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1963-03-05 第43回国会 参議院 商工委員会 第11号
公式Web版
会議録情報
0
昭和三十八年三月五日(火曜日) 午後一時二十五分開会
—————————————
委員
の異動 二月二十八日
辞任
補欠選任
椿
繁夫
君
山口
重彦
君 三月四日
辞任
補欠選任
山口
重彦
君 椿
繁夫
君
—————————————
出席者
は左の通り。
委員長
赤間
文三
君
理事
武藤 常介君
近藤
信一
君 向井 長年君
委員
上原 正吉君 川上 為治君 古池 信三君 豊田
雅孝
君 阿部 竹松君 松澤 兼人君 二宮
文造
君 奥 むめお君
国務大臣
通商産業大臣
福田
一君
政府委員
通商産業政務次
官 上林 忠次君
通商産業省重工
業局長
島田
喜仁
君
中小企業庁長官
樋詰
誠明君
事務局側
常任委員会専門
員
小田橋貞壽
君
—————————————
本日の
会議
に付した
案件
○
中小企業等協同組合法等
の一部を改 正する
法律案
(
内閣送付
、
予備審
査) ○
プラント類輸出促進臨時措置法
の一 部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
、衆
議院送付
)
—————————————
赤間文三
1
○
委員長
(
赤間文三
君) ただいまから
商工委員会
を開会いたします。 まず、
委員長
及び
理事打合会
の
協議事項
について報告します。 本日は、
中小企業等協同組合法等
の一部を
改正
する
法律案
の
提案理由
の
説明
を
大臣
から聞きます。それから、
プラント類輸出促進臨時措置法
の一部を
改正
する
法律案
の
討論採決
の後に、
中小企業金融
に関する件の
質疑
を行なうこととなりましたので、御了承を願います。 なおまた、次回の三月七日木曜日は、午前に
委員会
を開きまして、午後は昭和電工、
日本酸素等
の視察を一時からやるという大体予定でございます。
—————————————
赤間文三
2
○
委員長
(
赤間文三
君) それではこれから議事に入ります。 去る二月二十七日、
予備審査
のため本
委員会
に付託されました
中小企業等協同組合法等
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。
政府
から
提案理由
の
説明
を聴取いたします。
福田通商産業大臣
。
福田一
3
○
国務大臣
(
福田一
君)
中小企業等協同組合法等
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
及び
要旨
を御
説明
申し上げます。 従来、
中小企業関係法律
における
中小企業者
の
範囲
は、おおむね、
製造業等
につきましては
資本金
一千万円または
従業員
三百人以下、
商業
、
サービス業
につきましては、一千万円または三十人以下と
規定
されてきたのでありますが、最近における
経済
の著しい
成長発展
に伴い、
中小企業
における
資本金規模
と
従業員規模
との
関係
が変化して参り、このため、これまでの
中小企業者
の
定義規定
では、このような
中小企業
の
実態
にそぐわないこととなって参ったのであります。 さきに
提案
いたしました
中小企業基本法案
におきましては、このような
中小企業
の
実態
にかんがみまして、
中小企業
の
範囲
の一応の基準を明らかにするとともに、諸
施策
が対象とする
中小企業者
の
範囲
は、その
施策
が同
法案
に定める
中小企業政策
の目標を達成するため効率的に実施されるように、各
施策
において定めるべきであるといたしたわけであります。 本
改正法案
は、このような
中小企業基本法案
の趣旨に基づき、
中小企業
における
資本金規模
及び
従業員規模
の
実態
に即応するよう、
中小企業等協同組合法
、
中小企業団体
の組織に関する
法律
、
商工組合中央金庫法
及び
中小企業金融公庫法
の四
法律
における
中小企業者
の
範囲
に関する
規定
を
改正
し、
中小企業者
の
範囲
を
製造業等
につきましては
資本金
五千万円または
従業員
三百人以下、
商業
、
サービス業
につきましては同じく一千万円または五十人以下の
事業者
といたしたものでありまして、これによって
中小企業
諸
施策
の総合的、効率的な実施を期するものであります。 以上がこの
法律案
の
提案理由
及び
要旨
であります。 何とぞ慎重御審議の上御賛同下さいますようお願い申し上げます。
赤間文三
4
○
委員長
(
赤間文三
君) 以上で
提案理由
の
説明
は、終了いたしました。自後の
審査
は、これを後日に譲ることといたします。
—————————————
赤間文三
5
○
委員長
(
赤間文三
君) 次に、
プラント類輸出促進臨時措置法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。
本案
につきましては、すでに
質疑
を終局いたしておりまするので、これより
討論
に入ります。 御
意見
のおありの方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。
——別
に御
意見
もないようでございますが、
討論
は終局したものと認めて御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
赤間文三
6
○
委員長
(
赤間文三
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、これより
採決
に入ります。
プラント類輸出促進臨時措置法
の一部を
改正
する
法律案
を問題に供します。
本案
を原案どおり可決することに
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
赤間文三
7
○
委員長
(
赤間文三
君)
全会一致
でございます。よって
本案
は、
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと
決定
をいたしました。 なお、本
院規則
第七十二条によりまして、議長に提出すべき
報告書
の
作成等
につきましては、慣例により、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
赤間文三
8
○
委員長
(
赤間文三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
をいたしました。
—————————————
近藤信一
9
○
近藤
信一
君 私ちょっと運営上の問題で
大臣
にお尋ねしたいんだが、これは一点だけです。 実は、
参議院
の
先議案件
として予定されている
法律案
が四
法案
あるわけなんです。ところが今日までまだ一件も、これは
先議案件
であるけれども、
参議院
にかかっていない。その
法律案
は、
計量法施行法
の一部
改正
と、
高圧ガス取締法
の一部
改正
、
工場立地調査法
の一部
改正
、それから
採石法
の一部
改正
と、この四
法律案
が
参議院先議
ということになっておるんですが、
参議院先議
であるけれども、これは後議になってしまうというような結果で、一体
閣僚会議
でこの点はまだ何にもおきまりになっていないのか、もしきまっているならば、これはいつごろ本院に
提案
をされるのか、この点ちょっとお伺いしたいと思います。
福田一
10
○
国務大臣
(
福田一
君)
参議院先議
になっております
法案
が、まだ出す
段階
に至りませんで、まことに申しわけないのでありますが、今まだ
事務
の
折衝段階
で、まだ私のところまで、というのはおかしいのですが、閣議の
段階
まで上がってきておりませんので、なるべくすみやかに
提案
できるようにひとつ努力いたしたいと思います。
赤間文三
11
○
委員長
(
赤間文三
君) ちょっと
速記
とめて。 〔
速記中止
〕
赤間文三
12
○
委員長
(
赤間文三
君) それでは
速記
を始めて下さい。 次に、
産業貿易
及び
経済計画等
に関する
調査
を
議題
とし、
中小企業金融
に関する件の
調査
を進めます。 御
質疑
のおありの方は順次御発言を願います。 ちょっと
速記
をとめて。 〔
速記中止
〕
赤間文三
13
○
委員長
(
赤間文三
君) それでは
速記
を始めて下さい。 それでは本日はこれで
散会
をいたします。 午後一時三十五分
散会
————
・
————