○
政府委員(
海原治君)
自衛隊の
出動時の行動に関連いたしまして、いま先生のおっしゃいました団体の性格であるとかあるいはその人数であるとかいうことがどのような
関係を持つかということを考えてみますというと、そういうものが警備地誌の中に入ってこなくちゃならないという
理由は
一つもないと私は思います。ただ、あるいは警備地誌を作成いたします際、あるいは、毎年、もしことし暴動その他のことによりまして
治安出動を命ぜられた場合にどうするか、外国からの侵略があった場合にどうするか、こういう
意味の毎年のいわゆる武士のたしなみとしましての年度の
出動計画あるいは警備実施計画、こういうものはつくっております。これは末端の
部隊まで全部そういうものは用意せねばならないものでございますから、そういうものを作成する場合に、あるいはその
部隊の周辺におきます、そういう万一の場合にどうなるだろうかということに関連いたしまして、その
関係者がいろいろと個人的なデータといたしましてそういうことを
調査したことは、これはあるかもしれませんですけれども、しかし、そういうものが正式な
資料として警備地誌の中に編さんされておるということは、これは私はないと考えております。