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瀬谷英行君
融資その他の
対策というのは、要するにあと始末になるわけです。やられたあとのあと始末、
対策としてはあと始末以外に方法はないものかどうかということですね。もっともこれはこれだけの
ひょうが降るんですから、先ほどの
伊藤さんの話ですと、鳥なんかがみんな即死をした。もっとも屋根のある
ところにいれば別ですが、直接当たったやつは、鳥なんかが即死をしたという話。それから
埼玉県で聞いた
ところによると、人間の場合は即死はしなかったけれ
ども、しかし
鶏卵大の
ひょうでも降ってまいりますと、やはり当たれば、それはもう
相当なものだろうと思うのです。畑でもって逃げ出した人が、隠れ場所がなくて、耕うん機の下にもぐり込んで一時難を避けたという話があるのです。
ひょうが終わったあとで、
ひょうでけがした人のために、救急車がかなり走り回ったという話もあるわけです。ちょっとこれは聞きようによっては、オーバーじゃないかと思われるほどの話がいろいろあるわけですが、ちょっとこの
鶏卵大の
ひょうだとかなんとかというと信用できないような気がするわけです。ここに写真がありますけれ
ども、この写真を見ると、
鶏卵大だとか、こぶし大だとか、そんな大きなのはありませんけれ
ども、解けるものですからね、すぐに写真をとらないと。かなりこれはまあ写真を写すころは置いとけば小さくなってしまうんですから、実物よりは感じが出ないかもしれませんけれ
ども、それでもかなり大きなものが降っているわけですよ。しかも、それが三十センチ、四十センチぐらい積もるということになると、なまはんかなやり方では防ぎようがないんではないか、こういう気がします。だから、こういうものを防ぐ場合には、畑やたんぼだと広い面積ですから、その上に一ぺんに屋根をかけるというわけにはいかないので、うまい方法はないかと思いますけれ
ども、もし、こういう
ひょうが降るという場合にはあきらめて、あとあとのあと始末のことだけに専念をする以外に方法がないものかどうか。少しでも、まあ
ひょうで破れないようなビニールをかけるとかなんとかといったような特別な方法が講ぜられるものかどうかですね。そういう
対策もこれは
考えてみないと、年々歳々同じようなことをやられておったのでは困ると思うので、その点まあ私はしろうとでよくわかりませんけれ
ども、うまい方法が
考えられないかどうか、その点をお伺いしたいと思うのです。