○
政府委員(
長野士郎君) 確かに
お話のような問題が昨年の参議院
選挙に際しましても
方々で起こりました。
名簿の脱漏、団地の
名簿の脱漏という事件が非常に遺憾でございますが相当いろいろなところ
——大阪の堺でございますとかあるいは千葉県の柏でございますとか、あるいは川越でございましたか、何か、埼玉県のそういうところでございました。相当できたのでございます。これ、原因を調べてみますと、
調査をしたり申し出を受け付けたりいたしますときに、たとえば、
調査をいたしますときに、新しい団地を担当する者が、他の人が当然担当しているというような軽い
考え方で見過ごしたというような例などもございます。そこで、今度の
調査につきましては、
調査区域と
調査の境界線のところは、混同や、お互いが漏れがないようにぜひやっていきたい。それから
調査の、まあ、経費等の配分につきましても、そういう大都市あるいは大都市周辺の団地とか、そういう人口の非常に多いところ、人口の移動の大きいところというようなものについては、特に注意する
意味での
考え方をあらわしますために、
調査費の配分等についても、合理的な基準で、そういうところを重視するようにいたして、遺憾のないようにいたしたいと
考えております。それから、登録の申し出等につきましても、今後の問題でございますけれども、わざわざ役場まで出かけていって登録の申し出をするというだけでなく、ある程度出かけていって登録の申し出を受けつけ得るような、そういう形での巡回的な申し出受けつけのようなことも、ぜひ
行政指導の上で十分行ないまして、漏れのないような形にいたしたいと
考えております。