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西村(力)
委員 これはオルグ団という工合に言うて、向こうに行っておる
右翼の諸君と同率な危険性のあるようなものである、こういう
判断、発言をされておりますが、それとこれと一緒にする
考え方が今よく言われておるし、この間の本
会議の
質問において、猪俣浩三議員がそういう点を指摘しておりまするが、そういう
判断の仕方というのは大きな誤まりである。しかもそういうことは日本の歴史をまた誤まることになる。私はそれはお互いに真剣に
考えていかなければならぬことであると思うのであります。向こうに行っているオルグ団の諸君は、
地元民の切なる要求を支援しようという
立場に立つのであって、何も請負的に紛争の当事者になって戦おうなどという意思は
一つもない。しかも暴力手段に訴えようなどということは少しも
考えていない。現実にやっていない。第二次、第三次のオルグ団が行って黒根港に上陸したときに、取り巻かれて二、三時間つるし上げを食っておる、あるいはこづかれておるが少しも手出しをしない、こういうようなこちら側の
立場、オルグ団の
立場というものをはっきり見て、問題はああいうところにどういうところの意向をくんで行っておるか、
右翼の諸君が来たということからくる突発的な危険というものが一番大きいのです。そういう点から言いまして、両方平等に
責任を
考えるべきだなどということを言われることをやめるべきである。そうしてあくまでも
防衛庁が、もし
事態が発生した場合の
責任は自分たちにあるのだという、そういう真剣な
立場で事を処理する、こういう工合に進んでもらわなければならぬのではないか、これは事が起きてからでは取り返しがつかないことになってしまいます。その点を私は深刻に心配しておるので、そういうことを申し上げるのです。ですから、問題は先に戻りますが、だから
話し合いをするという誠意を、今せっかく機会ができたのだから、もっともっと誠意を尽くして前進させる、それまでは
工事は一応中止するという、こういう誠意ある態度で
話し合いをする、そこにもっと前進する
努力をしてもらわなければならない、こういうことを私は切に申し上げたわけですが、中止する意向がない、こういうことだとするならば、やはりその意向に従って
村民の
人々も
考えて参るだろうと思うのです。すべての発生した
責任は
防衛庁がそういうかたくなな態度をとられ、誠意ある言葉は言葉だけであって、事実はそうじゃないというところにあるのだということを、やはり私たちはここではっきり認めて、そう
判断せざるを得ないということになってくるわけなんです。
次に問題を移しますが、
ミサイルは現在三個技研にできておる、こういうことで、その形も大体六・二メートルの長さとかいう話がございましたが、こういう
ミサイル開発のことしの予算はどのくらいあったのか、明年度は大体どのくらいの予算を組んでおるのか、この点について伺いたい。