○阪上委員 植え込みになっている
関係は、要するにヘッドライトの反射を考慮したものだと思うのです。しかし、諸外国の
ハイウエー等を見ますと、ことに西ドイツあたりのアウトバーンなんかにおきましては、植え込みは全部採用していない。どちらが進歩的であるか、私今判断に苦しむのですが、ただ、ああいった
ハイウエーを通ってみると、随所に故障車等がありまして、それが
交通を阻害しないために、あの五メートル近いところの植え込みの中にみんな車がほうり込んであるという現場を数多くわれわれ見てきたわけです。そこで、これは
警察だけではどうにもならないと思うのでありますが、カーブの地域だけは何とか植え込みにする
にしても、あとはそういったための場所にとっておくことが必要であるかどうかということになるのでありますが、もしそういうことで何か結論が出るならば、これは将来のこともありますので、ぜひ建設当局に要望されてはどうかと私は思うのであります。この点について、なかなかその判断はむずかしいと思います。従って、本日
長官等から即答をいただこうとは私も思っておりません。御注意までに申し上げておきたいと思います。
そこで、先ほど
太田さんから、何かトンビが出てきたということでありますが、向こうは、御承知のように動物愛護と、それからいま
一つは
交通安全の双方を
考えたものだと思います。シカの出る場所にはシカの
道路標識があり、
運転者は十分それに対して注意を保っていく、こういうことになっています。この名神高速
道路につきましても、何が出てくるかよくわからぬですが、イノシシ、ウサギ、犬、これはおそらく
交通標識はわかりませんから横断すると思います。今までの
道路の
状態を見ておりましても、車に乗っておれば、一日一回くらいは犬がひかれておるのを都会の中では見かける。ことに高速
道路におきましては、しょっちゅうそれがやられておるわけであります。
一つ動物愛護の
意味から、それから
交通安全の
観点に立って、
道路標識ということについて十分に検討してもらわなければならぬと思います。そこで、こういった高速
道路につきましての
道路標識は、在来通りのあの小型の非常に見えにくい形のもので、しかもああいった場所で、右側の方ですか、ああいったところに設置してやっていこうという
考え方ですか、それとも、何か画期的な
考え方をお持ちになっているのですか、伺いたい。