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天野(光)小
委員 その話は、この前からの連続的な話ですから了承できるわけですが、私の主張しておるのは、
災害地の県並びに
市町村が、緊急を要するたてまえで、
災害が発生した直後において、一両日中に樹勢回復をしなければいけないので、樹勢回復の肥料並びに農薬等をすでに予算化しているのは事実なんですから、それに対する助成を特交でやるとするならば、いま言ったとおり、
市町村長が了解できるようなかっこうでいいですから、明確にできるならば、了承できると思います。そうでなければ、あくまでもこれは切り離して助成の
措置に踏み切ってもらいたいという
考え方で議論をしてきたわけでありますが、そういう点で、末端の県並びに
市町村長が了解できるという形の上ならば、われわれあえて何をか言わんやでありますから、その作業をひとつ至急やっていただいて、特交は来年の二月だから、これもそれに準ずるくらいでいいんじゃないかという
考え方でなしに、いろいろな
災害が起きてきますと、なかなかスピードがなくなってしまいますから、そういう点でこれは急いで作業をやってもらうように希望しておきます。
それからもう一点は、これも
懇談会で問題になったことですが、いわゆる蚕業技術員に対する手当ての問題です。これは夏秋蚕の収繭量その他の成績を見て、一カ年間を通算した上で不足分を助成するという
お話は了解できる。それでけっこうだと思うのですが、ただ、この間の
懇談会で
官房長から説明のあった、いわゆる負担金といいますか、手数料の少ないところはそれを上げさせるのだというような話がございましたが、その点については非常に時期的にまずいわけです。
災害の起きていないときであるならば、その行政
指導をやってしかるべきだと思うのですが、
災害が起きてにっちもさっちもいかなくなったときに、いままでの手数料が安過ぎるから高くしろという
考え方はよくないと思うのです。その点についてまだそういう
考え方をしておるのかどうか、一応確認しておきたいと思います。