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1961-05-25 第38回国会 衆議院 決算委員会 第35号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十六年五月二十五日(木曜日)    午前十時五十二分開議  出席委員    委員長 荒舩清十郎君    理事 木村 公平君 理事 丹羽喬四郎君    理事 三和 精一君 理事 小川 豊明君    理事 勝澤 芳雄君 理事 西村 力弥君       大上  司君    久保田藤麿君       鈴木 仙八君    藤井 勝志君       久保 三郎君    古賀  了君  出席政府委員         総理府事務官         (公正取引委員         会事務局長)  坂根 哲夫君         農林政務次官  八田 貞義君         農林事務官         (大臣官房経理         課長)     日比野健兒君  委員外出席者         農林事務官         (農林経済局農         政課長)    大口 駿一君         農林事務官         (農林経済局農         業協同組合部         長)      酒折 武弘君         農林事務官         (畜産局参事官花園 一郎君         会計検査院事務         官         (第四局長)  宇ノ沢智雄君         専  門  員 黒田 久太君     ————————————— 五月二十五日  委員山口喜久一郎辞任につき、その補欠とし  て鈴木仙八君が議長指名委員に選任された。 同日  委員鈴木仙八君辞任につき、その補欠として山  口喜久一郎君が議長指名委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した案件  昭和三十三年度一般会計歳入歳出決算  昭和三十三年度特別会計歳入歳出決算  昭和三十三年度国税収納金整理資金受払計算書  昭和三十三年度政府関係機関決算書  昭和三十三年度国有財産増減及び現在額総計算  書  昭和三十三年度国有財産無償貸付状況計算書  昭和三十三年度物品増減及び現在額総計算書  昭和三十四年度一般会計歳入歳出決算  昭和三十四年度特別会計歳入歳出決算  昭和三十四年度国税収納金整理資金受払計算書  昭和三十四年度政府関係機関決算書  昭和三十四年度国有財産増減及び現在額総計算  書  昭和三十四年度国有財産無償貸付状況計算書  昭和三十四年度物品増減及び現在額総計算書      ————◇—————
  2. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 会議を開きます。  昭和三十三年度決算外三件及び昭和三十四年度決算外三件を一括して議題とし、本日は農林省所管について審査を進めます。  農林省所管については、去る五月十八日概要説明を終わっておりますので、本日は直ちに質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次これを許します。小川豊明君。
  3. 小川豊明

    小川(豊)委員 きょうは、順序として久保君を先にやってもらうことになっておりましたが、久保君がまだお見えになっておりませんから、久保君が来たら譲ることにしまして、それでは畜産局の方にお尋ねしたいと思います。  畜産局は、畜産事業奨励の基本として、牧野改良事業について非常に熱心にやっておられる。これを見ると、昭和三十三年度の予算で、牧野改良では一億七千四百万、三十四年度では二億三百万、三十五年度では二億五千八百万というような金を投入して、野草飼料用牧草に変える、こういうことで、いわゆる野草改善牧野改良が行なわれているわけですが、この経済的な成果は、どういうふうに上がっているか、私どもはいささか疑問に思う点があるわけです。この牧野改良成果と、それから予算を年々増額されているわけですが、この予算が増額されているのはいいのですが、この成果について、一応概略的にお尋ねしたいと思います。
  4. 花園一郎

    花園説明員 ただいま御質問の点は、自給飼料対策牧野改良対策の過去の数字と現在の成果をお聞きになられたものと解釈いたしまして、そのようにお答えいたします。  牧野改良または草地造成の方策といたしましては、大体牧草地造成並びに野草地改良につきまして、逐次やっておりまして、高度集約牧野につきましては、おおむね、耕地を除きまして五十万町歩、それから野草地につきましては五十八万町歩対象に、将来に向かってやっておるわけでございます。この数字につきましては、現在までのところ、高度集約牧野につきまして、面積は、三十五年度において八千二百六十五町歩をいたしておるわけでございます。二十八年ないし三十四年の実績につきましては、三万二千三百七十町歩改良いたしておるわけでございます。それらの中身を言いますと、新農村建設、または小団地開発整備等補助金を流しておりますほか、特に畜産局分といたしましては、一般予算におきまして、金額として二十八年ないし三十四年におきましては三億二百五十四万四千円、その総面積につきましては、一万八千百町歩実績を上げているわけでございます。三十五年度につきましては、高度集約牧野全体で八千町歩、一億七千百六十八万一千円を計上いたしまして、おおむね、その実績は百に達しておるようになっております。それ以外に改良牧野につきましては、二十八年から三十四年におきまして二万九千九百三十三町歩事業量金額といたしましては七千八百十二万七千円の実績を上げております。これは予算額に対しましては、おおむね五〇%程度でございまして、比較的進度が十分でございませんが、三十五年度におきましては三千五百町歩金額にいたしまして四千二百七万円の金額を計上いたしまして、現在これの実績調査中でございます。それ以外に、北海道につきましては、湿地牧野改良をやっておりまして、これは北海道集約酪農地域湿地帯の排水をやっておるわけでありまして、これは四五%の補助を行ない、北海道酪農基盤造成をいたしておるわけでございます。対象牧野は一万四千町歩でございまして、三十四年度には、おおむね三千町歩について調査設計を完了いたしましたので、三十五年度は、五百町歩対象といたしまして、予算一千八百八十五万五千円を計上いたしまして、事業をやることにいたしております。そのほかに、大規模草地造成関係がございまして、これはこれまでの関係で申しますと、牧野草地改良可能地五百町歩以上と目される地域を選定いたしまして、国の直轄調査を実施しているわけであります。本年度は、三十四年度の岩手県の早池峰、長野県の八カ岳、岡山県の美作、熊本県の阿蘇、四地域に今まで調査を実施して参りましたが、さらに秋田県の鳥海、富士山麓地帯を加えた六カ所につきまして、四百八十五万二千円で調査を実施しております。これにつきましては、三十六年度におきまして、さらに浅間、それから布引、また阿蘇拡大地域につきまして、さらに調査を実施いたすつもりであります。それ以外に、牧野改良センターとして、種 畜牧場八カ所を選定いたしているわけでございます。  まことに当初内容がいささかずさんでございましたが、以上のようなことであります。   〔「定足数が足りぬ、休憩々々」と呼ぶ者あり〕
  5. 荒舩清十郎

    荒舩委員長 暫時休憩いたします。    午前十一時三分休憩   〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕