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1965-04-27 第48回国会 参議院 議院運営委員会 第20号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十年四月二十七日(火曜日)    午前十一時五十五分開会     —————————————    委員の異動  四月二十二日     辞任         補欠選任      和田 鶴一君     田中 清一君  四月二十七日     辞任         補欠選任      鶴園 哲夫君     中村 順造君     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         田中 茂穂君     理 事                 亀井  光君                 山本 利壽君                 大矢  正君                 柳岡 秋夫君                 渋谷 邦彦君     委 員                 鹿島 俊雄君                 熊谷太三郎君                 後藤 義隆君                 長谷川 仁君                 丸茂 重貞君                 小柳  勇君                 豊瀬 禎一君                 中村 順造君                 渡辺 勘吉君                 田上 松衞君         —————        議     長  重宗 雄三君        副  議  長  重政 庸徳君         —————    政府委員        内閣官房長官  橋本登美三郎君        内閣官房副長宮  竹下  登君    事務局側        事 務 総 長  宮坂 完孝君        事 務 次 長  岸田  実君        議 事 部 長  海保 勇三君        委 員 部 長  小沢 俊郎君        委員部部長   浅原 喜文君        記 録 部 長  佐藤 忠雄君        記録部部長   福地 和正君        警 務 部 長  二見 次夫君        庶 務 部 長  若江 幾造君        管 理 部 長  佐藤 吉弘君        渉 外 部 長  荒木外喜三君    法制局側        法 制 局 長  今枝 常男君    国立国会図書館側        館     長  河野 義克君        副  館  長  岡部 史郎君     —————————————   本日の会議に付した案件国立国会図書館長就任あいさつ国家公安委員会委員任命同意に関する件 ○本会議における議案趣旨説明聴取及び質疑に  関する件 ○請願受理締め切り期日に関する件 ○副議長任期満了に関する件 ○国会法第三十九条但書規定による議決に関す  る件(畜産物価格審議会委員) ○国会法第三十九条但書規定による議決に関す  る件(蚕糸業振興審議会委員) ○決議案委員会審査省略要求の取り扱いに関す  る件     —————————————
  2. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 議院運営委員会を開会いたします。  河野国立国会図書館長からごあいさつがございます。
  3. 河野義克

    国立国会図書館長河野義克君) 私は、国立国会図書館長任命につきまして、さきに両議院の御承認を得ておりましたが、去る二十一日、両院議長から正式に辞令をちょうだいいたしました。事のここに至ります過程におきまして、議長、副議長並びに本委員会委員長委員方々から、格段の御高配を賜わりましたことを、厚く感謝を申し上げます。  私は、御承知のとおり、はなはだ至らぬ者でございまして、国立国会図書館長の重任を全うし得るやいなや、衷心危惧の感に襲われておりますが、すでに御任命を受けました以上は、及ばずながら、微力を尽くして、懸命に仕事にいそしみたいと存じます。それにつきましても、議長、副議長並びに本委員会方々の絶大の御指導御支援がありませんければ、とうていその任を全うすることができないと存じます。どうぞ今後とも十分御懇情を賜わりますよう、つつしんでお願いを申し上げます。(拍手)     —————————————
  4. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 次に、国家公安委員会委員任命同意に関する件を議題といたします。  政府委員説明を求めます。
  5. 竹下登

    政府委員竹下登君) 国家公安委員会委員任命につき、両議院同意を求める件について御説明申し上げます。  国家公安委員会委員安井英二君は、昭和三十九年七月三日任期満了となりましたが、同君の後任として津田正夫君を任命いたしたく、警察法第七条第一項の規定により、両議院同意を求めるため、本件を提出いたしました。  同君経歴につきましては、お手元履歴書で御承知願いたいと存じますが、国家公安委員会委員として適任であると存じます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたします。
  6. 大矢正

    大矢正君 私は、ただいまの国家公安委員任命につきまして、官房長官に、公安委員任命に関しての決意のほどをお伺いいたしておきたいと存じます。  その一つは、公安委員任命に関して、今日まで内閣がとられてまいりましたその措置手順についてであります。先般も、当委員会で問題になりましたが、公安委員任命につきましては、私ども議運委内閣からその同意を求めるための話がなされる以前において、新聞に、今日同意を求めてまいりました津田正夫君の発表がありまして、このことによって、私どもの所属する社会党におきましては、非常に重要な問題となったのであります。この種の人事案件につきましては、慎重に配慮しなければならないにもかかわらず、私どもが知る以前において新聞発表になるということは、これは非常に重大な問題であります。万一、今般同意を求めてまいりました津田正夫君が参議院において同意を得ることができないという事態になりますれば、それを執行いたしまする内閣はもとよりのこと、個人的には、津田正夫自身にとりましても、非常に問題が将来にわたって残ると私は思うのであります。したがいまして、内閣におきましては、公安委員会委員人事にとどまらず、あらゆる人事案件につきまして、同意を求める際においては、十分各所と連絡をとりながらも、なおひとつ事前に一般に漏れるようなことがないように、十分な配慮をすべきではないかと、こう思うのであります。この点につきましては、先般、当委員会におきましても、万一これから以降、私どもが耳にする以前において新聞発表になるような人事があらわれた際には、一切これを認めることはできないという強い態度を申し上げましたが、まず第一点として、このような手順、手続、またその過程における諸問題に対して、官房長官がどういう決意を持っておられるか、お答えをいただきたいと思うのであります。  あわせて第二点目は、この種の人事につきましては、公正かつ妥当なものでなければならないと存じますし、特に国家公安をあずかる公安委員会委員任命につきましては、慎重な選定過程配慮がなされるべきであると私は思います。特に、いまも申し上げましたように、治安をあずかる最高立場に立つ委員でありまするがゆえに、私は、一党一派に偏しないことはもとよりのこと、公正妥当、かつ国民のすべての人々がなるほどとうなずけるような人事をしてもらわなければならないと、こう思うのでありまするが、これからの国家公安委員選任にあたりまして、官房長官はどのような決意を持っておられるか、二点目としてお伺いをいたしたいと存じます。
  7. 橋本登美三郎

    政府委員橋本登美三郎君) ただいまの大矢委員の御質問に対しましてお答え申し上げます。  第一点でありまするが、お話のありましたように、国家公安委員人事は、もちろんこれは重要な人事であり、その他、公安委員に限らず、両院同意を求める人事は、重要であるがゆえに両院同意を求めるような法律措置が行なわれているのでありまするからして、政府としては、両院同意を求める人事につきましては、慎重かつ厳格にこれが措置を行なってまいっておるわけであります。しかるに、今回の公安委員人事につきまして、事前——に皆さまにお話し申し上げる前に新聞に漏れましたことは、まことに申しわけない次第であって、心からおわび申し上げまするが、実はこの国家公安委員人事は、特にこれは関係各党からも御注意があり、私も関係者に対して、政府部内に対しては厳重にこれが外部に漏れざるよう十分に伝達し、あるいは再三にわたって注意を喚起いたしておったわけであります。しかるに、これが外に漏れまして新聞に一斉に出るような結果になりましたことは、たとえ、さような措置をとったにいたしましても、結果としてはそういうようなことがあらわれたのでありますからして、その点、政府を代表していわゆる人事関係において責任を持つ官房長官の私といたしましては、心から皆さんに対して、この点につきましてはおわびを申し上げ、今後かようなことのなきを期して、十分な措置をとりたい方針でありますので、その点についてはこれを御了承願いたいと思います。  第二の点でありまするが、国家公安委員人事は、今回の選考事情を申し上げますと、実は御承知のように、前回やめられました方々につきましても、一応官界もしくは実業界、財界、あるいはジャーナリスト関係と、ある程度の階層にわたって従来選定が行なわれております。これにつきましては、先ほどの大矢さんのお話にもありましたように、これは一党一派に偏するべきものではありません。国民全体の治安並びに国民の安寧に関する最高責任者でありまするから、したがって、この人事に関しましては、大体皆さんがお聞き及びのとおりに、皆さんの御意向を十分に参酌した上で、これを選考するという方針でやってまいっております。今回のことにつきましても、いわゆる関係当局からは二、三、人を出してまいりましたが、私自身が必ずしもその人事には賛成しかねる点もありましたので、なお慎重にこれが選考を進めるようにということで、今回の津田正夫君になりまして、皆さんのお手元にお願いする順序となってまいったのであります。ごらん願えればわかりまするように、津田正夫君は、もちろん役人の生活はありますが、これは内務省社会局労使関係仕事が中心で、ジュネーヴに駐在して労使関係の公正な仕事をやってまいった方であり、その後においてはアルゼンチンの大使として非常に国際的な視野も広い。こういう意味において、政府としては、国家公安委員として大所高所に立って仕事をする上においては、まことに適任であるという観点から、津田正夫君を皆さんにお願いするような結果になったのであります。今後も、この種の国家公安委員のごときは、各層各般にわたって公正な措置をとり、かつまた、国民から尊敬せらるべき人物でなければならぬのでありまするから、今後とも、これが人選につきましては、各方面意見を十分に参酌をして、一党一派にとらわれない人選をやってまいりたい。かように考えておりまするので、この点も、あわせて御了承のほどをお願いいたします。  第一段の点につきましては、心から不注意の点をおわび申し上げます。
  8. 中村順造

    中村順造君 せっかくの機会ですから、私からも……。いま出された資料を見ますと、非常に兼職が多いのですね。現職としていろいろの役職に任命されている。これを見ますと、大体、国がある程度の保障をして、その職務に携わっていただいておるにもかかわらず、兼職が非常に多いのです。それから、いま一党一派に偏してはいけないと官房長官はおっしゃいましたが、これもやはりこの経歴の示された、出された委員の中には、いやしくも国論が二分したような場合に、一方的な発言をする、こういう経歴の人がおられるわけです。たまたま、いま大矢理事が今回の津田委員任命についてのいきさつについて、わが党の基本的な考え方を述べ、政府に強い反省を求め、要望をいたしましたが、私は別の角度からして、いやしくも国家公安委員、こういう職務に携わる者の見地からして、国論が二分されるような場合に、一方的な発言慎しんでもらわなければならぬことは当然でありますが、官房長官にせっかくの機会だからお尋ねしますが、この兼職が非常に多いことは何とか整理ができないものかどうか。これだけの職務をやっておられる人を、逆にいえば必ずしも国家公安委員になっていただかなければならないかどうか。今後の問題もありますし、しばしば本委員会でこれは問題になっておるわけでありますが、いつの間にか、たくさんの兼職を持たれている結果になっている。この点について、ひとつ政府の御見解を承りたいと思います。
  9. 橋本登美三郎

    政府委員橋本登美三郎君) いま中村さんのおっしゃるように、私自身就任以来、できるだけ与えられた職務に専念してもらいたいということで、兼職整理するように指示をいたしてまいっております。ただ実際上の問題として、こういうことがあるんです。たとえば国土開発関係委員でありますと、それに関連した関係委員は、実際の仕事の上からいっても便宜な点があるということで、これらを整理する場合にむずかしい点もあり、かつまた、かえって便宜上の点があるようではありますが、しかし、おっしゃるような意味で、多方面にわたっての一人の人の能力には限りがありますし、また九千万もの国民がいるので、りっぱな人がたくさんいるわけでありますからして、できるだけやはり遺賢なかしめるという意味で、各方面の人を抜てきをしてお願いするという形をとってまいりたいという方針で臨んでいるわけであります。佐藤内閣発足以来、日なお浅くして、十分なる整理ができておりませんが、おっしゃるような意味において今後その方針を堅持してまいりたい。かように存じておりますし、過去の人につきましても、今後お話のような方針に従って整理できるものは整理してまいる、そういうような方針で臨んでまいりたい、その点もあわせて御了承をお願いしたいと思います。
  10. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 他に御発言もなければ……。
  11. 小柳勇

    小柳勇君 私、この名簿を見たのですが、この中にテレビや何かにどんどん出られて、意見を述べられたような方もあるようです。公安委員になられたら、あるいは出られぬかもわからぬけれども政党政治のことを重点的に取りあげて一党一派を面罵するような、そういうような意見を吐かれる人があるようだ。そういうことではちょっと、ぼくらは賛成しかねるのだが、公安委員になられたら一体どうなるのだろうか。
  12. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) これは、ちょっと小柳君に申し上げますが、いまの小柳君の御発言は、すでに国家公安委員に在職中の方に対する御発言かと思いますので、この点は官房長官も十分お聞きおきいただきまして、そうして今後の人選について御善処願う、こういうことにいたしたいと思いますので、御了承願います。  ほかに御発言もなければ、国家公、安委員会委員津田正夫君を任命するにつき、同意を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  14. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 次に、本会議における議案趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。  理事会において協議いたしましたところ、次のとおり意見が一致いたしました。すなわち、  内閣提出にかかる「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案」につき、趣旨説明を聴取し、質疑を行なうこと。  質疑の時間は、日本社会党十五分、公明党十分。人数は各派一人。順序は大会派順とすること。  以上のとおりでありますが、右理事会申し合わせのとおり行なうことに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  16. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 次に、請願受理締め切り期日に関する件を議題といたします。  議事部長説明を求めます。
  17. 海保勇三

    ○参事(海保勇三君) 従来の例にならいまして、会期終了日の八日前、すなわち五月十一日(火曜日)をもって請願書受理を締め切りたいと存じますので、御了承願います。
  18. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 本件につきましては、ただいま説明のとおり決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  20. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 次に、大矢君から発言を求められておりますので、この際、発言を許します。
  21. 大矢正

    大矢正君 私は、この際、院の構成並びに院に席を置く議員立場に関連をして、議長並びに副議長に二、三質問をいたしたいと存じます。  それは御承知のとおり、六月の下旬に参議院通常選挙が行なわれる予定であります。そこで、当然のこととして、半数が自動的に任期を終了し、選挙に入るということになるのでありまするが、私が今日まで調べてまいりました経過によりますると、現在の重政議長は、六月一日をもって任期が満了することになると存じます。もし、参議院通常選挙議員任期中に行なわれるといたしますれば、また新たな考え方も出てまいるのでありまするが、このたびの通常選挙は、どう考えても任期終了後に選挙が行なわれるという結果になるようであります。そこで私は、六月一日以降、当参議院構成を見ますると、自動的に副議長任期を満了するのでありまするから、空席になるという結果が出てまいります。私は、選挙後の国会において、当然のこととして副議長選挙されることは了承いたしまするが、たとえその間のわずかの期間であったといたしましても、院を構成する重要な役員としての副議長空席のままにおかれることは、議長及び副議長を補佐する議院運営委員会の私どもとして理解のできないところであります。したがいまして、私どもは、いっときといえども院の構成をおろそかにしてはならないと思いまするし、院の構成というものは院におきましては最優先の案件であるという立場から、従来も、新しく院が構成をされた際には、まず事務総長あるいは議長選挙が行なわれていることが、そのことの私は裏打ちになっていると、こう存じます。したがいまして、以上のような考え方からまいりますれば、六月一日をもって重政議長が自動的に副議長を去られ、それから以降新しい国会が開かれて副議長選任されるまでの間、院の構成の重要な柱でありまする副議長の席が空席になるということは、とうてい私どもは容認ができませんので、この際、今国会会期中に、新たな、選挙のない副議長を選ぶべきではないかという考え方を、私どもとして持っておるのでありまするが、こういう私ども考え方に対して、議長は……、副議長はあとから御答弁をいただきまするが、議長はいかようにお考えになっておられるか、お答えを願いたいと存じます。
  22. 重宗雄三

    議長(重宗雄三君) 私は、ただいまのお考えはまことに妥当であると考えております。私がかつて副議長をやっておりました当時の状態と、いまはだいぶ違うような感じがいたしますので、現在の副議長意思が那辺にあるか、先ほど聞いたのでありまするが、続いて六月一日まで自分はやりたいという御意向であるようでございますので、私はこれは差しつかえないというような考えをいま持っておるものであります。今回の場合は、副議長だけの任期満了でありまして、議長はまだ任期がありますというような状態は、いままでのような状態とはやはり違いまするので、副議長意思を私は生かしていきたい、こういうふうに考えておるものであります。
  23. 大矢正

    大矢正君 ただいま議長からお答えをいただいたのでありまするが、私が調べた限りにおきましては、重宗議長が副議長でおられた際に、当時の重宗議長は、昭和二十八年の五月十九日に副議長当選をされて、昭和三十一年の五月九日に重宗議長辞任が許可されまして、新たに寺尾副議長就任をされております。で、私はなぜ当時の重宗議長がおやめになったのかということを考えてみますると、ちょうど三十一年の五月九日におやめになって、同じく三十一年の二カ月後の七月八日には、参議院通常選挙が執行をされている。私は、この重宗前副議長がとられた当時の立場考えますと、おそらく二つのことがあったのではないかと、私は私なりに想像をいたしております。その一つは、院の構成という非常に重要な問題をかかえて、たとえ片時なりとも副議長の席を空席にしておいてはいけないというお気持ち一つと、あわせて、選挙に臨むにあたりまして、現職の副議長という立場ではいけない。自分もやはり一重宗として立候補したいというお気持ちがおありになってとられた措置であろうと、私は理解いたしております。こういう面を考えてまいりますと、過去において前例もあることでありまするからして、当然のこととして、いま私が申し上げた二つの点は、現在の重政議長がみずからお考え願わなければならないことではないかと思うのであります。特に、副議長という重要な立場に立つ人でありまするから、選挙のやり方、あわせて院の構成のしかたというものについては、最後まで議員の一人々々から理解をされる立場において、私はみずからの立場を表明することが当然であろうと思うのでありまするが、この際、御当人の重政議長にお尋ねをすることは、まことに私も、気持ちの上におきましては忍び得ないことでありまするが、お答えを願いたいと存じます。
  24. 重政庸徳

    ○副議長重政庸徳君) 私、ただいま議長から御発言がありましたとおり、自発的にこの際辞任する意思はありません。議長にある期間御迷惑をかけることを遺憾といたしております。
  25. 中村順造

    中村順造君 いま大矢理事から、いろいろの角度から話をされたのですが、これは副議長をおいて、いま大矢君も発言されたように、情においてはまことに忍びないものがある。でもしかし、これは選挙を迎えてでありまして、六月一日に一応任期が満了するわけですから、選挙がかりに六月の二十日に行われると、その間の空白はあるし、空白もさることながら、これは選挙でありますので、次に必らず当選するという保証は、これはできないと思うのです、率直に申して。気を悪くせずに聞いてもらいたいのですがね。そうしますと、これはいま、副議長は非常に名副議長としてその任務をつとめてこられて、われわれも非常に敬意を表しているのですが、やはりこれは、まあ私どもが申し上げることでないかもしれませんけれども、やはりいまの御意向では、六月一日までやめなければ、それは任期は、副議長としての任期が、同時に議員としての任期でもあるが、六月一日を境にして、議員としての任期がなくなる。言うならば、これは自動的に、議員でなくなると同時に、当然副議長でもなくなる、これは現実の問題としてあるわけです。これは、言うまでもないと思います。そういたしますと、これは副議長に率直にお答えいただきたいのですが、まあ出処進退と申しますか、かりに選挙に再選されまして、再びまた副議長になられるという可能性もあるかもしれませんけれども、私は今日までの副議長の業績をたたえる意味におきましても、この際やはり明確にみずからの出処進退をはっきりして、少なくともその当選期日までは——かりに当選するということは前提としても、その期間議員でなくなると同時に、副議長でもなくなるという現実の問題がある限りにおいては、これは考慮の中に入れられてしかるべきではないか、こういうふうに考えるわけです。これは非常に率直な意見で申しわけないのですが、そういう面をお考えになっておられるかどうか。これは副議長からひとつ率直にお答えをいただきたいと思うのですが。
  26. 重政庸徳

    ○副議長重政庸徳君) ただいまいろいろ御発言がありましたが、議長の御了解も得ておりますし、なおまた、いまの議長の副議長の時代には、そういうふうに御辞任になったのですが、その前に二色のなにがあるのです。そういうことからいうと、私個人は、いま申し上げました意思は変わらない。その間に党内においていろいろの意向が一致すれば、それは私も意思をひるがえすにやぶさかではないと思います。
  27. 中村順造

    中村順造君 これは素直に聞いていただきたいと思うのですが、私が申し上げているのは、なるほどこれは重宗議長が副議長の時代におやめになった先例と、任期が切れてもそのままやめずに選挙を迎えられた例がはっきりしております。しかし、私が申し上げているのは、重政議長は、今日まで議長を補佐されて、非常に業績をあげておられるから、私は心配しているわけです。結局は、一日以降当選されるまで、議員でないと同時に、副議長でもなくなると、こういうことを考えてみた場合に、やはりこの際、いままでの業績から見ても、りっぱな政治家としての立場をとられる意味において、そのお考え方があるかどうかということを聞いているわけです。これは党がどうとかおっしゃるけれども、私どもと若干考え方を異にいたしまして、なるほどいま議長と副議長は党籍を離れておられませんけれども、本来これは党を離れての職務がしかるべきだと私は考えますから、要するに、私ども考え方としては、党の意向よりか、御本人、非常に業績のあった重政議長のお考え方をわれわれは言っている。それで先ほど来大矢委員の言っている問題が片づくわけですから、この際りっぱな政治家としてのいわゆる出処進退をはっきりする意味から、お尋ねをしているのです。こういう点の配慮は、これは御本人でなければ、われわれとしてはできないわけですけれども、あなたのいままでの、過去の業績を見て、御判断をいただくわけにはいかないものかということを尋ねているのです。
  28. 重政庸徳

    ○副議長重政庸徳君) 自分のことで、なかなかここで——最初申し上げたので尽きておると思うのです。そのほかは……。  やはり自分で、ここで、それならやめますという発言はできないということは、あなたも、ぼくの立場は十分わかるだろうと思うのですよ。
  29. 大矢正

    大矢正君 そこでひとつ、たいへん私どもにとっては耳寄りな、いまの副議長より御発言もあることですから、この際、重ねてお尋ねをいたしたいのでありますが、副議長選任されるのは本会議でありまするからして、この議運の委員会で副議長の身分について、とやかく私はこれ以上申す気持はありませんが、ただ私は、参議院を代表する者は議長であり、同時に副議長である。こういう立場から考えてみますると、私どもとしては、議長、副議長に対しては、他の議員に対すると異なった尊敬の念を持って今日まで接してきているつもりであります。したがって、議長、副議長を補佐する私ども議運、特に理事の立場から参りますれば、議長、副議長に対する信頼や尊敬の念が失われて、院の運営が円滑にいくとは、私には考えられません。したがって、副議長という要職にある方はもちろんでありまするが、議員個人にとっても常に国民からきれいな目で見られるような立場をとるべきだと思うの話であります。しかし、先ほど来の副議長お話によりますると、やめ意思はないと、こういうことでありまするが、もしそういうことでありますれば、私ども議運の理事としては、今日まで議長、副議長に対し尊敬と信頼の念を持ちつつ、院の運営に対して御協力を申し上げているつもりでありまするが、私どもとしては、もしそういう態度がこれからもなお堅持されるのでありますれば、これ以上、私は、院の運営について信頼と尊敬が失われた中で協力ができようはずがありませんから、以上のような態度をとらざるを得ないという感じがいたします。がしかし、いま副議長から重ねて御発言があって、先ほど来、私どもが申し上げている点について、もう一度みずからいろいろと御判断を願えるという機会があるといたしますれば——われわれの院の権威と、それから議員の身分、立場というものを考えて、ひとつ重ねて副議長みずから御判断をいただけるようなことができますれば、われわれも幸いだと、こう思います。この委員会の中において、私自身、副議長から、それでは自分やめましょうという御発言をいただこうとも思っておりませんし、これは副議長みずから御判断なされることでありまするからして、われわれの申し上げることが理解のできない場合には、あなたはおそらく選挙以前に、この国会中においてみずからの立場を明らかにする気がないとおっしゃられるでありましょうし、そうなればわれわれは、信頼と尊敬をこれから以降持たなくなるわけでありまするから、結果としてはどういうことになるかということは、御判断いただけるだろうと思うのであります。重ねて結論的にお尋ねをいたしますれば、いま副議長が申されたことは、私どもが先ほど来申し上げたことについて十分理解をする、したがって、ある程度の期間ひとつ考えさしてくれというところまで進んだ御意見であるのかどうか。たいへんくどいようでありまするが、重ねてお伺いしておきたいと、こう思います。
  30. 重政庸徳

    ○副議長重政庸徳君) ただいま私が発言いたしましたことは、ある期間熟考してどうこうというような問題でなしに、私はそう信じておる、自発的に辞任する考えはありませんと、こういうことで、そこは間違わぬようにひとつ御了承願います。  なおこれは、いまも私のお話し申し上げましたように、自分立場選挙によって選任せられたのでございます。これは党内において、党内一致でいろいろな反対の御意見が出、また議長からもいま申されましたのですが、党内の事情を考慮して、活発な、別な御意見が出るということになりますと、これはまた別だ、かようにぼくは考えております。
  31. 中村順造

    中村順造君 副議長の言われることよくわかりますが、要するに、副議長不信任とか何とかということで話をしているわけじゃないわけですね、これはきょうの場合は。要するに、いろいろ私が申し上げなくてもおわかりだと思いますが、わが党がこれだけの人数をもってお考えを聞きたいという、この趣旨は、あなたに十分おわかりいただいていると思うのです。なるほどあなたは、いまの時点では私はまことに気の毒だと思いますけれども、やはりあくまでも強引に、どうしても、野党がどう言おうが、こう言おうが、おれはやるのだと、こういうことでは、今日の情勢——いままでの副議長という職責に対するわが党の考え方、こういうものを一つも判断の中に入れておられないわけですよ。これは、いままで非常に名副議長であったのだから、そういう判断をひとつ入れていただいて、諸般の情勢ということもありますから、そこで先ほどの大矢理事発言に対して、間違わぬようにしてくれと、こういうことでなしに、これは今日われわれが何を言っているのかということは、十分あなたの判断の中に入れておいていただいて、決してあなたを不信任という意味で言っているのじゃないのですから、そこの意味で、それではしかるべく野党の意見を聞いておこうと、こういうようなお答えを願えないものですかね、副議長、一応。
  32. 重政庸徳

    ○副議長重政庸徳君) 議長ともよく懇談をいたしまして……。
  33. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 私からおはかりいたしますが、この大矢君の発言に関する件は、本日はこの程度にとどめさせていただきたいと思いますが、どうぞよろしくひとつ……。
  34. 大矢正

    大矢正君 ちょっと待ってください。私だけの発言じゃなしに、わが党には、まだほかに委員がたくさんおって、発言したいのですよ。それをいかに委員長発言だからといって、私はあなたの御発言了承して、このまま議運委員会をお開きにするわけにいかんのですよ。特に私は、重要だと思われることは、先ほど来、副議長からは盛んに、党に帰って相談する、党に帰って相談するという発言が多いのですね。もちろん中村委員が言われたとおり、自由民主党に籍を置かれていることは私どもも了解をいたしまするが、従来、党籍離脱という議論があったのでこす。少なくともこの議院運営委員会の席上で、副議長みずから党に相談するなんということは、あまり口にすべきことではないんじゃないか、私はこう思うのであります。にもかかわらず、再三にわたって、相談するような御発言であるといたしますれば、これは私は聞き捨てにならぬ、それから、聞き捨てにならぬだけではなしに、やめ意思がないという前提で党に帰って相談するなんという、そんな、あんた、話を聞かされては、そうですかといって帰るわけにいかんです。もしも、そういう態度をあくまでも堅持されるならば、補佐機関としてのわれわれは、われわれとして十分考えなければいかんと思う。ですから私はこの際、私と中村理事としか発言していないのでですから、他にも豊瀬委員小柳委員がいるわけですから、十分意見を聞いていただきたい。もちろん他の会派にも御意見があるかもわからない。自由民主党の中にも私と同じような意見の方があるかもしれません。ですから、十分この点、聞いてもらわなけれいかん。
  35. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) おはかりいたしますが、いまの副議長の身分に関する件につきましては、大体、大矢理事並びに中村君の御発言で尽きておると思うのでございますが、いかがでございますか。まだ御発言ございますか。
  36. 豊瀬禎一

    豊瀬禎一君 ありますよ。この問題というものは、私に言葉にきぬ着せんで言わせていただくならば、若干、道徳の押し売りのような気がするのです。これは平議員としての進退あるいは副議長としてとるべき措置は、こういう席上でこまかく論議されないうちに、副議長たる重政さんが処置しておくべき問題だと思うのですよ。それをここで言わせるというのは、私、まことに、お互い議員としても情ない問題だと思うのです。国会法二十一条には、ちゃんと副議長の代行権が認められておるのですが、六月一日以降はこの代行権が行使できないでしょう。そうすると、あなたがとどまっていたいという気持ちは、代行者であるところの副議長を設置しないということですか。臨時国会が開かれない限りその間は空席にしておくということですか。そういう当然の、だれが考えてもやめたほうがしごく円滑な問題を、遺憾でございますとか、私の意思やめるつもりはない、とか、党に帰って相談するとかおっしゃると、まことに私は、今日まで、あなたを参議院が副議長として戴いておったということに、情ない気がするのですよ。これは良心というより、むしろ私は常識の問題であって、私どものような議員経験の浅い者から、あなたの任期が切れるのですから、おやめになるべきですよということをお聞きにならない前に、当然あなたが議長手元にお出しになってこそ、初めて参議院の権威といいますか、国会の運営といいますか、これが正常にいくんだと、このように考えるのですよ。あなたのおっしゃるおことばというものは、私、黙って聞いておりましたが、私ども若手の人間が聞いても、まことに情ないと思うのですね。あなたとしては、ここで、皆さんにそういう御意向があれば、自分意思はこうであったけれども、尊重して進退を決しましょうとおっしゃるのが、当然の、ことではないでしょうか。私どもは、そういうことから、議院の正常な運営、あるいは議会の権威というものが高められていくと思うのです。あなたのお話を聞いておりますと、六月一日以降は任期が切れるのに、なぜ副議長やめたくないのかという理由が、少しもわかりません。国会法上あるいは憲法上、その他、何か、あなたがとどまっておったほうが当然である、とどまっておったほうが議院の運営上からも都合がよろしいと、こういうお考えがあるのでしたら、明確に聞かせていただきたいと思うのです。大矢理事の最初の質問に対するあなたのお答えは、やめたくないと思っている、議長の了解も得た、ただ空白になるのは遺憾だという趣旨です。それだけのことでは、私としては、なぜとどまりたいとおっしゃるのか、その理由が少しもわかりません。しかも、あなた個人の常識の問題を、党に帰って相談なさるということは、あなたがやめるという意思を決定なさって後に、こういうことにしたいから、どうか取り扱ってくれとおっしゃる問題で、やめましょうか、とどまりましょうかということを党に御相談なんということは、まことに不見識なことじゃないですか。先輩の副議長さんに対して失礼な言い方ですが、私は、当然これは常識の問題じゃないかと思うのです。もし、副議長が、ぜひとも自分やめないで、とどまったほうが、参議院の運営のためにも、また国会法上からも当然だ、あるいはよろしいという理由がありましたら明確にお聞かせ願いたいと思います。
  37. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 豊瀬君、いかがでございますか。いいですか。
  38. 小柳勇

    小柳勇君 大矢君が言っているのは、非常に国会運営の責任を感じながら言っている。しかも、いま豊瀬君の言われたのが、大体、委員としての考えじゃないかと思いますが、ただ、きょう話が出て、いま即答ということについても、私は議員として若干考えますし、さっき副議長議長と相議したいとおっしゃっている。また、一番初めに議長が言われたのは、私、聞き違いかもしれなかったけれども大矢君の言われることは理屈としてはそうであると、また副議長も相談したというのです。相談したまでは、議長もやっぱり大矢君のような考え、あるいは豊瀬君のような考えで相談されたかもしれないと思うのです。したがって、いまここで副議長即答ということよりも、私はまだ釈然としないけれども、きょうはこの程度にしておいて、近いうちにまた開いて、この問題は、副議長の心境をまた別の機会に聞いたらと思うのですが。
  39. 大矢正

    大矢正君 そこで私は、副議長任期満了になって、もしこのまま国会を終了すれば、国会空白が生ずる、副議長の問題については。という話は、きょう初めてここで出したのではなしに、前もってかなり以前から、議運の線を通して私は申し上げているつもりであります。したがって、きょう突然ではなく——話し合いを直接にするのは初めてでありまするけれども、私はずいぶん以前から言っているつもりなんであります。にもかかわらず、先ほどのような答弁では、これはとても私は納得できません。私は元来、口が悪いのだけれども、特別にきょうは、まあ議長、副議長質問するのであるからということで、従来の悪い口をよくして発言をしているわけです。しかも議長、副議長質問するのに、すわったままじゃいかんと思うし、私が従来尊敬をし、信頼をしている議長、副議長であるから、立って質問をしているわけです。そういう私ども配慮にもかかわらず、依然としてかたくなな態度がとられるということは、非常に遺憾なことでありまするし、先ほど豊瀬委員が言われているように、なぜ一体とどまっていたほうがいいのかという理由が一つも明らかにされない。それは私の意思の問題だから、私はやめませんというだけで、この問題を処理しようということでは、私はとうてい納得できません。繰り返し申し上げますが、先ほど来言っているとおり、副議長に対して信頼も尊敬もできないということになりますれば、もしかりに、何らかの事態で議長が副議長と交代するような場合に、私どもは尊敬もできない、信頼もできない副議長に協力できるわけはないのであります。ですから副議長も、私どもの言わんとするところを十分御勘案願って、われわれは決して重政議長が不適任であるという立場から申し上げているのではなしに、国会という問題を考え、特に参議院というものは開会中だけあるのではなしに、閉会中といえども存在をするわけなんですから、そういうことも十分考えて、副議長議長と相談をさせてくれという発言であれば、私はまだ聞きようがあるけれども、自由民主党へ持ち帰って相談をするなどというお答えをされるに至っては、私は委員長に幾ら発言やめろと言われたって、発言やめるわけにいかんのですよ。
  40. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 先ほど副議長の最後の発言の中に、議長といろいろ御相談を申し上げたいというような御発言もございましたし、いま小柳君からも御発言がありましたように、大矢君、中村君、それから豊瀬君、小柳君の御発言は、十分皆さんお聞きになっておられるところでございますので、一応この問題は、本日はこの程度にとどめさしていただきたいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
  41. 田上松衞

    ○田上松衞君 ちょっと一言、私は重政議長を信任するとかしないとかそういうことでなしに、もっと本質的な問題で一応ただしておきたいと思うのです。これに対する答弁は、委員長からでもよろしいし、議長からでもよろしいのです。国会法の第二十三条には、明らかに、各議院すなわち衆議院でも参議院でも——議院において、議長もしくは副議長が欠けたとき、または議長及び副議長の両方とも欠けたとき、このときには、直ちに選挙を行なうとしてあるわけですよ。もちろん、いろいろな事故等の場合については、いろいろの方法があるわけなんです。それは議長、副議長の両方がかりに欠けても、事務総長がこれを代行するということがあったり、あるいは仮議長を設けるという制度があったりしていますが、今度のこの場合は、少なくとも六月一日以降は、事故でも何でもないのに当然欠けてしまうわけですね。こういう場合に、国会法で厳粛にきめた二十三条の規定では、「直ちにその選挙を行なう。」ということになっておるのだが、事実上、その選挙が一体行なわれるかどうか。こういう法の解釈について、どうお考えになるかということ。繰り返して申し上げておきます。決して私どもは、こういうような問題は、副議長重政さんに対してどうこうという問題ではなしに、さらに付け加えれば、それは自民党と相談するとか、議長と相談するとかというような問題にあらずして、まさに、われわれは法を守るという立場からくる意見で、これをどうお考えになっているか。この点について御意見を一応伺っておきたい。
  42. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) それでは、便宜上、私からお答えさせていただきます。  二十三条には、田上君御指摘のとおりの条文がございます。これは六月一日にかりに副議長が欠員になった場合には、次の臨時国会においてあるいは次に開かれる国会において、すみやかに選挙を行なうというふうに解釈をいたしております。  それでは、暫時休憩をいたします。    午後零時五十一分休憩      ——————————    午後三時九分開会
  43. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 議院運営委員会を再開いたします。  国会法第三十九条但書規定による議決に関する件(畜産物価格審議会委員)を議題といたします。  政府委員説明を求めます。
  44. 竹下登

    政府委員竹下登君) 畜産物価格審議会委員任命につき、両議院一致の議決を求める件につき、御説明申し上げます。  今般、参議院議員矢山有作君を畜産物価格審議会委員任命いたしたく、国会法第三十九条但書規定により、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。  同君経歴につきましては、お手元履歴書で御承知願いたいと存じますが、畜産物価格審議会委員として適任であると存じます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
  45. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 別に御発言もなければ、畜産物価格審議会委員に本院議員矢山有作君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  47. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書規定による議決に関する件(蚕糸業振興審議会委員)を議題といたします。  政府委員説明を求めます。
  48. 竹下登

    政府委員竹下登君) 蚕糸業振興審議会委員任命につき、両議院一致の議決を求める件につき、御説明申し上げます。  今般、参議院議員八木一郎君を蚕糸業振興審議会委員任命いたしたく、国会法第三十九条但書規定により、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。  同君経歴につきましては、お手元履歴書で御承知願いたいと存じますが、蚕糸業振興審議会委員として適任であると存じます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
  49. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 別に御発言もなければ、蚕糸業振興審議会委員に本院議員八木一郎君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
  51. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 次に、決議案委員会審査省略要求の取り扱いに関する件を議題といたします。  事務総長の報告を求めます。
  52. 宮坂完孝

    事務総長(宮坂完孝君) 本日、田中茂穂君外五名から、「沖繩及び小笠原諸島の施政権返還に関する決議案」、並びに、田中茂穂君外五名から、「北方領土返還に関する決議案」が提出されました。  案文はお手元にお配りしたとおりであります。両案につきましては、いずれも、発議者全員から、委員会の審査を省略されたいという要求が付されてありますので、その要求を認めるかどうか、御審議願いたいと存じます。
  53. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) ただいま報告の両決議案委員会審査を省略することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 田中茂穂

    委員長田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時十三分散会      ——————————