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鈴木強君 そういうことですか。わかりました。しかし、これは僕の
意見ですけれ
ども、そういう実施の方法というものは、ちょっとなかなかやっぱり問題があるように思いますがね。これは予定、だそうですから検討していただくことにしてもやっぱりバランスの点で何か問題が出ると思うのですがね。
——それはいいのです、わかりましたが、あとで資料また出していただくことにして、問題は第三次の場合、こういうふうに私は考えているのですけれ
ども、
公社の
考え方を伺いたいのですけれ
どもね、まあ自動になるということ、即時になるということはわれわれも賛成でして、できるだけ早く
電話をつないでやりたい。ですから、今までのように待時で瞬間を待たされるということでは、これは
電話でない。だらか早くつなぐということはいいのだが、大体即吟化の
方向でも、手動即時といっておりますけれ
ども、かなりこれは早くなりまして評判がいいですね。
私も先だって四国のほうをちょっと回って見ましたけれ
ども、清水というところへ行ったのです。そうすると、土讃線はあの当時一カ月半も不通だった。船舶は、海上はまるっきりうまくない。その際、
電電公社のマイクロ
——ローカルですけれ
ども、小村を通りましたのでしょう。あすこの一帯の人たちが
電話だけはたいへん近代化したといって喜んでくれておりました。これは手動即時でやっておりますけれ
ども、それでも非常に喜んでいるので、従来の待時から即時になるということはいいとしても、待時が即時になった場合に、ダイヤル即時か手動即時かということになると思うのですよ。だから第三次の場合に、相当に手動即時ということを考えてスピード・アップをやりませんと、何でも、さっき
計画部長がおっしゃったように大阪から三百二十キロですか、東京から三百二十キロ、名古屋から二百四十キロ距離まではやっていくのだという、これを
原則的にずばりずばりやられたら、これは余る要員を、どうにも処理することができないと思うのですよ。私は、要員
計画もまだきまっておらないから、相殺して見て、
設備が
拡充されるわけですから、当然一万以上の人たちがふえなければならぬと思いますけれ
ども、ですけれ
ども、問題は即時ですから、そういう人たちをどこへ配転するか、職転ずるかということはたいへんな問題だと思うので、そういう
計画のあとに要員があって、その要員をやはり大前提にして考えないと、その
計画が立たぬというやっぱり因果
関係があると思うのです。
ですから、私は待時から即時にいくということは賛成。しかしその即時のやり方によって、
公社当局がどう考えるのかということを思うときに、願くは今言ったように、国民にもつまり理解をしていただいて、人の首切りをしてもかまわぬから即時にするのだということは行き過ぎなん、だから
——まあ早くなることは早くなるのだが、手動と自動の場合ですと、私は、そうサービスは変わらぬと思うのです、率直に言って。おそらく二十秒か三十秒だな。だから、その
程度でしたら、従業員のことも考えて、国民のこの
程度の負担は、ハンディキャップはがまんしてもらうというような
方向で第三次以降をかからぬと、とんでもないことになると思うのですがね。
大体、そういう思想、大まかな
考え方ですね、これはあなたのほうで考えている
考え方に通じますか。