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政府委員(
瓜生順良君) この特別の教育と申しますのは、義宮様の妃殿下におなりになるので、結局皇族になられると、その前にやはりこの皇族になられる場合には、また妃殿下になられる場合には、どういうようなことをなさるのか、なさる場合のこのいわゆる基本はどういうことであるかというようなことを、やはりおわかりになるようにお話をしておいたほうが、まあいよいよ妃殿下になられる、皇族になられた場合におきましても、自信を持っていろいろ御活動もできるというような趣旨からいっておるわけでありまして、その申し上げている科目は、
皇室の制度というのは実は私がまあ担当しているわけですけれども、それから営中にはいろいろ
伝統的な宮中の祭祀、お祭りがございます。それが、そういうところへお出になることがやはり必要で、いろいろ御存じになっていることが必要ですので、そういう科目もございます。それから宮中で公のいろいろ
行事に出られます。そういう
行事に関する、どういうものがあってその場合どういうことをなさるかという
行事に関すること、それから内廷の
行事のこと、御交際の
関係、内廷は私的な
関係でございますけれども、そういう私的な方面の
行事、それからいろいろ御交際をされる場合のことについて、これは主として待従職の人が申し上げております。そのほか
日本歴史、これは学校でもお習いになっておりますけれども、これは
皇室を中心として
考えたもののずっと流れという
日本の歴史について一応の概略をお学びになる。そのほか書道、それから和歌、英語のほうの会話の練習とか、そういうようなことをなさっておる。そのうちで二カ月と申しまするけれども、
皇室制度の私の分は三回ぐらい、来週で終わります。それから
皇室の行幸の
関係は一回で終わっております。それからお祭りの
関係は二回ございます。それから内廷
行事の
関係が二、三回とか、ずっと続きますのは
日本の歴史ですとか、書道ですとか、和歌ですとか、英会話、それがニカ月、ニカ月と申しますか、ずっと続くのは全部ではございません。ただし、これはなおその後も御自身でもいろいろ御修養になることと思っております。