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大出委員 私は他意あって申し上げるのではなくして、くれぐれも要望しておきますが、機構改革が行なわれた結果として出てくるトラブルその他を心配するから言うのです。
そこで、全建労なら全建労という
組合はよろしくないという御認識をお持ちかもしれぬが、しかし、さっき私が申し上げた
勧奨物資の問題から始まって、入札その他をめぐる問題から、機械工具を貸し付けたオーバー日数に対して正規の処理をしたからといっておこられて飛ばされるということが、これは古家という人ですが、行なわれるということになったときに、それは
皆さんが
皆さんの
責任をたなに上げて、けしからぬ
組合だと言うてみても、これは天に向かってつばをする結果に私はなると思う。だから、そういう労務
管理の根本にある問題を真剣にお
考えをいただかないと、事
建設省というむずかしい官庁であるだけに、
皆さんがもし
組合の方々の
方向が間違っておるとお思いならなおのこと、そういうようにお気をつかわないと、
皆さんが
考えておるようなぐあいに労使
関係はうまくいかない。この点を私は御
指摘を申し上げたいわけです。
そこで、
大臣にこれはお願いをしておきたいんだが、先般非常に純朴な職場の方々にたくさん私はお目にかかった。千葉の船橋に機械
関係の
事務所がございますが、ここの年配の方が何を私に言ったかというと、
組合がいろいろなことを言っておるけれども、うしろに立って黙ってじっと聞いておる。前に立って言いたいことがある。前に立って言うと、おまえは山の中におっぽり込まれたくはないんだろうなと言われる。まさに配置転換を大だんびらに使って
組合員にものを言わせない、従業員にものを言わせない。こういう末端の
管理者の
皆さんの扱い方というものは、これを取り除かないと、さっき申し上げたように、業務は正常に運行しないと思う。だから、こういうふうなことは、
大臣が御
就任中にできるだけなくしていく御努力を賜わりたいもあだ。この点は私のお願いです。そうしていただきたい。労使
関係の問題はいまここにたくさんありますが、たとえば机を
組合が借りていた。そうしたら
文書で――そんなことは
文書で判こをついて出せば、だれだっておこりますよ。かどが立つ。何月何日までにその机を引き揚げろ。理由は何だといったら、
場所が狭いからだ。狭いからというが、あとに保管箱みたいなものを持ってきて、机のかわりだ。そういうことを一々やったのでは、これはうまくいきっこない。だから、そういう点を含めて、時間の
関係もありますから、
組合員
関係のこまかい点をたくさん申し上げたいんだけれども、それをあえて私はできるだけ省略しますが、そういう点はぜひひとついまの問題にあわせて御勘考を賜わりたい。休暇の
取り扱い方については、同じことを言うのですよ。ことさらに必要のないところに
訓令十六号というものは悪い通達だ。末端
管理者の方々は、出されたてっぺんの気持ちを知らない。だから、さっき
稻村さんが言おうとしたのは、局舎
管理権、
庁舎管理権というものに籍にして、社会党の代議士が行っても追い払う。アメリカ大使館だって、この間ぼくらが行ったら、あなたが国
会議員である限りはお入りなさい、資格があるのですから、こう言う。アメリカ大使館よりもまだ悪い。そういうことを言ってはいかぬですよ、悪い気で行ったのじゃないのだから。そういうふうに運営という面で特にお願いがあるのは、
大臣が一月に
地建の局長さん等を集められた席においでになって、ずいぶん反対の意見も述べられていたようです、聞いてみると。しかし、
大臣は旧来からのいろいろな経過を御説明になって、私が
大臣をやっておる限りは、法案の
内容は変えないけれども、運営の面でそういうことがないようにいたしたいということを力説をされて、説得をされて、その説得は成功しているはずです。
〔
委員長退席、伊能
委員長代理着席〕
そうなってくると、そこのところは
大臣がやはり
考えていただかぬと困るのじゃないかというふうに私は思います。
大臣に特にこういうことを御
答弁いただきませんが、それからもう二つ多摩川の
河川敷地の占用許可その他いろいろな問題をめぐりまして、前々から公共用には
云々というようなことがいろいろありますね。これなんかも、プランができ上がったら、前に
大臣をやっておられた方のほうに先に相談に行っちまったというようなことが陰で一々行なわれていると、
建設省関係の
新聞記者の中には私の友人がたくさんいるから、よくわかるのだけれども、それをおやりになっていると、
大臣は前
大臣の何となくそういうにおいのあるところは、
小山大臣の色に変えていこうという御努力があるようだけれども、そうでないと、かつて何々案と言われたときに技術
関係の方やそうでない方の間に争いが起こったり、われわれがながめてみてもおかしいと思うよりなことがあったり、というようなことが抜けませんから、同じ法案なんだから、そういう点等についてもこれは十分に御勘案を賜わっておきたい、こういうふうにくれぐれも私は申し上げておきたいわけであります。特に労使
関係という問題については、ぶつかり合うときには幾らぶつかり合っても、これは権限相反するのですから、しかたがありませんが、その間にやはり通ずるものがあるようなぐあいの
皆さん方の――先ほども
大臣がちょっと口にされましたが、そういうところがないと、これは
建設行政全体がうまく運行ができない、こういうふうに私は思いますから、あわせてこれはひとつ念のために申し上げてわきます。
そこで、この一点だけはどうしても承っておきたいのですが、前
建設事務次官の山内一郎さんという方がおいでになりますね。これによりますと、「今までの御厚誼に甘えて私の最もお世話になっております別紙山内先生の講演に知友お誘いあわせの上御尊名だけでも御協力お願い申し上げます。なお御記入済みの上はおついでの節失礼ですが所属長気付渡部あてへお届け願えればまことに幸甚に存じます。渡部武男」こういう
文書を添付して、山内さんの略歴を書いたものを勤務時間中に
地建の職場に持ち込んで、この渡部さんという
地建の前の役職のいいところにおられた方が、ある請負
会社のほうに将来は行くのだろうと思うのでありますが、山内一郎さんの選挙の仕事をこれからする。辞任のあいさつのときから始めて、辞任のあいさつのときにこういうあいさつもされて、勤務時間中にこの種のものが回っていくということになると、ここに全部
内容がございますが、こういうことが行なわれると、これまた――しかもこの人は、山内一郎さんの選挙をやったあとはどこへ入るかということまできまっている。何々組です。そうなると、これはどうしても不明朗なんですよ。だから、問題点が二つ。どなたも、私ども選挙をやって出てきたのですから、いろいろあの手この手を使うことはいい。いいけれども、勤務時間中に、いままでそこにいた
管理者の方ですから、この方が、つまり退任のあいさつのときから始めて、私は山内先生のお世話でこうこういう組にいくことになったんだ。しかし、これから実は先生の選挙の
事務を最後まで終わるまでやるのだ。こういう組にお世話をいただいた私の
立場で一生懸命やらなければならぬのだというところから始めて、所属長気付が気に食わぬ。それは職場へ行って頼みますよということはあるかもわからぬ。あるかもわからぬけれども、どうも所属長気付まで、本人の手筆だと思うけれども、書いて回すようなことになると、これは私は選挙運動も行き過ぎであろうと思う。この辺のことは、前の
事務次官でおられた方のことですから、
皆さんのほうにもあるいはきているかもしれぬので、どういうふうにこれは把握されておったり、お
考えか、承れぬものかと思うのですが、どうですか。