○田中一君 その調整機関が
予算をチェックする力を持つように
法律を
改正しなければこれはだめですよ。大体たとえば住宅
公団が団地をつくる、一千世帯の団地、二千世帯の団地をつくっておっても病院もなければ何もない、総合性がない。一番悪いのは鉄道です。運輸省に文句を言ってもいいけれ
ども、鉄道が足りないから、実際それに交通機関が
——どっちがいい悪いという問題ではなくて、ついていけないということです。私はかって、中央線にやたらに団地をつくる、多摩平とか何とかあの辺にやたらに団地をつくる。そうして輸送とか交通を
考えないでやっておる。最近はあの辺をやめて、鉄道は鉄道で複々線にするということでやっておるから緩和されるでしょうし、また地下鉄等も延びておる、しかし学校の問題にしても医者の問題にしたって、何もやっていやしない。また
地方公共団体ではできない。流通センターを国が単行法をつくってこれだけのものをこしらえてやるというなら、
予算を要求する確固たる
計画の数字というものは経済企画庁に持たすべきです。経済企画庁がもし総合的なプランをつくるならば、そのプランに基づく
予算というものは経済企画庁の要求どおり全体が分担する。もちろんそれはタイミングがありましょうけれ
ども——というくらいの
関係大臣の申し合わせ、閣議決定でもなければ、これはできないのです。必ずびっこにこれはなる。どこまでも総合性です。これは私はまだ運用の問題まで触れておらぬのです。実際の
建設の
段階で非常な困難に逢着する。まあ大阪のようにいろいろあれやこれや、大阪府、大阪市が形を変えた、
土地の
先買い等にしても弾力性のある
——役所がなかなかできないような問題でも何とか株式会社にすれば、これは少し安くても高くても適当な、それこそ贈収賄を行なってもこれは文句ございませんよ。役所はそれはできない。また十円と思うものを十五円で買ったって、これは民間の企業的採算からいけばいい場合がある。これも
一つの大阪らしい行き方だと思います。しかし、もとをなすところの
政府がもっと総合的な
協力体制というものができなければだめです。これは何と言ったって経済企画庁なら経済企画庁に、要求する
予算を必ずつけるんだということをきめるのです。大蔵省の問題ではございませんよ。前向きで仕事を完成するという熱意があるならば、これは容易であります。一番大きな問題は
用地取得の問題が先になりますけれ
ども、これはいまの瀬戸山さんの
答弁のような
程度では、これは瀬戸山さんの
答弁であって、これは
政府委員です。所管だけはこれだと言いながらも全体的な
答弁にならぬと思うのです。藤山さんが来てくれると一番いいのですけれ
ども、どういうふうになっておるのか。いまの瀬戸山さん
程度のことではだめなことは、御
承知のように国土総合開発
事業においてもこれはだめだということは明らかですよ、あの
法律ができて何年たちましたか、ああして調整金というものをようやく今年何億だったか、十億ぐらいあったかな、十五億ぐらいあったかな
——四十五億か、四十五億ふえるということになるということは、あなた方がまともでないということですよ。総合性がないから四十五億になったのです。初め五億から始まって、ようやくとって総合開発
計画というものが一応結びつけができた、これにおいてもしかりですよ。この問題はほんとうに実行するには、それぞれ伺ってみるとたいへんな金がかかります。これに対してやはり三十億でも五十億でも経済企画庁が持って、足りないところはそれで補ってタイミングを合わせて完成するということにならなければだめなんですよ。そういう
考え方はひとつどうお
考えになりますか。またそういう話がないのかあるのか、これは
建設大臣は
建設大臣、おれのところはおれがと言うきりでもって、農林
大臣は知らぬ、何は知らぬではこれはできません、経済企画庁長官が私のほうでやりますという
答弁なら……。