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1962-02-13 第40回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十七年二月十三日(火曜日) 午前十時四十四分開会
——————————
出席者
は左の通り
委員長
棚橋
小虎君 理 事 上林 忠次君
佐野
廣君
荒木正三郎
君 永末 英一君 市川 房枝君 委 員 青木 一男君 大谷 贇雄君 堀 末治君 前田 久吉君
木村禧八郎
君 原島 宏治君
大竹平八郎
君
須藤
五郎
君
政府委員
大蔵政務次官
堀本
宜実君
大蔵省関税局
長
稲益
繁君
大蔵省銀行局
長 大月 高君
事務局側
常任委員会専門
員
坂入長太郎
君
——————————
本日の会議に付した案件 ○
国民貯蓄組合法
の一部を
改正
する法
律案
(
内閣送付
、
予備審査
) ○
入場税法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣送付
、
予備審査
) ○
トランプ類税法
の一部を
改正
する法
律案
(
内閣送付
、
予備審査
) ○
関税法
の一部を
改正
する
法律案
(内 閣
提出
) ○
保険業法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)
——————————
棚橋小虎
1
○
委員長
(
棚橋
小虎君) ただいまから
委員会
を開きます。
国民貯蓄組合法
の一部を
改正
する
法律案
、
入場税法
の一部を
改正
する
法律案
、
トランプ類税法
の一部を
改正
する
法律案
、以上三案を
一括議題
とし、順次、
提案理由
の
説明
及び
補足説明
を聴取することにいたします。
堀木大蔵政務次官
。
堀本宜実
2
○
政府委員
(
堀本
宜実君) ただいま
議題
となりました
国民貯蓄組合法
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
提案
の
理由
を御
説明
申し上げます。
国民貯蓄組合法
は、
国民
の健全な
貯蓄
を奨励する目的で、
昭和
十六年に制定施行されたのでありまして、戦後におきましても、
経済
の再建と
安定成長
のための
貯蓄
の
推進
に大きな役割を果たして参ったのであります。特に、最近の
経済情勢
において、
貯蓄
の
増強
がますます重要となって参ったことにかんがみまして、今般、
税制面
における
貯蓄
の
優遇措置
を講ずるとともに、
国民貯蓄組合
の一そうの活用により
貯蓄
の
推進
に資するため、
組合
の
あっせん
による
貯蓄
の
利子等
にかかる
所得税
の
非課税限度額
の引き上げを行なうこととし、また、この際、あわせて
国民貯蓄組合
のより適正な
運営
を期するため、
所要
の
措置
を講じようとするものであります。 以下
改正
の
内容
について、簡単に御
説明
申し上げます。 まず、
国民貯蓄組合
の
あっせん
による
貯蓄
の
利子等
にかかる
所得税
の
非課税限度額
につきましては、
昭和
三十二年の
改正
以来、一
種類
の
貯蓄
につき三十万円となっておりましたが、近年における
国民所得
の増大とこれに伴う
国民
一人当たりの
貯蓄
の
増加
に即応し、この際、これを五十万円に引き上げようとするものであります。 なお、
貯蓄
の
増強
のため
国民貯蓄組合
の
あっせん
の対象とし得る
有価証券
について、新たな
種類
を追加する必要が生じてくることも考え、命令によって
所要
の
措置
をとれることにしようとするものであります。 一方、
国民貯蓄組合制度
のより適正な
運営
をはかるため、
非課税扱い
とし得る
貯蓄
の
種類
が従前多様でありましたのを三
種類
に分類し、同一の
組合員
はそのうち二
種類
を選択し得ることとするとともに、
非課税扱い
を受けようとする
貯蓄
については、
貯蓄
を受け入れる機関に対し
非課税申込高
の
提出
を要することとしようとするものであります。 さらに、いわゆる
窓口組合
については、その
組合長
に対し、
組合
に加入しようとする者の資格の
調査
を行なうため必要な証明を求める権限を与えようとするものであります。 なお、
国民貯蓄組合
の
あっせん
による
貯蓄
でこの
法律
の施行の際現に存するものにつき、
昭和
三十七年九月三十日まではなお従前の例による等、
制度
の切り替えが円滑に進行するための必要な
措置
を定めようとするものであります。
——————————
次に、
入場税法
の一部を
改正
する
法律案
について申し上げます。 この
法律案
は、最近における
入場税負担
の
状況等
に顧み、その
軽減合理化
をはかるため、
税率
を引き下げるほか新たに一律の
免税点
を設けるとともに、
展覧会場
及び
遊山地等
への
入場
に対する
課税
を廃止し、あわせて
納税方法
を
申告納税制度
に改める等
税体系
を
整備改善
するため、
入場税法
の一部を
改正
しようとするものであります。 まず、第一に
税率
の
改正
について申し上げます。
現行
の
税率
は
原則
として七十円以下一〇%、百円以下二〇%、百円をこえるもの三〇%となっており、ただ、演劇、
音楽等
については、三百円をこえるものから三〇%、純舞踊、純
音楽等
については、百円あるいは三百円をこえる場合にも二〇%にとどめる等の特例が認められておりますが、これを
入場税
の
性質
にかんがみ、これらすべての
催し
ものに対し一律一〇%に改めることとしております。 第三に、
免税点
については、現在、
臨時開催
の
催しもの等
の特定の場合に限り、二十円または三十円の
免税点
が認められておりますが、これを廃止いたしまして、すべての催物に対して一律三十円の
免税点
を設けることとし、
零細負担
の
軽減
と
制度
の
簡素化
をはかることとしております。 第三に、
課税
の廃止でありますが、現在、
展覧会場
、
博覧会場
及び
遊園地
は、いわゆる第二種の場所として、一〇%の
税率
で課され、また、いわゆるアマチュア・スポーツは、一定の
条件
のもとに承認を受けた場合に限り免税されるほかは、
原則
として
課税
されることとなっておりますが、これらの
催しもの等
の性格にもかんがみ、その
課税
を廃止することといたしております。 第四に、いわゆるみなし
課税制度
について
改善
をはかり、単なる割引の場合には実際に領収した
入場料金
によって
課税
することといたしております。 このほか、
納税方法
を
申告納税制度
に改める等、他の
間接税
に準じて
規定
の
整備改善
をはかることといたしました。 なお、この
法律
は本年四月一日から施行することといたしておりますが、
課税範囲
、
税率
、
免税点
及び
非課税
に関する
改正
は
入場券
の
前売り
との関連において、五月一日から施行することといたしております。なお、
前売り券
についての経過的な取り
扱い
としては、五月一日以後に
入場
する
入場券
を四月一日以降に
前売り
する場合には、新
税率
を適用できるようにいたしております。 以上申し上げました
軽減措置
による
入場税
の
減収額
は、
昭和
三十七
年度
において約七十億円、平
年度
において約八十五億円と見込んでおります。 最後に、
トランプ類税法
の一部
改正
する
法律案
について、申し上げます。 この
法律案
は最近における
トランプ類
の
消費
の
状況
及び
税負担
の
状況
に顧み、その
負担
の
軽減合理化
をはかるとともに、
納税方法
を
申告納税制度
に改める等
税体系
の
整備改善
を行なうため、
トランプ類税法
の一部を
改正
しようとするものであります。 まず、第一に
税率
の
改正
について申し上げます。
トランプ類
の
消費
の
性質
や、他の
消費税課税物品
との
負担
の
均衡
から見て、その
税負担
はかなり高く、かつ、
課税物品相互
間にも
小売価格
に対する
負担
の不
均衡
が見られる実情に顧み、
トランプ
、
花札等
については一組につき
現行
六十円を四十円に、
合成樹脂製マージャン
については一組につき
現行
千円を五百円に、
牛骨製マージャン
については一組につき
現行
四千円を三千円にそれぞれ明き下げを行なうこととするとともに、反面、
象牙製
の
マージャン
については一組につき
現行
六千円を八千円に引き上げて、
税負担
の調整をはかることとしております。 第二に、
課税体系
の
整備
につきまして、他の
間接税
と同様に、
納税方法
を
原則
として
申告納税制度
に改める等諸
規定
の
整備改善
をはかることとしております。 なお、今回の
改正
による
減税額
は、
昭和
三十七
年度
において四千七百万円、平
年度
五千百万円と見込んでおります。 以上
国民貯蓄組合法
の一部を
改正
する
法律案
外二
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
と
内容
の大要を申し上げましたが、何とぞ、御審議の上すみやかに御賛成下さいますようお願い申し上げます。
棚橋小虎
3
○
委員長
(
棚橋
小虎君) ただいまの三
法律案
に対する
質疑
は、後日に譲ります。
棚橋小虎
4
○
委員長
(
棚橋
小虎君) 次に、
関税法
の一部を
改正
する
法律案
及び
保険業法
の一部を
改正
する
法律案
を
一括議題
とし、
前回
に引き続き、
質疑
を行なうことにいたします。
質疑
のある方は、順次、御発言を願います。
須藤五郎
5
○
須藤五郎
君
関税法
の一部を
改正
する
法律案
について、少し
質問
をいたしたいと思います。
太平洋岸
と
日本海沿岸
とにおける
開港
の数並びに
地域
、
港名
を教えていただきたい。
稲益繁
6
○
政府委員
(
稲益繁
君) 現在
開港
になっておりますのもは、
地域ごと
と申しますか、各
都道府県ごと
に、実は
関税法
の別表第一というものに列挙してございまして、数で申し上げますると、全体で六十八、
開港数
がございます。
須藤五郎
7
○
須藤五郎
君
太平洋岸
だけでですか。
太平洋岸
と
日本海沿岸
と、名前はいいです、数だけちょっと。
稲益繁
8
○
政府委員
(
稲益繁
君)
太平洋岸
と
日本海側
を数えますると、六十八のうち十三港が
日本海側
、したがいましてその残りが、大きく
二つ
に分けますると、五十五が
太平洋岸
、
四国
、九州その他も含めまして、そういうことになります。
須藤五郎
9
○
須藤五郎
君 この前の
委員会
で
木村
さんの
質問
だったか、
お答え
に、
秋田
などの
開港
を希望しておるが、今度
開港
は後日に譲ることにしたという答弁であったと思うのですが、きょういただいた
資料
によりますと
秋田
な
ども
相当
外国貿易船
が
出入
港しているわけですね。八十一隻、
秋田港
には、昨年、三十六
年度
出入
港していることが、この
資料
に出ておりますが、
秋田港
を承認しない、
開港
にしない
理由
は、出
入港船
が少ないということをあげられたと思うのですが、一体昼間どれだけの船が
出入
港したら、
開港
にする
条件
がそろうのですか。
稲益繁
10
○
政府委員
(
稲益繁
君) 必ずしも明確に、
外国貿易船
の入
出港隻数
を何隻とか、あるいは
外国貿易
の
輸出入額
が何億円であるとかいうことをはっきり
基準
として
明定
はいたしておりません。したがいまして、
前回
申し上げましたような
関税法
に定めます、つまり
開港
としてはならないような
基準
を突破しておることは明かではございますが、何分にも、
開港
といたしますると、
税関
としても正式にその土地に
税関
の職責も派遣し、あるいは
出張所
、支所、そういったものを設けるというような
関係
もございまして、ある
程度
従来認めて参りました
基準
に照らしまして、なおまた近い将来にそれがかなり伸びる
見込み
があるといったようなところまで
調査
をいたしまして、実は
開港
の
指定
をいたしておるのであります。
秋田
の場合を申し上げますると、お
手元
に差し上げました
資料
でごらんいただきますように、逐次
貿易船
も入
出港
の
隻数
が
増加
いたしまして、
貿易額
も若干ずつではありますが
増加
いたしてきております。ただ私
ども
が従来
開港
指定
いたしましたもの、特に今回
指定
しようといたしまする
水鳥地区
、こういったものと比較いたしますると、いましばらくちょっと
基準
としていかがであろうかというような実は
判断
をいたしたような次第であります。まあ
地元
の方々にもそういう
意味
で、将来の
——
実は
秋田
の場合にはすぐ近くに
開港
が
指定
してございます。それとの
関係
その他も考慮いたしまして、将来の伸びる
見通し
というようなものをいましばらく検討した上で
開港
の
指定
をいたしたい、かように実は考えて今
お話
し申し上げておりますような次第であります。
須藤五郎
11
○
須藤五郎
君
秋田
も
開港
する
条件
はとにかくそろっておるわけでしょう。船の
出入
港の数からいくならば。
水島
は一体どのくらい船が
出入
りしておるのですか。
稲益繁
12
○
政府委員
(
稲益繁
君)
水鳥
の場合でございますと、
貿易額
が
輸出入合計
で約百十一億円、
外国貿易船
の入
出港隻数
が百三十六隻でございます。
須藤五郎
13
○
須藤五郎
君
秋田港
に
出入
りする船八十一隻のうち、船の
国籍別
にいうとどういうことになりますか。
稲益繁
14
○
政府委員
(
稲益繁
君)
隻数
だけで、
国籍別
までを各
港ごと
には取っておりませんので、ただいま
手元
に
資料
がございません。
須藤五郎
15
○
須藤五郎
君 そうですか。それでは、最近
ソ連貿易
が非常に大きく発展しておると思うのですが、
ソ連船
が
日本
に入ってくる港ですね、それはどういうふうになっておりますか。どこの港に何隻というふうになっておりますか。
稲益繁
16
○
政府委員
(
稲益繁
君) ただいま
手元
には、
ソ連船
がどこの港に何隻という確実な
資料
は持っておりません。小樽、函館、新潟、そういう方面に入っておる事実は私
ども
承知しておりますが、
隻数
は的確には
資料
を持っておりません。
須藤五郎
17
○
須藤五郎
君 参考までにそれを出しておいていただきたいと思います。それがないとどうも私
たち判断
ができないわけですが、
太平洋岸
には五十五、それから
日本海
には十三という
開港
の数字が出ているわけですが、私は今後、
日ソ
、
日朝
、
日中貿易
というものがだんだんと発展していく過程にあるというふうに考えるのですね。だから、むしろこの際そういう国々との
貿易
に便宜なように、
太平洋岸
よりも
日本海沿岸
に
開港
をふやす必要が起こっておるのじゃない、だろうか、こういうふうに考えるのです。そういうことに関して、
政府
の
日本海沿岸
の港についての
開港
することについての一つの
見解
を述べてもらいたいと思います。もしも
政務次官
がやって下さるならば、
政府
の
見解
ですからけっこうですから。
政務次官
、
気分
悪いですか。
気分
が悪ければけっこうですが。
堀本宜実
18
○
政府委員
(
堀本
宜実君) やはり
ソ連船
が入ってくるために
日本側
で
日本海側
へ
開港
をするということについては、慎重に考えなければならぬと思いますが、ただいまのところ、われわれも、
四国
でございますが、瀬戸内海にやはり
ソ連
の原油が入ってくるという
関係
がございまして、やはり品物について
相当
の船が不定期的に入ってきているような
状況
のようでございます。したがいまして、今後やはり
貿易量
が順次
増加
していって
開港
の必要がございますれば、もとより
日本海側等
についても考慮をしなければならないのじゃないか、こういうふうに考えております。
須藤五郎
19
○
須藤五郎
君 私はむしろ、こちら側、
秋田港
などは
条件
はそろっておるのだから、むしろ
日ソ貿易
をもっと発展させるという
意味合い
からも
開港
を早めたほうがいいのじゃないか、むしろ、この際
秋田港
も
開港
したほうがいいのじゃないか、こういうふうに考えるわけです。
水廃
港の
開港
というのは、これはなんでしょう、これは
三菱石油
や
日本鉱業等
の
関係
で、そこの便宜をはかるというようなことで、私は今度
開港
に踏み切っておるのだろうと思いますが、そういうことではなく、もっと大きな見地に立って、
ソ連貿易
、
中国貿易
、
朝鮮貿易
などを発展さしていくという
意味合い
から、むしろ
秋田港
、
伏木
港ですか、そこらを
開港
に踏み切るべきじゃないか、そういうふうにわれわれ考えるわけなんですが、どういうふうに考えられますか。
稲益繁
20
○
政府委員
(
稲益繁
君)
前回
も申し上げたと思うのでございますが、
開港
になります場合に、一番直接の原因と申しますか、受けますのは、
出入
港する船舶が
開港入港
の場合は非
開港入港
の場合に比べて手続が緩和されるということだろうと思います。それ以外には直接…。そういう観点から、船の
出入
りが便利になれば
背後地
も利点を受けるということもあろうかと思いますが、大体、私
ども
従来
開港
を
指定
します場合の
条件
としましては、ある
程度
やはり
実績
が出まして、その
実績
を土台とし、また将来の
見通し
をつけて
開港
するということをやって参っておるわけなんであります。したがいまして、御指摘のような
日本海側
の港、だが
伏木
についてはすでに
開港
しております。
秋田
の場合でございますと、将来性、たとえば
北洋材
の
輸入
、そういったものの動きも見まして、当然ある
程度
のそういう
実績
なり
見通し
がつきますれば
開港
すべきだ、かように実は考えております。今回は一応、
水島
との比較並びに従来
開港
を
指定
いたしました
実績
を見まして、まだ若干落ちるというところから、もう
一同検討
をいたしたいということで、実は今回は
開港
を差し控えた。決して、将来にわたってこの
開港
を
指定
しないという考えでは毛頭ございません。
須藤五郎
21
○
須藤五郎
君
鹿児島空港
の
開港
ですがね、これまで
鹿児島空港
には
沖縄
からの
アメリカ
の
飛行機
は発着していないのですか。
稲益繁
22
○
政府委員
(
稲益繁
君)
鹿児島
の
空港
が一般にこういう、何と申しますか、
外国
との間の空路、これを開きましたのは、
日本
と
アメリカ
との
協定
で、昨年九月に実はそういう
協定
ができまして、それ以来空路が開設されたという事情でありまして、それ以前は、別に
アメリカ
の
飛行機
というものも
外国
の
飛行機
も参っておりません。
須藤五郎
23
○
須藤五郎
君 今日まで一度も来たことはないのですか。
稲益繁
24
○
政府委員
(
稲益繁
君) 正式な
航空路
の開設ということでなしに
緊急避難
みたいな形であるいは
鹿児島空港
が使われたという
事例
は、実はあるかどうかちょっと私存じませんが、正式な
意味
での
空港
として利用したという
事例
はございません。
須藤五郎
25
○
須藤五郎
君
行政協定
では、
開港
、不
開港
にかかわらず、
アメリカ
の
飛行機
は
日本
の飛行場に発着できるということになっているのですか
稲益繁
26
○
政府委員
(
稲益繁
君)
軍用機
ですか。
須藤五郎
27
○
須藤五郎
君 もちろん
軍用機
も普通の
飛行機
もですね。
稲益繁
28
○
政府委員
(
稲益繁
君) 実は、ただいま申し上げましたのは、
軍用機
を除いた一般のあれで申し上げたわけです。
軍用機
のほうは私
ども調べ
がございませんので、何ともこの場では御返答いたしかねますが、何でございましたら、後刻また調べまして。
須藤五郎
29
○
須藤五郎
君 調べて下さい。 今後、
鹿児島空港
が
開港
した場合、
沖縄
からの
アメリカ
の
軍用機
が自由に発着できるということになるのですか。
稲益繁
30
○
政府委員
(
稲益繁
君) 実は、
所管
が運輸省の
航空局
の
所管
でございますから、私
ども
ここで的確の
お答え
がいたしかねるのでございますが、
軍用機
の
扱い
が
行政協定
でどうなっておりましたか、ちょっと私
ども
ここでつまびらかにしません。
須藤五郎
31
○
須藤五郎
君
空港
のことに関しては、やはり知っていなくてはだめじゃないですか。
アメリカ
の
飛行機
、機が飛んできたらどうするんですか。きょう答弁できなかったら、調べてきて答弁して下さい。 ついでに言っておきますがね、もしも
アメリカ
の
軍用機
が自由に
出入
りできるということになった場合、兵士や武器、
物品
を
鹿児島空港
におろした場合、この行為はどういう
法律関係
になるのか、
税関
で。そういう点も答えてほしいのです。それは答えられますか。
稲益繁
32
○
政府委員
(
稲益繁
君)
軍用機
の場合でも、私、ただいま申し上げましたのは、どういう形で
軍用機
の
空港
の利用が認められるかという
関係
が、実は
航空局
のほうでやっておりますので、ここでつまびらかにできなかったわけでございますが、
税関
の
貨物検査
でございますか、これは
税関
としてはそういう
軍用機
の場合でもやる建前になっております。
税関検査
はやるわけでございます。
須藤五郎
33
○
須藤五郎
君 これはこの前の
委員会
でも
荒木
さんなんかが
質問
されたと思うのですが、いわゆる密輸の問題ですね、これとやはり
関係
が深いと思うのですよ。はたしてほんとうに
税関
が、
アメリカ空軍
が来た場合適正な
検査
をし得るのかどうかという点が残っていると思うのですよ。まあそういう点で、私一応お尋ねしておいたわけですが、私の
質問
に対して
お答え
のない面がありますから、それを今度の
委員会
で答えていただいて、きょうはこれでいいです。
大竹平八郎
34
○
大竹平八郎
君 この
水島
と
鹿児島
というように今度は限定されておるが、問題になったのは
秋田
とか蒲郡、
大船渡
、こういうようなものが問題になっていたようですが、まあ本
年度政府
の方針としては、
自由化
九〇%遂行する、こういうことになっているのですが、この
自由化
に関連して、どうなんですか、今出た
二つ
以外にさらに
緊急度
として必要な
開港
のものはあるのじゃないですか。そういう点は、この
大船渡
、蒲郡、これ以外に何か
政府
でそういうこと問題になったのはないですか。
稲益繁
35
○
政府委員
(
稲益繁
君) 私
ども
現在まで承知いたしております限りでは、
秋田
、
大船渡
、蒲郡、この三つだけについて
地元
から
お話
が来ているわけで、それ以外は承知いたしておりません。
大竹平八郎
36
○
大竹平八郎
君 それから、
鹿児島
ですけれ
ども
、
鹿児島空港
というのは、これは全く対
沖縄
との
関係
だけですか。
稲益繁
37
○
政府委員
(
稲益繁
君) もっぱら、
沖縄
との空路が開設された、これに伴うものでございます。
大竹平八郎
38
○
大竹平八郎
君 そういたしますと、これはどのくらいの
人員
を要するのですか。この対
沖縄関係
の仕事だけで
鹿児島空港
を
開港
するにあたって、
人員
としてはどれくらい要するのですか。
稲益繁
39
○
政府委員
(
稲益繁
君) 現在のところ十名
程度
を考えております。
大竹平八郎
40
○
大竹平八郎
君 それから、
水島並び
に
鹿児島
の問題以外に、すでに各
税関
の
定員
の問題ですね、まあしばしば
定員増
というものが認められているわけですが、必ずしもそれが全体的に
補足
をされないうらみがかなりあるのですね。そういう点において、今度のこの
水島
あるいは
鹿児島等
に対する
人員
の問題は、これは新
年度
に盛ってあるのですか、
予算
として。あるいは従来の
定員
の中から分けてやって配置をさせるのかどうか、その点伺いたい。
稲益繁
41
○
政府委員
(
稲益繁
君)
前回
お答え
したと存じますが、四百名ほど今回三十七
年度
の
予算
の
定員
が
増加
になりました。この中に
水島出張所新設
に伴う
増員分
と、それから
鹿児島空港出張所増員
に伴う分、こういうものを織り込んでございます。
大竹平八郎
42
○
大竹平八郎
君 しかし、たとえば神戸とか東京とか、大きいところでも今まで
相当欠員
を生じているのじゃないですか。そういう点はどうなんですか。
稲益繁
43
○
政府委員
(
稲益繁
君) 昨年四百名
——
昨年と申しますか、この三十六
年度
で四百名の
増員
がありまして、当初は採用その他についてかなり難渋したのでありますが、実際にはいろいろな形で
定員
の充足をいたしまして、通常考えられますような
欠員
、
年度
間必ずある
程度
の
欠員
はございます。ございますが、通常考えられます
程度
の
欠員
で大体推移いたしておるわけでございます。
大竹平八郎
44
○
大竹平八郎
君 三十七
年度
の四百名という
増員
は、大体補充される
見込み
ですか。
稲益繁
45
○
政府委員
(
稲益繁
君) 補充できる
見込み
でございます。
佐野廣
46
○
佐野廣
君 蒲郡というのが、
実績
がないのに、何で問題になったのですか。
稲益繁
47
○
政府委員
(
稲益繁
君) 私、
地元
の方にもいろいろ伺ったのでございますが、蒲郡ではある
程度
将来を目ざしまして、あの
三河地帯
に
工業地帯
を作る、そういうものに備えて
早目
にひとつ
開港
という問題を考えてくれという御趣旨だったのです。したがいまして、私
ども
としては、ある
程度
の
実績
ができませんと従来やっておりませんので、まだ現在の
実績
ではいかがでございましょうかというようなことを申し上げておるという段階なんです。したがいまして、何と申しますか、まあ蒲郡港として、現在でも一万トン級のものが岸壁にすぐ着くという港の設備にはなっておらないわけでございます。そういう点もいろいろ改良といいますか、
整備
される御
計画
があるようでございまして、そういものが
整備
され、
外国貿易船
の
出入実績
もかなりできまして、
外国貿易
の
輸出入額
もかなりの額に出ましたというところで、
開港
に
指定
したい。
地元
のほうとしては、そういう将来のいろいろな
計画
をお持ちなものでございますから、その一環として
開港
の問題を考えてくれということで
お話
が参っておる、こういうことでございます。
佐野廣
48
○
佐野廣
君 そうすると、この三カ所、これだけが今
開港
を要望されておるところと、こう解釈していいですね。
稲益繁
49
○
政府委員
(
稲益繁
君) そのとおりでございます。
須藤五郎
50
○
須藤五郎
君 今度の
開港
の
水島
港ですね、
開港
されるわけですが、
三菱石油
が従来やっておる
貿易額
、
輸入額
、それから
日本鉱業
が入れておる金額はわかりますか。
稲益繁
51
○
政府委員
(
稲益繁
君) ちょっと
手元
にございませんので、御必要でございますれば、あとで作りまして差し上げます。
棚橋小虎
52
○
委員長
(
棚橋
小虎君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時二十三分散会
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