○
小平(忠)
委員 お説の
趣旨はわかります。わかりますが、あえてさらにもう一点お伺いいたしたいのは、
政府がこの
決定と同時にこれに対して臨む腹がまえは、いま伺いましたからわかるのでありますが、同時に、
施設等に対して、また
関連施設に対して、国がどれだけの
予算を計上してやるかということは、これからの作業でありましょう。これも理解できます。これをあえていまお伺いしようというのではありませんが、やはり、どの
程度の規模のものがこれから
準備が進められるかということは、
国民の大きな
関心事であります。したがって、これは
政府自体がやるのではなくて、
組織委員会もでき、また
現地に
期成会等もできて、いろいろ
東京オリンピック大会のような
前例で進められるわけでありますが、この際、
参考に、
札幌の
地の利というか、そういうものなどを利用して
——スキーでいえは、結局
ジャンプ施設が最も
費用のかかる
競技施設でありましょう。
スケートでいえば、いわゆるスピードの、結局
国立競技場的なものが一番
費用のかかるものであろうと思うのであります。それに関連する
選手村、こういったようなものは、いままでの
誘致運動を通じて、総体でどのくらい
計画しておったのか、これに対して
政府当局はどのように見ておるのか、そういったことについてお伺いいたしたい。
さらに、いまから四年前に敗れました、ただいま
佐藤委員からの
指摘もあったそういった
現地の
実情も、これはいなめない事実であろうと思うわけであります。しかし、今回は三十二票という圧倒的な得票で
当選決定を見たということは、やはり
東京オリンピック大会の
成果なり、さらに、
札幌の
現地の
実情を
調査した結果、現在出ておる
五つ六つの候補の中では最も有力であるという結果だと思うわけであります。そういう
見地からして、これは
大臣もちょっと
指摘されましたけれ
ども、今朝、
日本時間では今未明
決定の
連絡を受けたわけでありますが、その瞬間に私は、やはりその
期待にこたえ、また
日本としても恥ずかしくない
——遠くさかのぼれば二十数年前からの
悲願でありますが、これを達成して
成果をあげるについては、単なる
オリンピック施設だけでなく、関連する
各種の
施設や、あるいは
各国のそういった
関係者に来てもらっても恥ずかしくないだけの
体制を整えるということが、ひいては
日本国民の
体位の
向上、これからの
日本を背負って立つ若人の
体位向上ということに大きく役立つのでありますから、そういった問題について、やはり
政府は直ちに具体的な腹がまえをもって進めてもらいたい。これは、
大臣への
質問が終わりましてから、
官房副
長官にも具体的な
政府の
考え方についてお伺いしたいと思うのでありますが、
主務大臣でありますから、その二点についてさらにお伺いいたしたいと思います。