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吉田忠三郎君 私一人でいろいろ
質問してもどうかと思いますが、
あと二、三点伺いたいと思います。
せっかく
気象庁の長官お見えでありますからお尋ねをしておくわけでございますが、
北海道の
気象庁が受け持っている
気象観測業務、特に
施設の問題ですね。この問題は、私もしろうとでございますけれども、非常におくれているような気がするんです。まあそれが今度は原因となって九
号台風あるいは十号の
災害がさらに拡大したというふうには私は見ておりませんけれども、先ほど来の
気象庁のお話を伺ってみますると、まだまだ人の力で防ぐには相当ほど遠いものがあるということであるなら、もっともっと本州並みにおたくさんのほうの
関係の
施設を拡充していく、こういう方向にならなければいけないのではないかと思うのです。したがって、私は
答弁は要りませんけれども、そういう面で特段の御努力を願うということと、そのこともできるだけ可及的すみやかにひとつそういう措置を施していただきたいということをこの際要望しておきます。
それから滝山理事にお伺いするわけですけれども、先ほど来、
国鉄関係の
橋梁あるいは墜道の
改築あるいは
改修、こういう点で伺っておったところですけれども、残念なことには、
保線課長ですから、
責任ある
答弁はできなかった。こういう問題は理事会を経なければできないことだと思うけれども、あえて要望したわけですが、あなたは理事ですから率直にお答え願いたいと思います。
時間がありませんから端的に申し上げるのですけれども、今度の九号、十号でいろいろ
国鉄が
随所で
災害を受けた。これはもとより
国鉄の
災害は
災害として
復旧に努力されておりますことは私も
承知しておるし、ただいままでの
答弁でもそういうことは言っておりますから敬意を表するわけですけれども、ただ
国鉄の
復旧だけで済まない問題が、ただいま将来ともあると私は見ているわけなんです。その
一つの例としては、今度の
災害も、
国鉄の
橋梁が不完全であるがゆえに他の公共
施設なりあるいは
国民多くの人々に迷惑をかけておる。
被害がそのために増大して迷惑をかけておる。こういう面がある。抽象的でなくて具体的に言いますと、
室蘭本線における社台の
橋梁の流失の問題であるとか、それから
余市川の支流でありますけれども、これは札鉄管理局で図面を見ますとわかりますが、そういう古い形の
設計の
橋梁が至る所にある。
暗渠であるとか、小
河川に敷設されておる
橋梁ですね。こういうものをすみやかに回修なり
改築しないと、これはまた直ちに
災害になる。幸いまあ
台風がその後十三号にしても十四号にしても、あまり大きな
被害をもたらさずしてそれたけれども、これからまだそういう季節にあるので、どんどん来ると思う。そうなるとさらに
被害を増大する、こういうことになるわけですから、こういう点処置してもらいたい。これがために、私は本年度の予備費の中ではとうていできないものだと思う。一カ所、二カ所でないものですから。したがって私は、
鉄道側としても運輸省と十分相談をして、補正予算を組むようにあなた方は当然やるべきだ。そういうことを考えておるかどうかということが
一つと、それから直ちにそういうふうにやらなければならぬ
個所が
北海道にどのくらいあって、かかる経費がどのくらいかということをこの際お聞かせ願たいと思う。