○岡本
委員 いまの二十四号線が竹田街道に取りつき、さらにそれの北上の問題についてはいま局長からお答えがございましたが、いろいろな問題を含んでおりますから一ぺん御検討を願って、早急に、今後二十四号線を、応急的であるにせよ、どういうふうに
国道一号線に結び付けるかという点についてお願いして、今国会中に大体の方針をきめて、
委員会でお答え願いたいと思います。
なお、それに関連しまして、私は
建設委員になって間もなしに出した
意見でございますが、最上に行って行き詰まりになって北上がかなり困難である、したがって竹田の街道に結び付けようという
計画の出る前に、私は疎水を利用せよ、こういうことを主張して、高山市長なんかに話をいたしまして、高山市長も一時は乗り気になっておったが、それが近畿地建のほうでどうも反対が強かったために、その結果実を結ばないで今日に至っております。
国道二十四号線が最上からインクラインに入るそのダムのところで、すぐそのまま疎水に入ることができる。疎水に入って、疎水の上をずっとふたをして走るということも可能でございますが、むしろそれよりも——疎水というのは御
承知のように運河でございます。そうして背は京と大阪の間を淀川を通って貨物を運んでまいりまして、その運河を船頭が引っぱって上がったのですが、そして帰りは櫓でこいでおりたというように物資運搬の通路だったわけですね。ところが、自動車運送が発達いたしまして、いまはそれは運河としての歴史的使命は終わって、現在はいわば開放された公共下水路というような形になっておるわけです。だから、下水路とするならば、あれだけの大量の水は要らないわけでありますから、下水道の本管を下におろしまして、その上を
道路につくり直しますならば、立体交差でずっと
国道一号線まで、五条まで入ることができるのです。もちろん多少蛇行しております。蛇行しておりますが、しかしながらゴーストップなしにずっと入れるということは、はるかにすみやかに安全に市内に入れるわけでございます。またその幅も現在の二十四号線の市内を走っている部分よりも広いのです。だから、そういう構想を出して、私は早くからそれの実現ができればいいがなというふうに
考えておったのでございますが、やはりこれはひとつ検討の対象にしていただくべき段階にきておるのではないか、こういうふうに思います。ただ、そこに問題は、関電の約六千キロワットくらいの発電所がある。それの補償に十五億ほど要る、こういうふうなことでございます。しかしながら、今日これだけ地価が暴騰いたしてまいりました段階では、新たに
道路を設定するための用地費というものは、市内を通る場合にはそんなに簡単に済むものでございませんから、十五億くらいの補償でもって疎水を立体交差の
道路として使うことができたら、むしろ安いのではないか、こういうふうに私は思いますので、
国道二十四号線の近代化という構想の
一つとして、現在の疎水というものを
路線として使うことが可能かどうかということをひとつ御検討をお願いして、あわせてその結果をひとつまた
委員会でお答え願いたいと思います。
それから、この機会ですから、もう
一つお尋ねをいたしておきたいと思いますが、いま
国道二十四号線は大久保
付近で非常な混雑でございます。この間も私木津へまいりますのに六時ごろ大久保
付近を通りましたが、約三キロ以上にわたって自動車がずっと並んでおるんです。大久保から近鉄の電車の停留所にいたしますと、大久保の次は久津川です。その次は寺田でございます。その近鉄の停留所二つ分ぴしっと出動車が詰まってしまっているんですね。だから非常な
交通難の
状態になっておるのでございますが、早急にその部分については何らかの改良
計画が立てられるべきである、こういうふうに思うのでございます。先般、一昨年でございましたか、昨年でございましたか、
建設委員会が現地調査にまいりまして、陳情を受け、その必要があるということは
委員会にもすでに報告されておるんです。したがいまして、
建設省としても、早急にひとつ大久保
付近の
交通難を打開するための道を講じていただきたいと思うのでございますが、政務次官は自分の選挙区のことでもありますから、ある程度陳情も受けておられるでありましょうし、また
事情をよく御存じでございますから、政務次官からでも局長からでも、いずれからでもけっこうでございますが、お答えを願いたい。