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綱島議員 補足して御
説明申し上げます。
ただいま御質問がございました十、十一次等の
指定もするかという、これは
指定は
審議会がやるのでありまして、
経済企画庁がやるのじゃないのです。直接こちらが
関係をすることでございますから御
説明申し上げますが、実はまだたくさん残っておりまして、これにも書いております
通り、
最初は
外海の大きな島をやるというぐらいに
考えておりましたが、だんだんやってみますと、小さい島は大きな島から見るともっとひどい。いわゆる
離島の
離島というか、もう医者もおらなければ何もないという島が今でもございます。そういうのもやはりさらに
延長して救済策を立てねばならぬ。それから瀬戸内海は、これはまた小さい方から
指定して参りました。
最初は瀬戸内海なんというものは、四国と中国の間に主としてあるところだから、十分に開発されているという概念のもとに、
外海だけを
指定するというつもりでかかりましたところが、瀬戸内海の方から、お前さん、瀬戸内海を知つているのか、見てみろ、こういふようなお話で、行ってみると
外海の大きな島よりひどくて、瀬戸内海の島には電気もなければ、
漁港といったって石を積んだだけのところもあり、どうにも話にならぬ。それで瀬戸内海は
指定しなければならぬ、こうなりましたが、瀬戸内海を
指定してからまだ二、三年にしかならない。これは火急な島から
指定して参りましたので、まだ大きい島に及ばない。しかし淡路島のような大きいものを全部というわけにもいきませんので、大きな島は部分的に
指定するという立法を実は昨年お願いしたわけです。実は必要な度に従ってだんだん願っていきよるので、一ぺんに何もかも
整備するようにやれればいいが、またお願いしなければならぬのは、厚生施設が非常におくれておりまして、無医村などが一ぱい
離島にはございます。これについて長崎県なんか、この
離島振興の費用でなく、県の費用でやっておるのですが、船を作りまして、その船の中に診察のできる医者を乗せて始終無医村を回らしておるわけでございます。こういうのは長崎県だけではなく、
全国的にやらなければならぬ。いろいろまだしなければならぬことがたくさんございますので、それが十年間で終わるようなことができるかできないか、よっぽど大蔵省にも協力してもらい、
経済企画庁にもよほど協力してもらわなければ、これはなかなか十年ではできないと思っておりますので、実はその中で十年をお願いしておるわけでございます。どうぞさように御了承を賜わりたいと思います。