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近藤信一君 次に、今までの御答弁を拝聴しておりますると、中小企者の
排出する
ばい煙については、
施設に非常に金をかけなくてはいけない、金をかけなくてもこれは何とかなるというのは、技術指導とか燃料の選択、こういうこともあるわけなんですが、そういうことで技術指導がうまくいけば煙害を少なくすることができるというふうにも考えられる、何かこういううまい
方法があったらこれを実行、実施していくようにしたいと思うのであります。私の知っている例では、自動車のクラクション、いわゆる警笛、これの騒音がとかくやかましくいわれまして、これは条例で自粛させたのか、何で取り締まったのか、これはちょっとわかりませんが、とにかく
国民的な世論として非常にあの騒音問題がやかましく叫ばれました以後というのは、案外スムーズに騒音
防止の問題が今日まで、自動車のクラクションなんかではうまくきている。しかし、その割に
事故なんかはあまり発生していないのじゃないかというふうにも思うと、これはうまくいっているのじゃないかと、こういうふうに思うのです。そこで
法律を作ることばかりが何も
対策ではなく、やはりこういうふうな実例もあるわけなんで、やはりひどい排気ガスが出ないような
設備というのか、先ほど大臣もいっておられましたように、出てからではしょうがないから、出る前に何とかうまくされるような
方法、また川にごみを捨てないようにして
水質を保全するとか、いろいろな公害
防止の
対策については手近な
方法が私はあろうかと思うのです。それを実施していくことも大切かと思いまするが、やはり指導面ということが、私は
法律の実施ということも考えられますけれども、やはり技術指導によって何とかうまくいく
方法というものを考えていかなければならぬではないかというふうに思うのですが、この点はどうですか。