○
森本委員 これは
公社の方も
出しておりますので、それよりももっと詳しいものをぜひ
一つお
出しを願いたい、こう思うわけであります。
それから
大臣は、罰すべきために罰したのではないというようなことを言っておりますけれども、現実に今回の
処分を見た場合には、やはり頭から
弾圧処分といいますか、新聞にも載っておりましたが、いわゆる
組合を何とか
兵糧攻めにしてやろうとか、そういう意図が十分にうかがわれるわけでありまして、これはおそらく
郵政の
労働史の中に、
小金郵政大臣、
森山政務次官のもとにこういう不当な
処分が行なわれたということは永久に残ると思います。いずれにいたしましても、
大臣の口で言っていることと今回のやったことについては、
かなり開きがあるわけでありまして、そういう点については、今後もこの
処分の
内容についてわれわれが
調査をいたしまして、かりに不当であるという点が判明いたしました場合には、
郵政省としてもやはり率直にその非を認めるということがあってもしかるべきじゃないか。あなた方の方としては、絶対自信を持ってやったのであろうとは想像されますけれども、また違った角度から
調査をいたしました場合に、これは不当であるという場合もあり得る、そういうふうに
考えるわけでありまして、私は私なりにそれぞれの
調査網を持って
調査してみたいというふうに
考えておりまして、この
不当性をこの
委員会を通じて十分明らか
にしていきたい、こう思うわけでありますので、そういうふうな点についても、
大臣としては将来十分に、もう
処分をしてしまったのだから、この問題については問答無用であるというような形のないようにお願いしたいと同時に、
大臣が先ほどの、罰するがために罰したのではないという
考え方であるとするならば、今回のように、
懲戒免職が八名、
解雇一名というふうな大量の
処分は、私は出なかったのではないかというふうに
考えるわけでありますが、ここでそういう問題を幾らやりましても押し問答になりますので、これ以上はやめておきますけれども、私はとにかく、
大臣の言うこととやることとが全く違っておるというふうに
解釈をいたしておるわけであります。このことによって、将来
従業員と
郵政省との間に摩擦が
かなり起きて、そうして
郵政事業に暗影を投ずるということがなき
にしもあらずであるということを私は警告すると同時に、将来はそういう形がないように、われわれとしては極力努力をいたしていきたいというふうに
考えておりますので、
政府当局の方におきましても、
処分をしたからといって、今後また一そう弾圧的に出るというふうな形のないように、悪いところは悪いところで、
政府の方も率直に反省をして、
事業が円満にいくように、今後の
労務行政についても、こういうふうな弾圧的な
やり方はとらないように、特に要望しておくと同時に、今回の
処分の
内容についても、われわれは時期を見て、十分に
資料を集めた上で
政府当局との間に討論を行なってみたい、こういうふうに
考えておりますので、この
処分が、
大臣が言っておるように、罰すべきで罰したのではないというお言葉とは全く違うということを私はこの際強く申し上げて警告をしておいて、一応この人事の
質問を終わります。
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