しませんよ。しなかったら、だれが責任を持つですか。一つ権威がない。参議院の権威一つもないんですよ。やった以上は、政府はこれに拘束されるようにやるのだというのが私の持論です。これはただこういうものを漫然と出してこられてもできぬ、しかし、せっかくの御意見であるから、参考にしようじゃないかということで葬られたら、物価対策委員会を設置した理由がなくなってしまうのです。それを十分委員長にも理解してもらいたい。  だから、その点は私の言うことが筋が通っているとか、そういうことでなくして、やはりそういう運営物価対策委員会は将来やるべきであるということを私は了解していただきたい、これはこれでいいんだ、山本君の言うことは筋が通っているのだということであれば、それはそれで終わってしまいますから……。ほかの方の意見があれば言ってもらってもいいけれども、私はそうだと思っております。
  19. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) いまおっしゃいましたように、実はそこまで持っていきたいという気持ちは私もあったのです。ところが、あの当時の情勢のように、ほかの重要法案があって、この委員会がさらに審議を重ねていくという余裕もなかったものですから、ああいう主要意見の中からまとめたものをしぼり出して、そうしてそれを本委員会決議に持っていって、そうしていま山本委員のおっしゃったような段階にまで進めたい気持ちはあったのですが、実はそこまで手続が進められなかったので、経過的な報告というような形で終わりましたのは、まことに仰せのように、本委員会としても私は不満足な結果になったと、こう思うのでありまして、その点は私も、もう少し審議を重ねて、あの中から各項目について重要なものをさらにより出してきめて、決議して、それを政府に提出したいという考えであったわけですが、実はそこまでいかなかったという実情でございます。
  20. 山本伊三郎

    山本伊三郎君 最後に、ぼくは責める意味じゃないのですが、やはりこういう物価対策特別委員会を設置するときにも、相当いろいろ問題があった委員会です。委員長責任も重いと思うのだ。また、それについてはわれわれも責任があると思う。ただ世上一般に物価問題で国民がやかましう言っているから、国会物価対策特別委員会くらいはつくって、何かごまかすのではないかという悪口を言う人があります。私はやはりそれにこたえなければいけない。政府物価対策懇談会ですか、持っておりますが、それに対抗して、院は院として、衆参両院熱心にこの点を取り上げて、少なくとも実現性のある問題を、先ほど言ったように、法律をつくるなら法律を制定する、できなかったならば、政府に対して力強くひとつ制約を加えるような決議をする、こういう方向で持っていきたいということを主張しておりますので、その点が御了解されれば、それはその点でけっこうだと思います。ひとつ皆さん方の御意向委員長から聞いて、私の意見を聞くだけで、おれはそんなことは反対だと言われる方があっては困る。その点をひとつ皆さんに聞いてください。
  21. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) いま山本さんのお話がありましたように、委員長としましては、いまお答えしたように、そういう気持ちで、私も同感であったというのは、いけなかったということを申し上げたのですが、ほかの委員の方も御発言がありましたらどうぞ御自由に……。
  22. 山本伊三郎

    山本伊三郎君 なければ賛成ということで……。
  23. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 速記をとめて。   〔速記中止
  24. 吉江勝保

    委員長吉江勝保君) 速記を起こして。  他に御発言がなければ、本日はこれにて散会いたします。    午後零時六分散会