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1965-10-18 第50回国会 衆議院 議院運営委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十年十月十八日(月曜日)    午後九時十七分開議  出席委員    委員長 坪川 信三君    理事 伊能繁次郎君 理事 久野 忠治君    理事 草野一郎平君 理事 金丸  信君    理事 柳田 秀一君 理事 中嶋 英夫君    理事 安宅 常彦君 理事 鈴木  一君       上村千一郎君    鯨岡 兵輔君       小山 省二君    澁谷 直藏君       田中 六助君    田村 良平君       竹内 黎一君    橋本龍太郎君       服部 安司君    野原  覺君       藤田 高敏君  委員外出席者         議     長 船田  中君         副  議  長 田中伊三次君         議     員 林  百郎君         事 務 総 長 久保田義麿君     ————————————— 十月十八日  委員宇野宗佑君及び角屋堅次郎辞任につき、  その補欠として橋本龍太郎君及び野原覺君が議  長の指名委員に選任された。 同日  委員橋本龍太郎君及び野原覺辞任につき、そ  の補欠として宇野宗佑君及び角屋堅次郎君が議  長の指名委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  特別委員会設置の件  次回の本会議等の件      ————◇—————
  2. 坪川信三

    坪川委員長 これより会議を開きます。  まず、特別委員会設置の件についてでありますが、この際、特別委員会設置について御協議を願います。
  3. 中嶋英夫

    中嶋(英)委員 特別委員会の問題ですが、すでに災害対策特別委員会設置したわけですけれども、今国会劈頭から私ども各党にお願いしておるのは、沖繩問題のための特別委員会をつくりたい。これは前の通常国会のときにもすでに要請をしておりますが、その後、沖繩の問題については、日本では非常に各界とも重大関心を払い、特に、最近佐藤総理歴代現職総理大臣としては初めて沖繩を訪問されて、沖繩事情をつぶさに視察されたのであります。この問題について相当意欲的な面も看取をされるわけであります。また、先般の国会における施政方針演説の際にも、沖繩問題については、あらゆる機会をとらえ、できるだけの措置をしていきたい、こういう前向きの決意を表明されておるわけであります。  また、自由民主党としても、それぞれ代表を派遣し、特に床次議員などは、非常に積極的に国会も取り組むべきだという意向を現地で表明をしておるようでありますし、民社党もまた代表をしばしば派遣をしておられます。わが党も、沖繩施政権の問題、特に同じ日本国民である沖繩の県民が、その法的地位等についてはまだ疑問があるという状態外国旅行者として日本をたずねるというようなこと等々を考えると、これは韓国以前の問題だ。日本国民法的地位すら明確化されない、そういう悲劇的な様相を持っておる。特に、最近のアジアの緊迫せる情勢の中での沖繩の位置というものは、これまた同じ日本国民として重大関心を払わなければならない点もありますので、ぜひ沖繩の問題のための特別委員会設置してもらいたい、このように主張してまいったわけであります。民社党の側からは賛成をしていただきましたけれども理事会段階では、自由民主党の御賛成を得られないので、この委員会機会に、再度自民党皆さん方の御同調をいただいて、特別委員会設置に踏み切っていただきたい、このように考えます。
  4. 伊能繁次郎

    伊能委員 ただいま、社会党中嶋理事からいろいろお話がございました点については、私どもかねてよく承ったところでございます。ただ、残念ながら、われわれもその点については、それぞれの立場において努力いたしたのでございますが、今日の段階においては、まだわが党として了承という域に達しませんで、けさほど来理事会等においても、遺憾ながら賛成できないというお返事をせざるを得ない状態でございましたが、お話もございましたので、今後われわれとしては最善の努力をいたしたい、こういう決意を申し上げたいと思います。
  5. 鈴木一

    鈴木(一)委員 議運出先自民党皆さんたち誠意というものは十分わかるのでございますけれども、どういうわけでこの委員会設置がいますぐできないのか、その理由を承りたいと思います。同時に、先般私ども今澄君の質問の際、アメリカにも、ソ連にも、中共にも、そういう大国のどこにも災いされない独自の日本外交路線を考えるべきであるという質問をした際に、総理のほうから、今澄君の質問はまことにそのとおりであるということで、感にたえないような総理態度であったと私は感じたわけでございますが、どういうわけで設置ができないのか、その理由を伺いたいと思うのです。
  6. 伊能繁次郎

    伊能委員 はなはだ残念ながら、明快な理由をここで私ども申し上げかねるのを遺憾に思うわけでございますが、御承知のように、率直に申し上げて、施政権その他国際的にも微妙な関係もありますので、党としては、この問題を進める上において万全の措置をとりたいという、非常に慎重な検討をいたしておるような次第でございますので、さいぜん申し上げたような現段階における回答を申し上げたわけでございますが、引き続きわれわれとしては努力をいたしたい、こういうふうに思います。
  7. 安宅常彦

    安宅委員 さっき中嶋さんから話があったのですが、私、聞きたいのですけれども床次さんというのは自由民主党沖繩に関する何か特別委員会みたいなものの委員長さんですか、どうなんですか。
  8. 伊能繁次郎

    伊能委員 以前なられたこともある。
  9. 安宅常彦

    安宅委員 そういう人が現職のまま行ったときに、そういう話が出たのじゃないですか。それはどうなんですか。自由民主党という党の議員が、しかもそういう要職にある人がそういう発言をしておりながら、明確な理由が言えないということは、非常に私は納得できないのですけれども、微妙な段階だという、その微妙な理由伊能先生いまおっしゃいましたが、そういうことではなくて、ほんとう自主外交なんといっても、これは国内問題でしょう。日本沖繩県という国内問題も、そういう態度であっては、はなはだ私らは遺憾だと思うのですが、自民党のほうでは努力をされるそうでありますが、そういう遺憾だという意味は、はなはだ遺憾なことですが、はなはだ残念なことですがという表現ですか。私はこれは遺憾だと思う。そういう遺憾なことだということをあなた方のほうもお認めになって努力するというのか、そこははっきりしてもらわないと、ただきょうのところは、まあ努力すると言ったほうがいいだろうというふうにとられると、はなはだ皮肉な聞き方ですが、私ども立場がありませんから、これは国会としても、院としても、何回もこの問題について沖繩施政権返還に関する決議、それに類したものを、これは前後五回議決を行なった。そういう過去の実績からいって、今日の段階でまだその時期に達していない、あるいは現在のところはっきりした理由が言えない、これはまことに遺憾だと思う、そういう立場で遺憾だということをお認めになった上で努力をされるということだったら、話はよほどわかる。ただ、努力をされるというだけで、この問題がすっと通ってしまうということについては、とても私はがまんができないのですが、この問題について、自民党さんのほうから、どなたか代表してそれを話してもらいたいと思う。
  10. 伊能繁次郎

    伊能委員 ただいま私が中嶋理事のお尋ねに対して御説明を申し上げたのは、速記録をお読みいただいても明らかだと存じますが、施政権その他の関係で微妙な状態にあるので、詳細な御説明を申し上げかねることは遺憾だ、かように私は申し上げたわけで、そういう事態のもとにおいても、われわれはできるだけの努力をいたしましょうということを申し上げておるので、説明ができないことが遺憾だ、こういう趣旨でございます。
  11. 安宅常彦

    安宅委員 微妙な、微妙なと言うけれども、あなたのほうの責任のある人が沖繩に行って、そういう話をし、発言をし、しかもあなたのほうも賛成をなさって、沖繩に関する議決というのは院で五回もやっておる。こういう状態をあなたのほうで認識されれば、現在の段階ではっきりした理由を申し上げられないという発言は出てこないと思うのです。あらゆる場合に賛成をしておる。院でも賛成をしておられる。沖繩に行っても賛成発言をしておられるのに、きょうそれができないというのは、私は理解ができない。はなはだ遺憾だということをあなたのほうではっきり言ってくだされば、その上に立っての努力ならわかる。
  12. 久野忠治

    久野委員 いまの御主張に対しては、現に沖繩問題が非常に重要であることは私たちも率直に認めます。重要であるから特別委員会を設けなければならないという御主張は、私たちには多少理解しにくい点があるのでございますが、とにかく現に沖繩に関する問題については、院の議決も何回かやりましたし、それからまた、これらの諸問題に関しましては、それぞれの当該委員会で数回にわたって真剣に検討されたわけであります。外務委員会内閣委員会等においても真剣に論議をされたわけでありまして、現にそういう当該委員会もあるわけでございますから、そこでなお十分論議をするということも必要ではないか、かように思うわけでございます。そこで、重要だから特別委員会を開かなければならぬということのみではないということを申し上げておきたいと思います。
  13. 安宅常彦

    安宅委員 ちょっとおかしいですな。そんなに苦しかったら、あまり言いたくありませんよ。だけれども、あなたのほうの総理自身が、この間重要だから沖繩に行ったのでしょう。それでいま沖繩では、官民こぞって、施政権返還祖国復帰、こういうものがもう一般の世論化しているのですね。そしていま、聞くところによれば、沖繩の主席を含めた有力な皆さんが、そのことのために最も近いうちに日本を訪れるという話を私は聞いておる。こういう時期に、政府与党である皆さん、特に議会運営については責任を持って私はやるんだと自負しておる皆さんが、ほんとうはその世論にこたえるのが日本政府与党の任務じゃなかろうか、私はそう思うのですが、そういう重大だから特別委員会設置するのだという理屈がどうもわからぬというその理屈こそ、どうも私はわからぬですよ。重大だから何とかしなければならぬというので特別委員会を設けるというのがほんとうじゃないでしょうか。そういう沖繩県民の一致した世論、こういうものにこたえるという意思、さらに、そんなことを言うならば私は言いますが、現在の状態ではっきりした理由が言えないという一つ立場、それから沖繩県民にいまこたえることができないのが残念だ、遺憾だという立場に立って今後努力をする、こういうのならば了解をいたします、こう私は言っておるのです。そういう努力なんですか。
  14. 鈴木一

    鈴木(一)委員 関連して言うのですけれども、何かさっきの理事会におけるニュアンスとだいぶ違うような気がするのですよ。出先皆さんたちは、われわれ野党の言うことはよくわかる、だけれども、党内にもいろいろ事情もあり、上のほうではなかなかきついので、努力はしたけれども応じかねた。しかし、今後大いに努力しようというふうなお話であったから、われわれも黙ってその誠意認め社会党さんもおそらくそのつもりでおりたのだろうと思うのですが、何か話を聞くと、必ずしもわれわれが思っているのと気持ちがぴったりしないような気がするのですがね。
  15. 久野忠治

    久野委員 ちょっと誤解があるようですから、申し上げておきます。  現段階においては、皆さんの御要望の特別委員会認めるということについては非常に困難がある。そこで、これを懸案事項として、将来にわたって私たち皆さんの御意向を十分くんで努力をいたしましょう、かように申し上げておるのであります。そこで、それは重要でないからそういうようにするのじゃないかという御意見もいま出たわけでありますが、そういうことではないのでございます。できる限り懸案事項として将来万全の努力をいたしたい、こういうことで御了解をいただきたい。
  16. 柳田秀一

    柳田委員 きょうの理事会でも、別にこれはわれわれ社会党立場から言っておるというような観点というよりは、いま安宅理事も言いましたように、五回にわたってハウス施政権返還のことで決議をしている。それにこたえるハウス意思決定としても、特別委員会を設けるということは、これは一つには、議決したわれわれが日本国民に対するところの義務でもあり、同時にまた、やはり日本国民である沖繩県民に対するつとめでもある。こう思って、私たち皆さんに、ほんとうにこれは党の立場を離れて、私は国会の一員として誠心誠意、きょう理事会では、もう再びここでは繰り返しませんけれども誠意は吐露したつもりです。それに対して自民党理事さんも、おまえの言うことはよくわかるが、いまの段階では、そのままそれをもってすぐに自民党の幹部を説得するまでにはまだ機は熟しておらぬのだ、だからそれは今後すみやかにできるだけの努力をやる。こういうふうにお答えになって、私は、それは自民党立場はわかる。しかし、それが単なるおざなりで、その場のがれであっては困る。皆さんの今後の誠意というものと、また皆さんの今後の努力というものが形になってあらわれるわけです。いつまでもわれわれはのんべんだらりと待っておるわけではない。だから、皆さん誠意成否となってあらわれるわけです。ごろ合わせではないけれども、なるか、ならぬかということです。そういうこともお互いに、理事会といい、議院運営委員会といい、公党がそれぞれ公党の面目にかけて、相手の党を尊敬し、そして相手の党の立場認めながら、お互いに良識をもって信頼し合いながらやっていくところに議院運営委員会があるのですから、もしもそういう成否の場合に、成の場合はよろしいが、否の場合には、なかなかそれがじんぜんとしてならぬ。結果から考えてみると、やはりあのときは引き延ばしの道具に使われた、こういうふうに社会党が遺憾ながらとらざるを得ないようなことになってくると、今後の議院運営委員会立場においても、円満なる議院運営の遂行にもまた一つのひびが入りかねないようなことになるので、その点は特に念を押したわけです。  私はこの前、事務的に非常にむずかしい問題でもありますけれども、少なくとも九十万沖繩県民ならば、当然今日の公職選挙法によると、大体四つないし五つ議席があるわけです。だから、議院運営委員会はそこで何か事務的にも考えて、議席の最前列ぐらいなところに、やがて来たるべき沖繩県選出衆議院議員のために五つぐらいの議席をあけておこう。こういう非公式な提案もして、私は、皆さんのほうとも、あるいは事務当局とも、何かそういう手はないものか。国会を見ると、いつでも正面のまん中辺くらいのところにぽかんと議席があいておる、あれは何だ、あれはやがて復帰する沖繩県民のために、その代表である五つ議席をあけてあるのだ、こういうことも、沖繩県民に対して一つ希望を与え、あるいはまた日本国民に対する院の決議の道にもかなうのじゃないか、こう思って私は提案しておるわけです。かつて朝日新聞が夏の野球大会をやったときに、わざわざ沖繩代表も来ておるわけです。沖繩の選手が帰るときには甲子園の土を持って帰ったというのです。この気持ち皆さんおくみくださって、これはほんとう沖繩県民希望を持たせるということを院みずからがきめるということは決してむだではない。こう思いますから、重ねてくどいようですけれども、この点は皆さんの今後の御努力誠意を私は信じて、この問題はこの辺で一応きょうの議運としてはとどめておきます。
  17. 坪川信三

    坪川委員長 それでは特別委員会につきましては、先ほどの理事会でのお話し合いのとおり、この際、日本国大韓民国との間の基本関係に関する条約等の締結について承認を求めるの件及び日本国大韓民国との間の漁業に関する協定実施に伴う同協定第一条1の漁業に関する水域の設定に関する法律案財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国大韓民国との問の協定第二条の実施に伴う大韓民国等財産権に対する措置に関する法律案日本国に居住する大韓民国国民法的地位及び待遇に関する日本国大韓民国との間の協定実施に伴う出入国管理特別法案等関連法律案を審査するため、委員五十人よりなる日本国大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会設置することとし、明十九日の本会議において、その設置議決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 中嶋英夫

    中嶋(英)委員 いまの提案のしかたについて異議はございませんが、私どもの考えからいくと、政府提案条約一件のような感じを与えるので、これはやはり条約並びにそれぞれの協定を並列して議題に供するのが妥当だと思うのです。先ほど官房長官とこの点で意見を交換した際には、官房長官もこのほうのベテランでもないようなので、とにかくこのままで、というようなことですから、何か遷延策と思われてはかえって心外ですから、きょうのところはいいですが、この点は問題があるだろうということだけはちょっと申し上げておきます。   〔林議員委員長委員長」と呼ぶ〕
  19. 坪川信三

    坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、委員五十人の各会派割り当て数は、自由民主党三十一人、日本社会党十六人、民主社会党三人と相なります。  ちょっと林君に申し上げますが、林君御了承のとおり、オブザーバーとしての御出席でもございますが、大切な問題でもありますので、特に発言を許したいと思いますから、ごく簡単にお願いいたします。
  20. 林百郎

    林議員 それでは、委員長のお許しを得て発言させていただきますが、いま報告があり、採決をしましたいわゆる日韓特別委員会に、当然共産党委員も参加させるべきであるという要請を当委員会にいたしたいと思います。  そのことについては、先ほどの理事会でも、社会党さんも民社党さんも賛意を表してくださっておりました。自民党さんは、これに対して反対のようであります。したがって、そのような共産党が参加することに賛意を表さないという自民党さんの御意見に対して、若干私たち意見を述べさせていただきたいと思うわけです。  実は、委員会の人数が四十五名ですと共産党は入れる。ところが、五十名になると入れないということは、これはとうてい国民が納得する合理的な事態でないと思うわけです。予算委員会にいたしましても、ここは五十名でありますけれども、一名共産党委員が加わっているわけです。自民党のほうでは、また総理大臣も、答弁並びに施政方針の御意見の中では、民主的な討議は十分する、十分の審議を尽くされたいということは、しばしば総理はじめ自民党の方々の御意見の中にもあるわけでありまして、民主的に討議をするということは、反対党、ことに少数の反対党にも、十分その審議に参加させる機会を与えるということが、真に民主的な審議を十分重ねるという意味になると思うわけです。昨日、わが党の参議院における野坂議員質問に対する首相の答弁も、共産党を名ざしにして、私と共産党意見は全く見解を異にしておるのだということも述べられているわけであります。したがって、民主主義的な審議を尽くすということは、全く見解を異にする者の意見を、どのようにこの審議の中に反映させるかということが、真に民主的な審議を尽くすということになると思うわけです。わが党としては、本来、日韓条約は破棄すべきものであるという見解を持っておりましたけれども、しかし、これが一たん政府から国会提案をされました以上は、国会議員としては十分の審議をするということが、われわれの責務だと思うわけです。したがって、これは各通常委員会に付託されますと、わが党の議員外務委員会にも委員がおりますし、農林水産委員会にもおりますし、参議院では、法務委員会あるいは大蔵委員会等にもおりまして、各それぞれの担当委員会の中で本議案審議に参加できるわけでありますけれども、これが特別委員会ということで参加ができないということになりますと、これはやはり国会の民主主義的な審議のルールにも反してくると思うわけです。  もう一言、言わしていただきますと、この日韓条約につきましては、これに関連して、社会主義国である朝鮮民主主義人民共和国との関係、あるいは中国封じ込めという立場に立って、反共軍事同盟であるというような問題もありまして、こういう立場に立ちますと、国際的な情勢国内情勢からいって、日本共産党見解がどのようなものであるかということを本議案審議に組み入れること、これは民主的な審議を尽くしたという日本国会の権威のためにも、当然共産党意見を十分反映させる機会を与えるべきだと思うわけです。したがって、先ほど各党派に対する割り当てがありましたけれども、さらに当委員会共産党委員少なくとも一名を、具体的な委員指名の際には参加できるような配慮をしていただきたいし、さらに、国会審議を民主的にする保障のためにも、この議案審議共産党が参加できるような、その審議共産党意見が反映されるような、そういう保障の道を当議院運営委員会としてぜひ配慮してもらいたいということを要請する次第であります。
  21. 伊能繁次郎

    伊能委員 ただいま本委員会におきまして、日韓に関する特別委員会設置の、委員会としての御決定をいただいたのですが、実は、私どもとしては、先日来、さらに進んで委員名簿の提出による特別委員会構成全般にわたってぜひ御決定を願いたいということを強く希望し、お願いをいたしておったのでありますが、残念ながら、今日の段階においては、さいぜん委員長発言のとおりの程度の決定を見るのやむなきに至ったわけでございますが、この機会に、明日の理事会並びに委員会におきまして、さらに、ただいま私のお願い申し上げました委員会構成全般について完了できるようぜひ御審議をいただきたいことを、社会党民社党皆さんにお願いいたしたいと思う次第でございます。
  22. 中嶋英夫

    中嶋(英)委員 ただいまの伊能さんの御発言は、自由民主党希望として聞いておきます。     —————————————
  23. 坪川信三

    坪川委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十九日火曜日午後二時から開会することといたします。  また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会理事会散会委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後九時四十七分散会