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佐藤(肇)
政府委員 港が新しくできました場合には、利用者の数が少ないわけでございますし、また、できる必要性というものは特定の
企業が利用するということが動機となる場合が多いわけでございますので、当初においては、もっぱらそれら二、三の業種のために埠頭が利用されるというようなことがございまして、公共
施設が占用されたような形をとっておるわけでございますが、事実上制度として専用は公共
施設については認めておらないわけでございます。それからまた、六
大港等におきまして、上屋等をある
業者に面積を区切って、また期間を区切って貸す、こういうようなことは
実情としてあるわけでございますが、やはりそういうことではなくて、埠頭というものが一番よく利用されるのにはどういうような運営のしかたがいいのか。それから埠頭そのものは、やはりそこに着く船に積む荷物が集まっていることが一番理想的なわけでございますから、そうするとそこに着く船
会社の
貨物が多く集まる、これも
一つの専用のような形をとるかもしれませんが、やはり本船の速発に役立つような運営のしかたというものを、公共物であるという規制の中で
考えていくのが一番いいんじゃないか、こういうことで埠頭の運営のしかたも、やはり
管理部会の問題の
一環として
考えていただいているわけでございます。