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佐々木(良)
委員 委員長、盛んに苦しい
誘導尋問でお答えを引っぱり出されておるらしいのでありますが、私ちょっと気がついて発言したわけでありますが、感じはこういうことなんです。この種の問題は、格別、
国家公安委員会というものの機能がいいか悪いか、いまの人がいいか悪いか、
候補者がいいか悪いか、こういう問題は別にいたしまして、一年間も二年間もほったらかしておいて、そしてこれがだんだん
自然消滅みたいになってしまうようなことは、少なくとも現在の
法制上は許されないと思う。そういう段階のときにいまきている。
ほんとうは、遠慮されていることもわかるのだが、われわれの
委員会のほうに
責任があるような、あるいは
内閣のほうに
責任があるような、一体
国民さんに対して、どっちが
責任があるのかはっきりとしてもらいたいような気がするのです。わがほうのこの
委員会に
責任があるのなら、私
どもはこの
委員会で
処理しなければならぬものでしょうし、それから、
政府のほうに
責任があるのなら、
政府のほうではっきりしてもらわなければならないでしょうし、いずれにしても、
池田内閣は絶対多数の
議員を擁しておられるのですから、議院の中でやりたいと思ったらやれるのだし、
行政府の仕事であるなら
行政府でできるのだから、できぬという話はないわけであります。いい悪いの問題は別問題として、こういう
関係のものを一年も二年もたなざらしにするということは、これは著しい行政の怠慢だと思う。いずれにいたしましても、善処されんことを特に
希望申し上げておきます。