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小坂国務大臣 あなたとこの
外務委員会で話をしたときの話では、
バンドン精神、いわゆる
相互不可侵、互恵平等、
内政不干渉、
領土主権の尊重、こういう
ものからいわゆる
政治三
原則ができている。それは長崎の
国旗事件のあとの問題でございますが、それに関連して出てきている。そこで私は
陰謀に
加担したとか、あるいは
友好を妨げたとか、あるいは敵視したとか、そういうことがないという
意味においてなら、それはまた認めることになるのみならず、
友好的な
気持を持って近い国に接しようということは、われわれの
考えでもありますということを申し上げたと思います。しかのみならずわれわれがそういう
友好的な
気持を持ってつき合うとすれば、やはり
相互に
相手方の
立場という
ものを尊重しなければならぬ。しかも
内政に干渉し合ったらそういうことはできないんだ。こういうわれわれの
立場も必要であるということを申し上げたつもりでおります。
先ほどから申し上げているように、
福島君の
発言という
ものは、
政府との
関係はなく、
個人の
気持を話した、しかもその場所も
ホテルで、たまたま一人の
記者が来て、いわゆる
会見という形でなく問われたので、それに対して何か言うたということ、しかも
新聞に報道されることを意識して言うたことでもないようでございまするし、
政府は
関係がないということを何回も申し上げている
通りであります。
政府の
立場はどうかということについては、
先ほどから申し上げているように、この問題は非常に重要な問題でありますから、慎重に検討中であって、今とかくのことは百害あって
一利ないことであるということを繰り返し申し上げておるのであります。