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中村(重)
委員 ただいまの
答弁は、実に私は不見識であると思う。少なくとも先日
提案者から説明がありましたように、
審議会に対して十分検討してこの
提案をしておるはずであります。その
審議会には
政府側もこれは当然
関係しておられると思う。そういう
事業執行に当たった
政府側と、
議員立法でありますから
提案者との中におきましては、あらゆる角度からこれを検討して、そうしてこれを
提案をしておると私はそう信じておったのであります。先日
提案者に対してこの
期間延長に対しての
質問もいたしたのであります。どうしても
延長しなければならない、こういうことであります。ただしかし、私
どもが、何と申しますか、危惧を持っておりますのは、第二次五カ年
計画というものもまだ五〇%以下である。
事業の
進捗率はそういう
程度である、こういうことであります。それで私は
期間を
延長するならば、当然
時限立法でありますから、その
年度までに
事業を
遂行するという
態度でなければならないのにもかかわらず、これに対して積極的な意欲的な取り組みをしない。ただ単に
期間延長をしていく、それでいいのだという安易な
考え方での
期間延長は、適当でない、私はこういうことを実は申し上げたのであります。私が危惧すると申し上げたのは、ここで十年間の
期間延長をする、
期間が非常に延びた。そのためにすでに
明年度までに終わらなければならぬ
事業が明後年となり、さらにこれが延ばされていくということになりまするならば、この
期間延長というものはむしろ大きな弊害を生じてくるのではないか、こういったような
感じを強くするのであります。従いまして、私が
質問申し上げたのは、
政府側がこれに対して
期間延長の必要を積極的にお
考えになっておるかどうか。この
期間の
延長を
認めた場合において、その第二次五カ年
計画というものの
事業を
遂行することを、安易になって、これを引き延ばしていくといったような消極的な
態度をおとりになるようなことはないだろう、
責任を持ってこれを
遂行する、こういう
考え方を持っておられるかどうか、まずその点をただしてみたいと思いましたので、
質問をしたのであります。