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柳田委員 三十七日に
異存はございません。ただ、
一言希望を申し上げておきますが、この三十七日に
決定する
経緯におきましては、
委員長代理も御存じの
通り、
社会党は五十日、
民社党は六十日を要求しました。
自民党は
最初は三十日と言っておられました。そこで、折衝の結果、三十七日
——三十七日という
日数よりも、むしろ、十月三十一日までと言った方が正確な表現になろうかと思いますが、そのことは、十一月の二日でしたか、
日米の
貿易経済の
合同委員会か何かがおありになるので、その前に
臨時国会を済ませたい、これが
一つ、それから十一月十六日でしたか、総理が東南アジアですかにお行きになるので、
前例等から見ても、それくらいの余裕を持ちたい、そういうことで、三十七日という
日数を三にして考えたのではなしに、あとのスケジュールから見て、十月三十一日に
臨時国会は終了する、こういう建前で、その十月二十一日までがたまたま三十七日間、こういうことになったわけであります。そこで、そういうような
経緯ならば、私は、このことを
一つ委員長代理の御
決意、さらに
自民党代表としての御
発言を承りたいのでありますが、とかく
国会の
正常化が乱れる一番大きな原因は、私は
会期にあったと思います。いつの場合でも、
会期延長が
国会の
正常化の
混乱を起こした大きな要因になっておることは争えぬと思う。何も
帝国議会当時のように、天皇のところに行って
会期の
延長をお願いするなんということは内閣の命取りになったというようなことを引っぱり出すわけじゃありませんが、しかし、
野党の方がおおむね
最初には
会期をたくさん要求する、
与党はそれを値切る方に回る、そして
会期を多く要求した
野党の方からは、
会期を
延長せよという要求は出てこない、そして値切った
与党の方からいつも
会期の
延長が出てくる。これくらい矛盾したことはない。これは矛盾だと思う。
自民党さんの方が
会期六十日を要求されて、
野党の方で三十七日でよかろうというようなことで、十月末になって、それじゃもう少し
延長してくれというのなら、逆だから、私は多少筋が通っていると思う。ということは、
会期末になって、
政府あるいは
与党の予定しておった
法案が十分進捗しないと、そのときの
党利党略によって、やはり延ばしてくれ、こういうようなことで、
国会全体の
立場じゃなしに、
政府とか
与党の
立場で
会期を無理やりに
延長しようとするから問題が起こる。といって、ここもまた問題があるので、それなら、
与党は初めから
会期を少なく要求せずに、もっと
野党並みに六十日なら六十日にすればいいじゃないかということになってくると、これは六十日なら六十日のペースで
委員会や本
会議が運ぶということになると、
与党や
政府にとっては、
自分たちの
法案が予定
通り進捗しないということから、腹の底では、どうせ
最後は
延長してやろう、しかし、六十日くらいのところなら三十日くらいと言っておけば、
町党の
審議もはかどるだろう、こういうような
かけ引きばかりできておる。これじゃ
国会の
正常化はとてもできない。だから、六十日なら六十日、四十日なら四十日、三十日なら三十日ときめたら、その
通りやろうじゃありませんか。そこで、私
たちは、
自民党さんが五十日やろうとおっしゃるならば、五十日でやりましょう。三十七日なら三十七日に応じます。きめた以上は
約束を守りましょう。だから、ここで三十七日ときめて十月三十一日というのは、三十七日のための十月三十一日じゃなしに、十月三十一日までには議了したいというので、その日がちょうど三十七日に当たっておっただけなんです。もう少し早く開会されて十月三十一日に議了したいというならば、三十七日が四十日になっておるかもしれない。
うしろの
土俵がつかえておるとおっしゃるから、われわれも了承した。それならば、ここで、この
臨時国会は
会期を
延長しないということをお
約束願えますかどうですか。それはそのときの情勢だと言われるならば、
野党の方が六十日、五十日と言っておるのに、これを非常にこまかく刻まれた
与党の言い分が全然通らぬことになりますが、その点は
自民党さんの
代表の御
意見とあわせて、公平な
立場における
委員長代理の御所信を承りたい。
最後のど
たんばになってまた
会期延長ということを決してお言いになりませんかどうか、そのことを前提として承っておきたい。