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内村清次君 それじゃわかりました。大蔵当局もそれでよろしゅうございますね、政務次官いいですね。——そこでそれを前提に、大蔵省ははっきりしておりますということもひとつあなたから
答弁をいただいて、あとの私の
質問に答えていただきたいと思うのです。
そうしますと、戸田というものに本ぎまりになった。ところが、この文の中には各
関係当局がその使用についての
経費の問題については善処するのだ、こういう言葉がはっきりと出ておりますね。そうすると問題は善処の問題です。そこで私が
先ほど質問しました戸田の
競艇場にきまるいきさつについて云々という問題はもうなくなった。いいですか大蔵当局、それはもうなくなったんだ。そうすると、なくなったといえばこの閣僚懇談会に水田さんも出て、非常に
オリンピックというのは費用が要ることですから、水田さんも出て確認しておられる。政務次官はそれを代行しておられる。そうすると、事務当局というものは、これはこれを忠実に守っていかなければならぬ。どうやって善処していくか。そうすると、あなたの御
答弁の中に、周辺の
整備というものは
地元でやっていただたきい、こういう点が
一つ残ってきたわけです。それに対しては
地元側におきましても、当時私
たちが
向こうに行きましていろいろ
説明を聞いて、単独ではどういう事業をやりましょうということを言っておられる。その
内容の点についてはあとで私が具体的に話してもよろしいが、まずそれはあとの問題にいたしまして、とにかく
地元でも単独でやりましょう、しかしながら、単独でやる以上は、やはりこれは全面的に国立公園として、都市
計画の公園としてりっぱな
整備もしたい。したいにはまず第一に
地元側としては国の
補助を下さい。いいですか、国の
補助を下さいというのが
一つ。もし
補助がやれなかったならばこれくらいだけは県の単独でやりましょうということを言っておる。いいですか。国で何がしかの
補助を出したならば、これはひとつ規模はいろいろ相談して、そうしてその規模に沿った国立公園としての様相を整えていきましょうという腹もあるのですよ。しかし、もしこれを国がやらないとすれば、
県単独でやりましょうという腹もある。そうですね。ところが私
たちが見まして一番
決定的な問題は、やはり民家の
移転です。入口の
移転です。あそこの問題をやっぱり
整備してもらわないと、これは短時日ではございましょうけれども、やはりその
整備の完備ということはできません。そうすると県が言っておるように、民家
移転としてはまず百三十戸に七千七百万円の補償の費用というものが要るのだ、これが第一。そうして公園の
整備には一億六千五百万円というものが要る。
用地の買収に三億八千七百万円の費用というものが要るのだ、こういう具体的な数字が明示されてあるんです。それには県民感情としては、国からやはりその
補助を出してもらわなくちゃ困るんだ、そうでないと県民の感情すなわち
県会を通じての
予算の可決というものはとうていむずかしゅうございます、というのが、これは
地元側の
意見です。そうでしょう。ここまで私
たちが申しましたなら、今さら政治家の政務次官、わからないはずはないのです。これは国から、本年度はどういう理由であるかしらぬが、
建設省のほうから
予算を出したということは知っておりますよ。しかし公園
関係は、全体でわずか二億か三億ぐらいの小さな公園の費用です。それを全国の公園にばらまかなくちゃならぬからして、
建設省のほうでもとてもそれはできない、しかも話に聞けば、再度の
予算要求の際に六千万円だけは公園費用として大蔵省は出したらしいのだ。ところがその六千万円の
予算の公園費用というものは、一銭も戸田の
競技場の周辺の
整備費用には使ってはならないという厳格な条件がついておるそうです。そうしてみると、
先ほどから重盛
委員も言っておられて、何とかしてあと三年の間に公園の費用のうちからでも出して、そうしてやったならいいじゃないかというような望みというものは、現在は断ち切られてしもうておるはずです。やはり大蔵省が名目をつけてはっきりと、あそこは国立公園でやります、そうしてその
予算要求に対してこれくらいの
補助は出しましょうということは、これは真正面から費目をつけて出してこられないとこの問題は
解決しない。政務次官、どうですか。