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森本委員 誤解もへったくれもないのです。どういうふうに
答弁されても、池田総理じゃないけれども、
数字が明らかに出てきておるわけでありますから、私はその
数字に関連をして
質問をしておるわけであって、少なくとも二二%の
増収見込みというものが一二%の
増収見込みになっておるということには変わりないわけであります。だから、それに
比較しまして、
電話をつける個数というものが十万個多くなっているということも、
数字に変わりないわけであります。そういたしますと、
電電公社がサボっておるということなら別でありますけれども、
電電公社は
総裁以下まじめに一生懸命働いておるということになれば、そこに何らか、
収入が減ずるということについては、日本の経済界の
変動があるということに結論をつけざるを得ない、こういうことを私は言っておるわけでありまして、別に
公社を責めておるわけではないのであって、政府の経済政策そのものについて疑問がある。池田総理は、来年になれば
景気もよくなる、国民の生活も楽になるということを盛んに宣伝しておるけれども、その実、政府関係機関であるところの
電電公社の
予算の
内容を見てみると、
景気が悪くなる方向に
予算を組んでおる、これが実態である、こういうことを私は言いたいのでありますが、
政務次官は慎重に検討しておるということでありますから、場合によっては来
年度景気がよくなるということになれば、これが二二%
程度になればそれはけっこうでありますけれども、おそらくそういうことになれば、今年の二の舞になって
事業計画がおじゃんになる、こういうことになるわけでありまして、三十八
年度の
電電公社の
予算編成というものはかなり微妙なものになってくるというふうに考えますし、三十八
年度の
予算が微妙な組み方になってくるということになりますと、
計画局長は得々として長期の
計画で云々と述べましたけれども、必ずしもその長期の
計画云々という第三次五カ年
計画が完全に実行できるという見通しは、私は立たないと思う。しかも、財投その他の問題についても、なかなか簡単には見通しがつかないと思うわけであります。私もまだこの第三次五カ年
計画の問題については非常に意見を持っておるわけでありますが、この第三次五カ年
計画の問題についても、今後社会党の政調会としても私は十分にこの
計画の審議をしていきたい、こういうふうに考えておるわけでありますが、当然これは党の方の政調会でもまだ数回御
説明を願いましょうし、またわれわれの意見も申し上げたい、こういうふうに考えておるわけでありまして、これは政党として当然でありますが、そこで私
総裁に聞いておきたいと思いますことは、そういうことで
予算編成——政治の場におきまする第三次五カ年
計画についてもかなり問題があるわけでありますけれども、さらにまた、あなたの方の
部下であります
従業員の諸君にとりましても、今後の第三次五カ年
計画がどういうふうに発展をしていくかということについては、私は非常に大きな注目をしておると思うわけであります。しかも、
従業員の協力なくして、第三次五カ年
計画が、こういうふうな悪い
状態の中において完全にできるとは、私は考えられないのであります。そういう点からいきますと、この第三次五カ年
計画についても、
一つ従業員の代表、組合の代表とも慎重な話し合いを今から十分に
電電公社としてもやってもらいたい、こう思うわけでありますが、これを監督いたしますところの
政務次官としてはどうお思いですか。