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岡三郎君 幾つかの
人事案件があって、二つ残したということは、われわれの方としても、何とか早くこれを
結着をつけたいとは思っているわけです。思っているけれども、具体的に言うと、小
汀利得さんの場合は、
兼職が非常に多過ぎるということが最大の眼目で、個人的な言動が云々といういろいろな問題があるやに聞いておりますが、われわれとしては、こういう
兼職数の多い人は、極力、別の人を起用するという形にすべきだという
意見です。これは年令的においても、
松野さんはもっと年をとっておられるから、年はあまり言いたくないけれども、小汀さんは五年たつというと七十六、七になるでしょう。そういうふうな点で、かくしゃくとしておられるようだけれども、こういった点も考えて、われわれの方としては考え直してもらいたい。ある
意味では、今
事後承認の形ですから無理な点があるけれども、その点こだわっているわけです。
それから
運輸審議会委員の方は、これは個人的にどうこう言っているわけではない。要するに、ああいう武州鉄道問題を起こしている以上、まあ重要なる認可その他の権能を持っている
立場の人が、やはりある
意味では責任を感じてもらわねばいかぬし、こういうふうな際においては新しい人材を登用するということの方が、私は
国民に対してもやはりそうあるべきだというふうに思っているわけです。そういうふうな点で、この問題については具体的にとにかく問題を起こしているわけです。これについて
政府自体としても、
運輸審議会の問題については、まあなかなか口に出せないようであるようですけれども、これは私どもとしては、やはりこの際これを認めることはどうかという段階にあるわけですから、ほかにちょっと手がないわけですよ、犬の遠ぼえになってしまって、
けしからぬ、
けしからぬといっているだけではしようがない。これは具体的に何とかしてもらいたい、こういうことなんですから、その点を
一つ次回の場合においては、やはりなかなか
政府自体の方としても釈明に苦しむかもしれませんが、こういう点で、やはり
衆参両院の問題としてここにあるわけですから、だからわれわれの方としては、衆
議院の動向というものも見なければならぬし、われわれ主体的には今いったような問題で残しているわけです。ただいたずらに問題を遷延させておるわけではなく、具体的にそう考えておるので、その点は
一つ御了承願いたいと思います。それだけ言っておきます。